「ハンターハンター」の編を順番に一覧解説！1番面白い編はどれ？

「ハンターハンター」はジャンプで連載されている作品で、2度もアニメ化されているほどの人気を誇っています。2022年11月に発売された新刊を含めると37巻の長作になるので、今回は各編のあらすじやおすすめの編を紹介します。

ハンターハンターのアニメは2種類あり、1999年から2001年まで放送された旧アニメ版と2011年から2014年まで放送された新アニメ版があります。 旧アニメ版はTVシリーズではヨークシン編の中盤まで、OVAでグリードアイランド編完結まで描いています。新アニメ版では32巻の会長選挙編終盤までTVシリーズで放送されました。

個人的な見解になりますが、ハンターハンターで1番面白い編はキメラアント編だと思います。 その理由としてはこれまでのゴンを中心とした冒険ストーリーだった雰囲気が変わり、緊迫感のある重厚なストーリーが描かれています。 これまではまっすぐで正義感の強い王道的な主人公だったゴンのダークな一面や、キルアを始めとした主要キャラクターたちのドラマに目が離せません。 また、人間対キメラアントという構図にはなっていますが、単純に善対悪という構図ではなく、人間の悪意の恐ろしさを感じさせる内容に衝撃を受けました。 特にキメラアントの王メルエムが誕生し、徐々にアイデンティティを確立していく姿やラストシーンは漫画史に残る名シーンでしょう。ハンターハンターで最も長い編ではありますが、一番オススメの編です。

「ハンターハンター」の各編が漫画ではどこから始まっているのか、各編のあらすじなどを時系列順に紹介していきます。アニメを見て、漫画を読もうとしている方は参考にしていただければと思います。

くじら島に住む少年ゴン＝フリークスは、幼少期にキツネグマに襲われていたところをハンターのカイトに助けられ、死んでいたと思っていた父親ジンが生きていることを知ります。父親が凄腕のハンターであったことを知ったゴンは、父親と会うため、ハンターを目指します。 くじら島から試験に向かう道中に同じ受験者であるクラピカ、レオリオと一緒に謎や試練を乗り越えて試験会場にたどり着きます。 ゴンは受験会場で出会ったキルアとも協力しながら、厳しい試験を乗り越えていきます。

試験終了後、寝込んでいたゴンは最終試験でキルアが兄のイルミと戦った直後から、様子がおかしくなり、自ら不合格となって会場を去ったことを知りました。ゴンはイルミからキルアがククルーマウンテンにある実家に戻ったことを聞き出します。 ゴン、レオリオ、クラピカはキルアに会うため、すぐさま、飛行船でククルーマウンテンが向かいます。キルアに会おうとしますが連絡を取り次ぐ執事に門前払いを受けます。そこで、ゴンたちはゾルディク家に入るための試練となる試しの門を突破するための修行を行うことにします。

ヨークシンシティでの再会を約束し、クラピカ、レオリオと別れたゴンとキルアは修行のために天空闘技場へと向かいます。そこで、キルアは異常な打たれ強さを持つ少年ズシと師匠のウイングと出会います。 得体の知れない雰囲気に疑問を持ったキルアは、強さの秘密を知るため最上階まで勝ち上がることを決めます。そして、トップの闘技者がたどり着ける200階に到達したゴンとキルアに待ち構えていたのはハンター試験で出会ったヒソカでした。 ヒソカはまだ早いと選手登録を妨害してきます。そこに二人を心配したウイングが現れ、オーラを自在に操り、力に変える念能力の存在を教えられ、念能力に目覚めたことでヒソカの妨害を突破し、選手登録を成功させ、200階の猛者たちと渡り合うため念の修行に励んでいきます。

天空闘技場で目標としていたヒソカとの戦いを果たしたゴンはキルアと共に故郷くじら島に戻ることにします。 これまで、戦いや修行の日々を過ごしていた二人はくじら島でゆったりとした時間を過ごします。ゴンがハンターになることを反対していたミトでしたが、成長したゴンの姿を見て、ジンが島から出る際に残していった箱を渡しました。 ゴンとキルアは箱の開封に成功し、ハンター専用のゲームソフト「グリードアイランド」(G.I)の存在を知り、「G.I」がヨークシンのオークションに出品される情報を入手した二人はジンの手がかりを求めてヨークシンに向かいます。

