『ハンター×ハンター』旅の始まり!「ハンター試験編」を詳しく見ていこう!

2017年7月6日更新

1998年から雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載され人気を集めている作品が『ハンター×ハンター』。主人公のゴン=フリークスをはじめクラピカやレオリオ、キルアにも焦点を当てながら、物語の始まりとなる「ハンター試験編」をご紹介します。

「ハンター試験編」ってなに?

ゴン=フリークス

主人公の少年ゴン=フリークスが父親のジンと出会うために同じハンターという職に就き、冒険を続けていく『ハンター×ハンター』。その物語の始まりを描いたのが「ハンター試験編」で、単行本で既刊33巻のうち1巻から5巻にあたります。

ゴンが父親の素性について知り冒険に旅立つところから、同志のクラピカやレオリオに出会い、厳しいハンター試験に合格するところまでを描いています。

ゴンの旅立ち

ゴン=フリークス

くじら島に住んでいるゴンは、幼い時に森で獣に襲われカイトに助けられます。彼はハンターであり、同じく優秀なハンターとして活躍しているゴンの父、ジンのことを知っていました。

父親のことを知ったゴンはハンターという職業に憧れを抱くようになり、自分も父のようになりたいと思うようになります。しかし育ての親である従姉妹のミトはあまりいい顔をしませんでした。

ミト

ジンに対して良い印象を持っていなかったミトは、「主を釣り上げたらハンター試験を受けても良い」とゴンに提案します。到底達成できるはずがないと思っていたこの条件を、ゴンは見事にクリアしました。大人が5人がかりでも捕らえられなかった主を釣ってみせたのです。

こうしてゴンは第287期ハンター試験の会場に向かうため、故郷を旅立ったのでした。

クラピカ、レオリオとの出会い

クラピカ

試験会場に向かう道すがら、ゴンは同じ志を持つクラピカとレオリオに出会います。3人は船が嵐の中を進んでいくのをものともせず、目標に向かって突き進んでいきました。

クラピカは少数民族クルタ族の生き残りで、幻影旅団の連中に奪われた仲間の眼球を取り戻すためハンターを志しています。頭が良く落ち着いていて、膨大な知識と洞察力に優れていることが強みです。

プライドが高いので冷淡な性格でありつつも、実は情に厚い面も持ち合わせています。強気な発言が目立つ一方不安定で、過去に仲間を失ったことがトラウマであるためか、味方に危機が訪れると冷静さを失う描写も。目的のために命知らずな行動に出ることもあります。

レオリオ

対してレオリオは単純な性格で感情の浮き沈みが激しい人物です。酒や女に弱く、お金に強い執着心を見せます。亡くなった友人と同じ病気の子供を無料で診察し助けたいという夢があり、医者になる際の資金繰りのためにハンター試験合格を目指しているのです。

粗悪な言動のせいで誤解されがちですが本当は義理堅く、コミュニケーション能力が高いためにすぐにゴンと仲良くなりました。他人のために自分の命を顧みず行動することもあるようです。

タイプの違うクラピカとレオリオは会ってすぐにそりが合わず、口論から決闘まで発展しそうになります。その時船員が海に落ちそうになったのを3人で助けたことをきっかけに意気投合し、共に試験会場へ向かうことになったのです。

凶狸狐

ドーレ港に到着したものの、会場とは正反対の方へ進んでいく3人。怪しげな老婆にドキドキ二択クイズを出題されたり、凶狸狐という魔獣に出くわしたりします。あの手この手で惑わそうとする凶狸狐に対し、ゴンたちは力を合わせてピンチを切り抜けました。

すると、凶狸狐は自分がハンター試験会場へのナビゲーターであり、3人を試していたことを明かします。3人は試験を受ける資格があると認められ、無事会場まで送ってもらうことができました。

キルアとの出会い

キルア

3人が会場へたどり着くと、定食屋の下に存在する地下道にはハンター志願者が大勢集まっていました。ゴンはそこで、後に親友となるキルア=ゾルディックと出会います。

キルアは有名な暗殺一家であるゾルディック家の三男で、頭の回転が速い現実主義者です。幼い頃から暗殺者になるための教育を受けていて、既にかなりの実戦経験を積んでいます。

ハンター試験は暇つぶしのために軽い気持ちで受けましたが、そこでゴンと生まれてはじめて友達になります。ゾルディック家の人間の中でも特に高い暗殺術を誇るキルラは最終試験で対戦相手を殺害し失格となりますが、第288期で受験者を全て倒し唯一の合格者となりました。

高い基礎能力を持つゴンとクラピカ、レオリオ、キルアは試験を通して強い信頼関係を築きます。この関係は次のククルーマウンテンで大いに発揮されることとなるのです。

ハンター試験

第一次試験

ハンターハンター

ハンター試験の第一次試験の課題は「二次試験会場まで試験官について行くこと」です。これは場所も到着する時間も分からず、ただひたすら走り続けるという体力と気力が試される持久走となっています。

