『機動戦士ガンダムAGE』とは
『機動戦士ガンダムAGE』は、2011年10月9日から2012年9月23日まで放送されたテレビアニメです。本作はガンダムシリーズ初となるゲーム化を前提とした企画で、コンピュータゲームメーカーのレベルファイブが企画協力として参加しました。
3人の主人公によって乗り継がれ、3世代に渡るストーリーとなっており、それぞれの世代ごとに第一部「フリット編」、第二部「アセム編」、第三部「キオ編」と第四部「三世代編」の四部構成となっています。キャラクターもこれまでのガンダムを知らない子供にも受け入れられるようなデザインとなり、ストーリーも従来のファンを落胆させない深い内容とし、幅広い層からの指示を得られるような設定となっていました。
三世代に渡る壮大な物語
人類が、スペースコロニーへと進出し、数百年が過ぎていました。宇宙の覇権をめぐる戦争が終わり、ようやく平和が訪れたかのように見えました。しかし、その平和も長くは続かなかったのです。
A.G.101年、突如現れた正体不明の敵「UE」により、スペースコロニー「エンジェル」は襲撃を受け、崩壊してしまいます。多くの人が犠牲となり、UEと地球連邦軍との間で戦争が勃発します。その襲撃の際に、少年フリットが母親から死に際にAGEデバイスを託され、その後、フリットの息子、そして孫と3世代に渡る少年たちが、伝説を受け継いでいき、およそ100年にわたって続くこととなる戦いの記録を描いた物語です。
三人の主人公たち
フリット・アスノ
第一部の主人公であり、全てはここから始まりました。幼少期に、EUの襲撃にあい、母親を亡くしてしまいます。その際に渡されたのが、AGデバイスです。これを元に、AGE-1に搭乗し、UEと戦います。
アセム・アスノ
第二部の主人公であり、フリットの息子です。父のフリットより、AGE-1を託され、軍隊へと入隊し、AGE-2に搭乗することとなります。父の偉大さや、友との戦いを前に葛藤を抱きます。
キオ・アスノ
第三部、第四部の主人公であり、アセムの息子であり、フリットの孫に当たります。第二部より行方不明となっていた父・アセムの顔は分からず、フリットを慕うおじいちゃんっ子でした。そして、地球戦争が始まったその日に、フリットから、AGE-3を託されることとなります。
登場するガンダムは一機だけ
『機動戦士ガンダムAGE』に搭乗するガンダムは、主人公が搭乗するガンダム一機のみで、「ガンダムを唯一無二の存在にしたい」という製作側の意思が反映されているそうです。
また、これまでのガンダムシリーズとは違い、「ガンダム対ガンダム」という構図が取り払われた作品となっております。
ゲーム化を前提としたメディアミックス作品
ガンダムシリーズ14作目ということで、株式会社レベルファイブが企画協力として参加し、ゲーム化を前提としたメディアミックス企画となりました。
レベルファイブが開発するコンピュータRPG『機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル/コズミックドライブ』や、アーケードゲーム『ゲイジングバトルベース』などが挙げられます。まさに現代っ子達向けに作られた作品ということがいえるでしょう。