ヨークシンでゴンとキルアはレオリオと再会し、G.Iを手に入れるための資金調達を開始します。クラピカはマフィア「ノストラードファミリー」の用心棒としてヨークシンに訪れます。 幻影旅団はオークションの商品を強奪するためを計画し、オークションを主宰するマフィアの抗争に発展します。マフィアは幻影旅団のメンバーに賞金を懸け、資金調達に苦しんでいたゴンたちは捕獲を試み、尾行しますが、逆に捕まってしまいました。 幻影旅団のアジトから脱出することに成功したゴンとキルアは、メンバーの一人を倒したクラピカを幻影旅団が追っていることを知り、命が狙わていることを伝えます。 そして、レオリオとクラピカ、クラピカの同僚であるセンリツの5人で再び幻影旅団を狙いますが、ゴンとキルアはまたも捕まってしまいますが、団長であるクロロの捕獲に成功し、クラピカは人質交換の提案をします。

資金調達に失敗したゴンたちは「G.I」を手に入れることはできませんでした。しかし、競売にかけられていたすべてのソフトを入手した大富豪バッテラに接触し、ゲーム参加をかけた試験に挑むチャンスを獲得します。 試験に合格し、ゴンは持っていたメモリーカードを使用してゲームを始めると、ジンからのメッセージを聞くことができました。内容はジンの手掛かりはないということ、このゲームを楽しめというものでした。 意気揚々とゲームを始めるゴンとキルアでしたが、初心者である二人は魔法カードの罠にあったり、入手したカードを奪われたりと散々な目に遭います。二人の素質に目をつけたハンタービスケよって、ゴンとキルアはどんどんと成長していきます。修行を一段落させたゴンたちはゲームクリアに向けて攻略を始めていきます。

G.Iをクリアしたゴンとキルアは、クリア特典で魔法カード「同行(アカンパニー)」を使って、ジンに会おうとしましたが、行き着いた先はゴンの恩人であるカイトの元でした。ジンに会えず悔しがるゴンでしたがカイトの仕事を協力することにします。 カイトの元に見たこともない巨大生物の体の一部が見つかったと連絡が入り、調べるとキメラアントと呼ばれる蟻と言うことがわかり、人間も捕食する可能性があるとわかりました。閉鎖国家NGLで繁殖に成功した蟻たちは、人間を食料として狙い始め、ゴンたちは蟻たちの駆除を始めます。 始めは優勢でしたが、蟻たちも念能力に目覚め始め、女王蟻は生まれてくる王を守るために強大な力を持った3匹の護衛軍を生み出しました。護衛軍の1匹ネフェルピトーに襲われ、カイトは片腕を失い、ゴンとキルアは見捨てるような形での脱出を余儀なくされます。 蟻たちの驚異的な戦闘能力を深刻に見たハンター協会は会長であるネテロ自ら解決に乗り出します。

多くの被害を出したキメラアントとの戦いは終わりを迎えましたが、ハンター協会会長ネテロも戦いの中で死亡しました。自分の死を想定して、ネテロは会長の座を選挙で決めるようにと遺言を残していました。 会長選挙は会長の座を狙うパリストン、それを防ごうとするハンター協会最高幹部の十二支ん、ジンの情報戦が繰り広げられることになります。 キルアはネフェルピトーを倒すために自分の限界以上の力を得た代償で瀕死になったゴンを助けるため、ゾルディク家に幽閉されている妹・アルカの元を訪ねます。そして、ゴンの治療を阻止しようとイルミがアルカの殺害を計画します。

カキン帝国は突然、不可侵条約が締結されていた世界の外側にある「暗黒大陸」への進出を突如宣言します。そして、探検隊の隊長を務めるのは亡くなったネテロ会長の息子を名乗るビヨンド=ネテロでした。 宣言を受け、十二支んはビヨンドの捕獲を命じられますが、なんとビヨンドは自分の足でハンター協会に訪れ、身柄を拘束されます。ハンター協会会長となったチードルは故ネテロ会長からの遺言と、5大陸の代表であるV5からの依頼に従うため、ビヨンドの監視を行いながら暗黒大陸を攻略することを決めます。 そして、暗黒大陸に向かう輸送船B・W号の中では、14人の王子たちの次期王の座をかけた殺し合いも行われ、カキン帝国の国宝を狙う幻影旅団と団員の命を狙うヒソカの戦いも始まり、混乱した状況になっていきます。

漫画『HUNTER×HUNTER』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70%オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。 この機会に是非コミックシーモアで『HUNTER×HUNTER』を一気読みしてくださいね！

「ハンターハンター」は約3年11か月の長期休載を終え、10月24日に発売される週刊少年ジャンプ47号で連載が再開しました。どのような物語が展開されていくのか、待ち遠しくてたまらないですね！