2017年7月6日更新

『ハンター×ハンター』最強蟻軍団登場!「キメラアント編」を詳しく見ていこう!

『HUNTER×HUNTER』の中でも、熱いバトルあり!泣ける人間関係あり!で有名な長編の一つ、キメラアント編。衝撃の結末を迎え、ゴンがようやく父親と再会したことでも話題です。今回は、そんなキメラアント編の魅力をご紹介したいと思います!

「キメラアント編」ってなに?

キメラアント編とは、『ハンター×ハンター』における長編の一つ。マンガでは186話~318話(18巻~31巻)に該当し、2011年のマッドハウス版アニメでは、76話~136話に渡って放送されました。1999年のフジテレビ版アニメについては、G・I編まで打ち切りになったため、映像化していません。

グリーン・アイランド編において、見事にゲームをクリアしたゴンとキルア。その後、クリア賞品である呪文カードを使用し、ゴンの父・ジンに会おうとします。しかし、それを読んでいたジンの策により、その弟子・カイトのもとへと飛ばされてしまいました。

やがて2人は、カイトらの調査に協力する中で、”キメラアント”という生物の存在を知ることに。そして、異常成長を遂げた”キメラアントの女王”は、兵隊蟻を使って人間を襲うようになるのです。これにより、ハンターたちはその存在を危険視し始めるのですが……。

キメラアントって何者?

キメラアントは、正式には「キメラ=アント」と表記されており、第一級隔離指定種に認定されている昆虫のことです。女王蟻は”摂取交配”という特殊な生態を持ち、他の生物を捕食することで、その特徴を次世代へ繁栄させることができます。

その際に受け継がれるのは、外見的な特徴や習性だけでなく、前世の記憶が残ることもあるのだとか。気に入った餌を見つけた場合、その種が絶えるまで食べ続けることがあり、通称「美食の蟻(グルメアント)」と呼ばれています。

キメラアントの軍団は王を頂点とし、王直属軍・師団長・兵隊長など、いくつかの階級で構成される模様。階級ごとに能力差はあるものの、上位になるほど強靭な肉体と強い生命力を持つため、普通の人間や並のハンターでは歯が立ちません。ジン曰はく、世界の「外側」から来た外来種であるとのこと。

戦闘シーンのオンパレード

カイトVSネフェルピトー

キメラアントの襲撃を退け、順調に調査を進めていたカイトたちでしたが、王直属護衛軍の一人・ネフェルピトーと戦闘になります。カイトは一目見ただけで死の危険を感じましたが、右腕を切り落とされてもなお、ゴンとキルアを守るために戦いました。

2人を逃がした後、右腕のハンデを背負いながら奮戦を続けるものの、首を落とされて敗北し死亡。念能力によって肉体のみ修復され、トレーニング用の操り人形として扱われていたようです。

幻影旅団VSザザン

幻影旅団の拠点「流星街」では、王や他の幹部と袂を分かった、元師団長ザザンが女王を自称して国家を造ろうと企てていました。ザザン率いる蟻たちの侵略を受ける中、カルト・シズク・フェイタンを始めとする、6人の団員がこの危機に立ちあがります。

6人の団員は、ザザンが女王の城に居ると知り正面突破を行うことに。さらに、メンバー内で誰がザザンを倒すかという競争になり、それぞれ散らばって討伐に向かいました。

そして、各自がキメラアントと相対した時、ザザンと戦っていたのはフェイタンでした。2人の実力はほぼ互角でしたが、フェイタン仕込み傘で顔を傷付けられ、ザザンが激昂。念能力によって醜悪な怪物へ変貌し、全身の皮膚の強度が飛躍的に増しました。

ザザンはその後、フェイタン右腕を切り落とすなど一時的に優位に立ちます。しかし、あまりにも実力が拮抗していたことで、ギリギリの状態は変わらないままでした。最終的に、フェイタンの奥の手「太陽に灼かれて(ライジングサン)」が発動され、ザザンに勝利します。

