2021年7月8日更新

【ネタバレ】映画『ゴジラvsコング』あらすじ&オマージュを徹底解説!二大怪獣激突の勝敗は?

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『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

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映画『ゴジラvsコング』を徹底ネタバレ解説!あらすじやキャストは?

2021年7月2日公開

2014年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』から始まった「モンスターバース」シリーズ。その4作目となる『ゴジラvsコング』が2021年7月2日に日本公開されました! アメリカで生まれたキングコング、そして日本で生まれたゴジラの日米怪獣バトルが大きな見どころである本作。日本からは小栗旬が参加し、彼のハリウッドデビュー作としても話題になっています。 この記事では、そんな『ゴジラvsコング』のあらすじや過去作へのオマージュ、キャストなどを紹介。モンスターバースでの位置づけや、観る前におさえておきたいポイントなどもあわせて解説します。 また、海外では先立って公開された本作の反響や興行収入もチェックしておきましょう! ※この記事には、『ゴジラvsコング』の結末までのネタバレが含まれます。未鑑賞の人はご注意ください。

観る前におさえておきたい!「モンスターバース」シリーズのポイントは?

キングコング
© Warner Bros./zetaimage

ワーナー・ブラザース×レジェンダリー・ピクチャーズ×東宝の3社が提携して、共同で製作してきた「モンスターバース」シリーズ。 同シリーズは2014年版『GOZILLA ゴジラ』に始まり、2017年には2作目『キングコング:髑髏島の巨神』を公開。この2作をもとにゴジラとコングの世界観がクロスオーバーするユニバース構想が発表され、2017年に「モンスターバース」という名称が発表されました。 シリーズ3作目となる『ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ』は2019年に全世界で同時公開され、大ヒットを記録。4作目の『ゴジラvsコング』ではついに、世界観を同じくしたリブート版のハリウッドゴジラと、リブート版のキングコングが競演することになりました。

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映画『ゴジラvsコング』を観る前におさえておきたいポイント

これまで3作品が公開されてきた「モンスターバース」シリーズ。そのため4作目となる『ゴジラvsコング』を観る前に、いくつかおさえておきたいポイントがあります。

モナーク1作目から登場する特務研究機関。
巨大怪獣との共存を目指し、研究・調査を行う。
本作では新たな任務を担っている。
エイペックス本作で初登場の巨大テクノロジー企業。
なにか陰謀を企んでいる様子。
地球空洞説地球の中心は空洞で、そこに巨大怪獣が住んでいたとする説。
髑髏島の生物たちは、ここから来たと考えられている。

【ネタバレ】映画『ゴジラvsコング』結末までのあらすじ

あらすじ

髑髏島でコングが発見されてから40年、そしてゴジラが地上の王者となってから5年。人類が怪獣たちの戦いで受けた甚大な被害から立ち直ろうとするなか、モナークはその状況に対処するため、「地球空洞説」に基づいて怪獣たちを地底に送り返す計画を立てていました。 そこで彼らは、特殊な施設に保護していたコングに、その帰巣本能を使って地底の空洞まで案内させることにします。 そんななか突然ゴジラが現れ、フロリダにある巨大テクノロジー企業エイペックスの研究所を襲撃。ゴジラはなにかに怒っている様子で、モナークの面々は古代からの因縁があるコングが狙われているのだと考えます。 そこで彼らは一刻も早くコングを地底に送り返そうと奮闘しますが、ゴジラはその行く手を阻みます。 ゴジラとの対決がはじまり、劣勢を強いられるコング。モナークの面々はなんとか機転を利かせてその場をやり過ごし、コングを地底への入り口がある南極へと運ぶことに成功しました。 一方、独自にゴジラの研究をつづけていたマディソン・ラッセルは、ゴジラが突然姿を現したのにはなにか理由があると考え、親友のジョシュとともに、エイペックスが巨大怪獣を利用した陰謀を企んでいると主張するバーニーという男に会いにいきます。 彼らとともにエイペックスに侵入したマディソンは、特殊な貨物車両でスカル・クローラーの卵を発見。彼女たちはそれらとともに、香港へと運ばれてしまいました。

