「ヨークシン編」ってなに?
コミックもテレビアニメも大人気の、冨樫義博による少年漫画『HUNTER×HUNTER』。
ハンターハンターは長編マンガで、いくつかの章にわかれて構成されています。その中でコミックの8巻から13巻、話数にすると71話から119話で描かれた物語が、ヨークシン編または幻影旅団編と呼ばれているものになります。
どうしてヨークシンに行くことになったのか
ヨークシン編の前の話「くじら島への里帰り編」で、ゴンとキルアはゴンの故郷に戻り、彼の父親ジンを探す為の手がかり、ハンター専用のゲームソフトG.I(グリードアイランド)というものの存在を知ります。
このG.Iがオークションに出品されるというので、オークションで有名な都市であるヨークシンへ向かうことになりました。
「幻影旅団」って何?
幻影旅団は13人のメンバーで構成される盗賊団の名称です。
オークションに出品される品物を全て盗む目的のために、会場のあるヨークシンへやってきたのでした。
団長・クロロ
26歳の特質系能力者。戦闘能力が格段に高く、頭も良く洞察力があります。
ノブナガ=ハザマ
強化系能力者。31歳。刀を持っていて、我の強い性格です。
ヒソカ=モロ
変化系能力者。ピエロに似た格好で、武器はトランプです。
初期メンバーはクロロ、マチ、パクノダ、ノブナガ、ウボォーギン、フェイタン、フィンクス、シャルナーク、フランクリンでしたが、現役の団員を倒した者が新たに団員となったり、団員の推薦で入団するケースもあり、入れ替わりが激しい盗賊団といえるでしょう。
その他の登場人物
ノストラード組
ライト=ノストラードがボスをつとめるノストラードファミリー。まだ下級マファア組織ですが、ボスの娘・ネオン=ノストラードの予知能力を使って財を築いています。多くの構成員がいます。
ゾルディック家
殺人を依頼されてヨークシンへやってきた暗殺者一家。キルアの家族です。
父シルバと祖父ゼノらがヨークシンに潜入。
レオリオ=パラディナイト
ゴンとキルアとはハンター試験で知り合った青年。ハンターになることで得られる待遇を利用して医師になろうとしています。
以前にゴンたちと別れるときに約束したとおり、ヨークシンで再会を果たしました。
クラピカ
レオリオと同じくハンター試験でゴンたちと知り合った新米ハンターです。絶滅したと思われているクルタ族の生き残りであり、自分以外のクルタ族を滅ぼした幻影旅団に復讐し、彼らの奪った全ての緋の目を回収するため、ハンターとなりました。
ヨークシン編ではその目的を果たすべく、マフィアであるノストラード組に入りオークションに紛れ込みました。
「幻影旅団」との闘い
グリードアイランドとは
ジョイステーションというゲーム機の専用ソフト。
100本のみの限定発売で58億ジェニーという高額だったのに2万以上の注文があったといいます。ハンター専用ソフト=ハンターなら58億くらい用意できて当然という価格設定だったそうです。
ハンターのみプレイすることができます。
オークションのためには
グリードアイランド落札のために、最低でも58億ジェニーが必要だと知ったゴンとキルア。お金を稼ごうとしますが、そんなにすぐ貯められる金額ではありません。
そこで、オークションの商品を盗みにやってきていた幻影旅団を捕まえれば、超A級の賞金首なので高額の賞金が手に入る、と考えました。
その頃クラピカは
復讐のためにノストラード組に護衛として入っていたクラピカ。
クルタ族は緋の眼の美術的価値から、体からくりぬかれて珍品として売られることもあったので、オークションにだされるのではないかと予想していたのです。
一方幻影旅団も
商品強奪を計画していたクロロたち。しかしノストラード組のネオンの念能力による予知で、オークションの商品は保管場所を変更されていました。
護衛のクラピカは幻影旅団のウボォーギンと戦闘になりました。殺害し勝利したものの以降旅団には仇として恨まれることになります。
シルバとゼノ
オークションを仕切っている十老頭(マフィア)の方では、幻影旅団に高額の賞金をかける一方で、シルバとゼノを幻影旅団抹殺のために雇っていました。シルバはキルアの父、ゼノは祖父です。
団長のクロロに暗殺を仕掛けますが失敗します。
そして終盤、ゴンとキルア、レオリオは賞金のために幻影旅団を追い、ウヴォーギンとの戦闘を終えたクラピカと合流してアジトを探しあて、旅団との戦いに挑みます。
それぞれの立場が交錯する派手なバトルと緊迫した話運びが見逃せないヨークシン編。ファンからの評価も高い一遍となっています。