6時間が経過し脱落者がで始める中、4人はお互いの志望動機を話し合いながらヌメーレ湿原にたどり着きました。そこは「詐欺師の塒(ねぐら)」と呼ばれ魔獣が現れる場所ですが、同じ受験生であるヒソカのおかげで一度はピンチを乗り越えます。

しかし、再び走っているうちに突然ヒソカが周りの受験生を襲い始めました。レオリオとゴンが立ち向かうも一向に敵いません。ヒソカは2人が合格だと言い放つと、気絶したレオリオを連れて去って行きました。

第二次試験

ブハラ メンチ

第二次試験では料理が課題として出題されます。試験官のブハラから出された「豚の丸焼き」という課題を、4人は力を合わせて狂暴な豚をしとめ難なくクリアします。

続くメンチからの課題は「スシ」で、受験生のほとんどが料理を知らず困惑します。作り方を知っていたハンゾーが大声でレシピを教えたため、受験生は次々にスシを完成させました。しかしこのことを怒ったメンチは、全員を不合格としてしまいます。

ネテロ

激怒した受験生たちの元にやってきたのは、ハンター試験委員会の会長を務めるネテロでした。ネテロはメンチに再試験を行わせ、「ゆで卵」という課題が受験生に提示されました。

材料となるクモワシの卵は渓谷にあり、受験生の6割が恐怖にも屈することなく課題をクリアして見せました。

第三次試験

ゴン

塔の上に集められた受験生は「72時間以内に生きて下まで降りてくる」という課題を課せられます。隠し扉を通って塔の中へ4人が入ると、そこは「多数決の道」があり、全て選択肢を多数決で決めていくというコースが待っていました。

トンパを加えた5人の元に試験官が立ちふさがります。5人の試練官と一対一で戦い、3勝することが先へ進む条件として提示されました。ゴンはセドカンとどちらが早く相手のろうそくの火を消せるか競い、見事勝利。

クラピカはマジタニに、キルアはジョネスに打ち勝って3勝を掴み取りますが、脱出までのリミットを50時間も短縮されてしまいます。残り時間が60分を切った時、「5人で長く困難な道を行くか、3人で短く簡単な道を行くか」という最後の問題が出されます。

意見が割れて険悪なムードが漂いましたが、困難な道から壁を破壊して短い道へ入り、脱出するというゴンの機転によって5人全員が合格することができました。

第四次試験

ゼビル島

ゼビル島で行われた第四試験は「受験生同士で互いのナンバープレートを奪い合う」というもの。ゴンが当たったのは44番のヒソカでした。ヒソカに気づかれないように釣り竿を使ってプレートを奪うため、ゴンは特訓を開始します。

血の匂いに惹かれる蝶を利用して、ゴンはヒソカをおびき寄せます。その後受験生を襲うヒソカの隙を狙ってプレートを奪いますが、ゲレタが放った吹き矢が当たり倒されて持ち去られてしまいました。その後ゲレタを殺したヒソカが現れ、貸しと言って2枚のプレートをゴンに差し出します。

ハンターハンター

出典: festy.jp

第四次試験の最終日に再会したゴンとレオリオ、クラピカは発見した洞窟に閉じ込められてしまいます。ヘビの毒にやられたレオリオをゴンは解毒剤で助け、機転を働かせて洞窟を脱出する方法を考えつきました。催眠ガスで充満させ、ヘビを眠らせることを思いついたのです。

ゴンは息を止めてガスを洞窟内に充満させ、眠ってしまったレオリオとクラピカ、ボンズを抱えて走り洞窟を抜けだしました。試験終了の合図でスタート地点に戻ってきた受験生は9人しかいませんでした。

最終試験

最終試験

満を持して行われた最終試験は「敗北した者が上に登る」というトーナメント制のバトルで、相手にまいったと言わせて一勝すれば合格というものでした。ゴンは格闘に優れているハンゾーと対峙します。

腕を折られても屈することなく戦い続けるゴンの強い意志に負けたハンゾーはとうとう降参しますが、ゴンはそれさえも許しませんでした。そのことに怒ったハンゾーにゴンは殴り飛ばされ、意識がブラックアウトしてしまいます。

控え室で目が覚めたゴンは、不完全燃焼ながらも自分の合格を受け入れます。そして、キルアが対戦相手を殺して自ら失格になったことを聞き驚愕したのです。

キルアがバトルを放棄したのは、次の相手が兄であったからでした。失格になった経緯を聞いたゴンはギタラクルにキルアの行方を訪ねます。こうしてクラピカとレオリオとともに、3人はククルーマウンテンへ救出に向かうのです。