香港でマディソンたちが目にしたのは、ゴジラを倒し、人類が再び地上の王座に返り咲こうと目論むエイペックス社のCEO、ウォルター・シモンズが開発したメカゴジラでした。スカル・クローラーは、その実験のために香港の施設に送られていたのです。 メカゴジラはギドラの頭蓋骨で作ったコクピットから、芹沢博士の息子である蓮が自分の神経と同期させて操作できるようになっていました。 しかし、メカゴジラをフルパワーで動かすには莫大な電力が必要。そこでシモンズは娘のマイアをモナークの任務に同行させ、地底の電力をメカゴジラに送り込むよう根回ししていたのです。 コングとモナークの面々が地底にたどり着き電力源を発見すると、マイアはそれを採取し、地上へ送ろうとします。 香港に上陸していたゴジラはそれを察知し、地底に向けて放射熱線を放ちます。しかしそれがメカゴジラをフルパワーまで充電してしまい、コクピットに乗っていた蓮は負荷に堪えられず感電死してしまいます。 操縦者を失ったメカゴジラは制御不能となって暴走。エイペックスの施設を破壊して地上に向かいました。 一方、実はコングたちがいた地底の中心は香港の真下にあり、ゴジラの放射熱線で地上までの穴が空いてしまいます。コングはそこから地上へと戻り、再びゴジラと対決することに。一時は勝利したかと思われましたが、ゴジラに反撃され瀕死の状態になってしまいます。 しかしコングを倒した直後、ゴジラにメカゴジラが襲いかかります。ゴジラ以上のパワーを持つメカゴジラにゴジラは悪戦苦闘。劣勢に追い込まれてしまいました。 そんななか、コングとともに地底から戻ってきたモナークのリンド博士は、彼らが地底探査に使った重力逆転装置HEAV(ヒーヴ)をコングの胸の上で爆発させ、蘇生します。 目を覚ましたコングは唯一心を通わせている少女ジアから敵はゴジラではなくメカゴジラだと教えられ、ゴジラと共闘することに。 エイペックスの施設ではジョッシュが機転を利かせ、メカゴジラの動きを一時的に止めることに成功。そして地上最強の巨大生物の共闘でメカゴジラはあっけなく破壊されました。再び頂上決戦が始まるかと思いきや、ゴジラはコングを一瞥して海に帰っていきます。 その後、コングは地底に作られたモナークの観測ステーションで、ジアやほかのモナークの面々とともに穏やかな生活を送るようになりました。

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最大の見どころは怪獣バトル!壮大な世界観でゴジラとコングが大暴れ

『ゴジラVSコング』(2021年)
© WARNER BROS./All Star Picture Library/Zeta Image

本作の見どころはなんといってもゴジラとコングの頂上決戦です。 モナークの面々がコングを南極に運ぶ途中、唐突に現れるゴジラ。そして始まった最初の海上での激闘は見応え充分です。コングとの対決の前に攻撃を仕掛けてきたモナークの戦闘機や戦艦を、次々と破壊するゴジラの姿も圧巻。その後のコングとの戦いでも王者の余裕を見せます。 夜の香港での対決では、コングは先祖が残したゴジラの背びれを使った斧を持って現れ、互角以上の戦いを展開。ゴジラを圧倒します。二大怪獣の激闘で、ネオンが輝く香港の街は瓦礫と化すことに。そんなシーンも怪獣映画の醍醐味でしょう。 そしてメカゴジラを相手に共闘する姿は、まさに鳥肌もの。息の合った戦いでお互いの強みや武器を活かし、見事な戦いを見せてくれます。

【ネタバレ】ゴジラとコングの頂上対決!その決着はいかに?

『ゴジラVSコング』(2021年)
© WARNER BROS./All Star Picture Library/Zeta Image

当初、突然地上に姿を現したゴジラは、コングに対して地上の覇権をかけて戦いを仕掛けているように見えました。 ゴジラ自身も、コングをある程度の脅威と感じていたのかもしれません。最終的にはゴジラはメカゴジラの存在を察知していたことがわかりましたが、コングとの激闘も本作の大きな見どころです。 最初の海上の戦いでは、コングは麻酔を打たれていたためか、はたまたゴジラのようには泳げないためか、ゴジラの圧勝。リンド博士の機転によって、辛くも窮地を脱した形になりました。 ゴジラとコングが再び激突した夜の香港の戦いでは、地下空洞から先祖が残した斧を使ってコングがゴジラの熱放射を跳ね返し、コングの勝利。しかしその後、復活したゴジラはコングを瀕死にまで追い詰める反撃を見せます。 そしてリンド博士によって蘇生されたコングは、ゴジラとともにメカゴジラを撃破。 ゴジラとコングの頂上決戦としては、2勝1敗でゴジラに軍配が上がりました。しかし最後には力を合わせてメカゴジラを倒したので、両方が勝者になったともいえますね。

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【ネタバレ】新たな敵が立ちはだかる!メカゴジラの目的は?

