『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』が地上波で復活
『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』は、原作の小説『機動戦士ガンダムUC』のオリジナルビデオアニメを再構成し、テレビシリーズとして放送されているものです。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後の世界を舞台に描いており、『機動戦士ガンダム』シリーズの総括的な役割を担っている作品です。宇宙世紀元年からの、新たに起こったジオン党と地球連邦軍との戦いを中心にストーリーは展開していきます。
UC世紀としては22年ぶりの快挙
ガンダムシリーズ作品がテレビアニメとして放送されるのは、22年ぶりのことです。
『機動戦士Vガンダム』以来のことであり、宇宙世紀ガンダムがテレビでもう一度見られると、かつてのファンからも期待と喜びの声が寄せられています。新しい視聴者層である子どもとその親世代へのアピールも期待でき、今後も更なる展開が楽しみです。
『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のあらすじ
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で描かれた世界から3年後の宇宙世紀0096年。ネオ・ジオンの残党「袖付き」が地球連邦政府の重要機密である「ラプラスの箱」を手に入れたことで、地球連邦軍との戦いが勃発します。
民間の普通の学生であった主人公のバナージは、ユニコーンのような角を持つモビルスーツ、ガンダムユニコーンを託されたことにより、「袖付き」と地球連邦軍の闘争に巻き込まれていくことになります。
主要キャラクター
バナージ・リンクス
民間人であり、アナハイム工業専門学校に通う少年。地球連邦政府の重要機密である「ラプラスの箱」を所有しているピスト財団の当主を父に持ち、その記憶を消されて母に育てられたという出生の秘密を持っていますが、本人はいたって平凡で普通の学生です。
ネオ・ジオン残党の反乱により父と再会し、自身の出生の秘密を打ち明けられます。「ラプラスの箱」についての秘密も知らされ、モビルスーツ、ガンダムユニコーンを託されたことをきっかけにジオンと地球連邦軍の戦いに巻き込まれていきます。
オードリー・バーン
主人公バナージ・リンクスと同じ年代の症状で、その謎めいた神秘的な美しさから、バナージはひと目で恋に落ちてしまいます。実は彼女にも出生の秘密が有り、ザビ家の末裔であるということを、地球連邦軍から明かされます。
リディ・マーセナス
地球連邦軍の「ロンド・ベル」の隊員であり、ネオ・ジオン残党「袖付き」との闘争の中心的存在の人物です。連邦政府の有力な政治家を一族に持つ家柄であり、そのため、政府の重要機密である「ラプラスの箱」には関わらざるを得ない状態になります。
フル・フロンタル
かつてのシャア・アズナブルを思わせる風貌の謎めいた人物です。口調や仕草などもシャアそっくりであると噂されており、シャアが昔呼ばれていたことに由来して「赤い彗星の再来」と謳われます。ネオ・ジオン残党の「袖付き」を統率し、地球連邦軍との「ラプラスの箱」をめぐる闘争を繰り広げます。
メ〜テレってどんなテレビ局?
『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』は、テレビ朝日系列、サンライズ・メ~テレ制作のテレビアニメです。メ~テレは名古屋を中心とした中京地域ローカルの放送局です。メ~テレは愛称であり、名古屋テレビという名称が一般的です。羊の皮をかぶった狼のマスコットキャラクター「ウルフィ」でおなじみとなっています。
副音声解説はよゐこ・濱口優
『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』は、テレビ放送を記念して、初回から第3回放送まで、副音声放送の企画を行いました。
この副音声企画は、作者である福井晴敏をはじめ、よゐこ・濱口優や、リディ役の声優、浪川大輔、サンライズプロデューサー、小川尚弘の4人がアニメ本編を見ながら、ガンダムについて熱く語るというものです。同年代である副音声企画出演者の思いを聞くことで、さらにガンダムユニコーンの世界を深く楽しむことができます。