2017年7月6日更新

ダヨーン、本気を出したら怖い変なおじさんを徹底紹介!【おそ松さん】

おそ松さん

赤塚不二夫生誕80周年記念作品、TVアニメ「おそ松さん」に登場する謎のおじさんダヨーンは、「THE怪人」と称されるほどの変な人物です。神出鬼没で、本気になったら友も子供も関係なく怖くなっちゃう、そんな謎に包まれたダヨーンを紹介します。

吸引力が衰えないダヨーンの大きな口

 『おそ松さん』に登場するダヨーンは、「THE怪人」と称され、どこにでも現れる謎に包まれたオジさんです。語尾に「(だ)よーん」をつけて話すその口は大口で、ありとあらゆるものを吸い込んでしまうほどの吸引力をもっています。

その脅威的な吸引力を見せつけたのが11話「マッチ売りのイヤミ」でイヤミが寒空の下マッチをすると、ダヨーンの幼少期のイメージが溢れ、暖かそうなクリスマスの光景が浮かび上がりました。美味しそうな料理を目の前に「いただくよ〜ん」と大きな口を開けた次の瞬間……   その大きな口で、料理、お皿からテーブル、さらになんとおじいさんとおばあさんまで、吸い込んでしまうという、もはや怪物のような吸引力を披露しました。「THE怪人」と称されるのも納得してしまいます。

ダヨーンの声を担当した声優は?

   そんな謎多きダヨーンの声を担当するのは、飛田展男です。1969年茨城県出身の声優であり、舞台俳優を務めるなど幅広く活躍しています。元々、藤岡弘も所属していた劇団NLT付属俳優教室の出身で、1982年に声優デビューを果たし、1985年『機動戦士Ζガンダム』の声優を務め、注目を集めました。

有名な役どころでいうと、ずばり『ちびまる子ちゃん』の丸尾くんではないでしょうか。『機動戦士Ζガンダム』のカミーユ・ビダンは多くの指示を集め、その後のガンダムシリーズには欠かせない声優さんとなりました。

飛田展男が演じるはキャラクターはどれも少し味のあるキャラで、他に『ぼのぼの』のしまっちゃうおじさんなど、ちょっと変なキャラクターから、クールなキャラクターまでを幅広く演じ分けられる、多彩な声優さんです。その点に関しては、メインになったり、脇役になったり、ただのモブキャラになったりするダヨーンの幅広さと似ていますね。

ダヨーン族の絆に感動!

  ダヨーン族の存在が明らかになったのは、23話「ダヨーン族」です。吹雪の夜、灯油を取りに行った上3兄弟が中々外から帰ってこないことを心配した下3兄弟が外へ出ると、酔いつぶれたダヨーンを見つけます。居所を知らないかと尋ねると、なんとダヨーンに吸い込まれてしまいました。吸い込まれた先には、なんだかおどろおどろしい雰囲気の洞窟のような場所でした。

不気味に感じながらも、奥へ歩みを進めていったその先には、なんとダヨーンと同じ顔をもった民族がたくさんいました。おそらく、ダヨーンに飲み込まれた元人間が、ダヨーンの体内で次第にダヨーン化していったためではないかという説もあります。確かにおじいちゃんおばあちゃんすらのみ込んでしまうダヨーンの吸引力を考えれば、それもありえそうです。

  ダヨーンの体内には、テレビやビデオ、AV、ゲームと、今までダヨーンが吸い込んできた数々の物で溢れていました。居心地が良くなったおそ松さん達はその暮らしに馴染み、顔もダヨーンそっくりになってしまいました。

しかし、どんどんダメ人間になっていくおそ松さん達を見て、ダヨーン族は涙ながらにもここから帰れと告げます。おそ松さん達を思いやるダヨーン族達の絆に、思わずこちらもウルっときてしまいます。しかし、家電も全て飲み込んでしまうダヨーン…やはりその吸引力は恐るべしです。

ダヨーンがメイド姿に!誰得?

  行く先々で突然現れる神出鬼没なダヨーンですが、基本はスーツで登場します。しかし、5話B「エスパーニャンコ」で見せたのはまさかのメイド服姿でした。一体誰が、この状況を望んだのでしょうか。ただただ、違和感しか感じません。

猫と話せる薬をもらいにデカパン研究所を訪れた十四松と一松でしたが、そこにいたのはさらっと登場するメイド服を着たダヨーンでした。何故!何故メイド服なのか、何故ここにいるのか、と特に言及する人物もいません。

どこにでも現れるダヨーンの正体がますます分からなくなってきました。あるときはスーツ、あるときはメイド服、またある時は、と物語の軸にもなったり、脇役にもなったり、全然関係ないところで登場したり、その振り幅の広さには脱帽です。しかし、ダヨーンのメイド服の需要はなさそうです。

デカパンを殺害した張本人?!

  常にデカパンとセットで行動することの多いダヨーンですが、そんな二人が主役回となる7話「北へ」は、謎に包まれたダヨーンに殺人疑惑が湧き上がりました。

カナダのオーロラを見に行こうと、仲良さげに旅に出たデカパンとダヨーンですが、水の奪い合いで溝ができてしまいます。そして、寒冷地で歩けなくなってしまったデカパンは氷漬けになります。一応ひきずって連れていくダヨーンですが、吊橋に差し掛かり、デカパンを連れて渡れないことを察すると、ダヨーンは迷わず突き落としたのです。

  簡単に友達を蹴落としてしまうダヨーンの、あの笑顔の裏は、実はとっても怖い人なのかもしれません。

本気を出したおじさんは怖いんダヨーン

  ダヨーンは、実はすごく怖い人なのかもしれない、という疑惑が確信となったのが、18話「逆襲のイヤミ」です。

デカパンとともに主役争奪レースに出場したダヨーンは、今までのキャラクターを放棄し、「なんとかだよ〜ん」というおきまりの台詞すら捨て、次々と主役候補達を蹴落としていきます。

ここで飛び出したファイナルダヨーンは、口から光線が飛び出し「茶番は終わりだクソガキども」「わしらのグッズもぎょうさん出さんかい」と、まるでダヨーンとデカパンの心の叫びのような台詞が繰り出されます。終いに「女を抱きたいよーん」とダヨーンの口から本音が飛び出します。

謎に包まれたおじさんは、実はすっごく優しくて、実はすっごく怖い人なんですね。「THE怪人」と称される理由もなんとなく頷けます。本気になると子供も友も関係なく本気になるオジさん、ダヨーンに、ほんの少し興味が出ました。