ネテロVSメルエム

キメラアント編の見所の一つは、ハンター協会”最強とキメラアントの”王”の直接対決!この戦いにおいて、両者の実力は拮抗しており、メルエムはネテロを「人間の個の極地」と称賛します。ですが、ネテロの奮戦も空しく、右脚と左腕を落とされてしまいました。

メルエムが終始圧倒し続け、ネテロの奥の手「零の掌」までも凌いでみせます。しかし、ネテロの心肺停止と同時に、体に埋め込んでいた「貧者の薔薇」が爆発。ネテロの死後、メルエムも薔薇の毒によって死亡し、命を賭した作戦によって両者相討ちの結果に終わりました。

キルアVSイカルゴ

キルアは、人間の命を奪う「選別」を食い止めるため、村や町を走り回って避難を呼びかけていました。しかしその時、遥か遠くから何者かの狙撃を受け、キメラント「イカルゴ」から狙われることになります。

ある機転で居所を突き止め、地底湖へ飛び降りたイカルゴの後を追うキルア。イカルゴは予想外の反撃を受けた上に、「監視している仲間の能力を教えろ」と脅されてしまいます。葛藤の末、「仲間は売れない」と自滅しようとしますが、それを助けたのは何とキルアでした。

さらに新たな刺客が現れ、キルアは何とか勝利するものの命の危険を伴う深手を負います。それを見たイカルゴは、”かっこいい”、”友達になりたい”と言ってくれた人を助けると決意。これ以降、2人は数々の闘いで助け合う相棒のような関係になりました。

ゴンVSネフェルピトー

ゴンはカイトの生存を信じ続け、ネフェルピトーの念能力で復活させてもらうよう頼みますが、すでに死亡していたと明かされました。その事実で復讐に目覚めたゴンは、自身の身体を顧みない制約と誓約を設け、フェネルピトーを倒せる年齢まで強制的に成長します。

その後、極限まで増大した念能力によって、ゴンはフェネルピトーを圧倒。その場に駆けつけたキルアが目にしたのは、事切れる寸前の相手に最後の一撃を放つゴンの姿でした。そして、骸人形として蘇ったフェネルピトーは、ゴンの右腕を切り落とします。

しかし、それを全く意に介さずフェネルピトーにトドメをさすゴン。全てを捨てた戦いにより、キメラント討伐後は病院で生命維持装置を付けられ、骨と皮のみの無残な姿に変わり果ててしまいました。

キメラアント主要人物まとめ

女王

キメラアントたちを生み出した女王。原因は不明ですが、人間並の身体と知性を持っており、重傷を負った状態でバルサ諸島海域を漂流していました。NGL付近の海岸に流れ着き、その時に食べた人間を極上の餌と見なしたことで、本能に従って捕食を始めます。

その後、摂取交配という産卵形態で無数の兵隊蟻を生み出し、NGKに一大コミュニティを形成。しかし、生後間もないメルエムに襲われ、ハンター協会側に投降して治療を受けましたが、回復が叶わず死亡しました。

王(メルエム)

地球の生物を「統一」し、キメラアントをさらなる次元へ進化させることを目標とする、キメラアントの王・メルエム。誕生するなり、母親である女王を不要な存在と切り捨て、護衛軍らを率いて独裁国家東ゴルドー共和国を乗っ取りました。

その後は、国民の中から良質な食糧を選びだす「選別」を開始し、暴力と恐怖で支配する暴君として君臨するようになります。しかし、東ゴルドー発祥の遊戯「軍儀」に興じていたところ、その王者だった少女・コムギに敗北。これをきっかけに、メルエムの中で価値観の変化が起こり始めます。

ネフェルピトー

女王によって直接名付けられた”王直属護衛軍”の一人で、特質系の能力者。プロハンターですら恐れる不気味なオーラを発しており、戦闘力が極めて高いことから、部下たちからも恐れられる存在です。

戦いを好む性格で、楽しいと感じたものに夢中になってしまい、周りが見えなくなる癖があるとのこと。また、対象者の脳を針で操り、情報を引き出すという念能力などを持っています。メルエムに従って東ゴルドーへ進出後、総帥マサゴルディーゴとその軍隊を操り、指揮を執る役目を担っていました。

ハンター協会主要人物まとめ

ゴン=フリークス

クジラ島の出身で、伯母の元で大自然に囲まれて育ったゴン。8歳の時にカイトと出会い、消息不明の父・ジンの情報を得たことにより、ハンターへの憧れを抱くようになりました。11歳の時、父親を探しハンターになる夢を叶えるため、クジラ島を旅立つ決意をします。

G・Iクリア後、東ゴルドー共和国でキメラアント討伐隊に参加。しかし、フェネルピトーによってカイトが改造されてしまい、元に戻すため激しい戦いへと身を投じます。最終的に、フェネルピトーへの復讐心だけを募らせ、命を賭した戦い方で再起不能になってしまいました。

キルア=ゾルディック

幼い頃から暗殺と戦闘技術の英才教育を受け、実際に殺し屋家業を行っていたこともあるという、ゾルディック家一の資質の持ち主。将来を期待をする一族に嫌気が差しており、気まぐれで受けたハンター試験でゴンたちに出会い、後の人生を大きく変えることになります。

当初キルアは、兄のイルミの針操作を受けており、戦いに”勝てるかどうか”を考えすぎる欠点がありました。キメラアントとの闘いで針の存在に気付き、これを外したことで、強迫観念のような戒めを解くことに成功。精神的な成長と同時に、ハンターとしても念能力者としても飛躍的な成長を遂げました。

アイザック=ネテロ

ハンター協会の最高責任者。元は無名の武道家で、46歳の時に肉体と才能の限界に気づき葛藤した末、武道に恩を返すべく冬の山籠もりを決行しました。日課をこなして過ごす内に能力が開花し始め、世界最強の武道家になったそうです。

また作中では、ネテロを最強とする発言もありますが、本人曰く全盛期は半世紀以上前のことなのだとか。キメラアント討伐時には、当時の半分ほどの実力まで衰えていました。そのため、山籠もりによる精神統一を行った上で、王との戦いに挑んでいます。

カイト

詳しい出自については不明で、昔スラム街でジンと出会ったことにより、ハンターとして生きる術を教わったとのこと。かつてクジラ島に立ち寄った際、キツネグマに襲われていたゴンを救いジンに関する情報を与えたことで、ハンターを志すきっかけをつくりました。

ジンの試験クリア後は、プロハンターになって調査チームを組み、生物調査の活動を行っています。しかし、調査の過程でゴンと再会した後、フェネルピトーの襲撃を受けて死亡することに。カイトの死は、ゴンに深い悲しみを与えたのですが……。

実は、女王の死後体内に残っていた、メルエムの双子の妹らしきキメラアントに転生していたことが判明。やがて人間の頃の記憶を取り戻し、ゴンや仲間たちとの再会を果たしました。

ゴンは結局どうなったのか

全てが終わった後、ネフェルピトーとの戦いで再起不能になったゴンを救うため、仲間たちはあらゆる手を尽くそうとします。具体的な救出策が見つからず途方に暮れる中、キルアが提案したのは、ゾルディック家のアルカに復活させてもらうことでした。

このアルカには、不思議な力が備わっており、”ナニカ”と呼ばれる第2人格を呼び出すことが可能。ナニカは一定の制約の下で、物質的・時間的な法則さえも超え、全ての願いを叶える能力を持っているそうです。

ナニカのおかげで、無事に復活を果たしたゴンは、ハンター協会のレオリオのもとへ報告に向かいます。さらにこの時、探していたジンと思いがけず再会することになり、再び落ち合う約束をして別れました。