本作に登場したメカゴジラは、世界的な巨大テクノロジー企業エイペックスが秘密裏に作ったものです。 エイペックスのCEOウォルター・シモンズは、地上の王として君臨するゴジラを倒すためにメカゴジラを作りました。その狙いは、怪獣たちを研究しコントロールすること。そのためには、人類が再び生態系の頂点に返り咲く必要があると考えているのです。 メカゴジラは、前作で登場したギドラの頭蓋骨の1つがコクピットになっていました。3つの頭を持っていたギドラはテレパシーでお互いにコミュニケーションを取っており、それを利用して芹沢蓮の神経をメカゴジラと同期し、操縦できるようになっていたのです。

父が復活させたゴジラを倒しにいくレン

メカゴジラを操縦する芹沢蓮は、モナークの研究者だった芹沢猪四郎の息子です。彼はエイペックスの技術者としてメカゴジラを開発し、自らゴジラを倒すことを目的としていました。 父・猪四郎が命がけでゴジラを救ったのに対し、シモンズの計画に乗りゴジラを殺そうとしている彼。彼がゴジラに対してどんな感情を抱き、なにを目的としているのかは劇中で明かされていません。 ゴジラ研究の第一人者として知られていた父からその知識を引き継いだ彼は、多大な期待を寄せられていました。そんな彼がゴジラを倒そうとする理由として考えられるのは、やはり父の死に関係があるのではないでしょうか。 彼の父はゴジラのために命を落としましたが、蓮はそのことでゴジラを恨んでいるのかもしれません。

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あの過去作も名作も!あらゆる映画へ捧げたオマージュを解説

1962年『キングコング対ゴジラ』のリメイクではない?

『キングコング対ゴジラ』(1973年)
© Universal Pictures/Photofest/Zeta Image

ゴジラとコングが対決する映画といえば、1962年に日本で製作された『キングコング対ゴジラ』。しかしプロデューサーのアレックス・ガルシアによれば、本作はそのリメイクではないと断言しており、実際まったく新たなストーリーが生み出されています。 また本作を手がけるアダム・ウィンガード監督は、「ゴジラとコングのいずれかが勝利する展開にしたい」と語っています。1962年の映画では両者は相打ちとなったかのような描写がなされ、どちらが勝ったのかははっきりとは描かれませんでした。

『キングコング対ゴジラ』でも登場したヘリコプター輸送

本作の前半で、モナーク一行はコングを南極に輸送する途中でゴジラから襲撃を受けたため、海上の移動は危険だと判断。ヘリコプターでコングを宙づりにして南極へ向かいます。 これは『キングコング対ゴジラ』で、国会議事堂で眠ってしまったコングを気球で運んだ「キングコング空輸作戦」のオマージュです。

『キングコング対ゴジラ』同様に引き抜いた木を押し込む

香港での戦いで、コングは斧の柄をゴジラの口に押し込みます。 これもやはり『キングコング対ゴジラ』へのオマージュで、同作ではコングは地面から引き抜いた木をゴジラの口に刺し込みました。これは、ゴジラの熱放射を封じるためと思われます。 実際コングは戦いの間、執拗とも言えるほどゴジラの口を狙っていました。

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1973年『ゴジラ対メカゴジラ』でもメカゴジラが登場

『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)
© Photofest/Columbia TriStar Home/Zeta Image

本作で「モンスターバース」初登場となったメカゴジラは、もちろん1973年に公開された『ゴジラ対メカゴジラ』へのオマージュです。同作のメカゴジラは、ゴジラのふりをした悪役として登場しました。 メカゴジラはその後も1975年の『メカゴジラの逆襲』に登場。1992年の『ゴジラvsメカゴジラ』では対ゴジラ兵器となりました。 「機龍」と呼ばれた『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年)のメカゴジラは本作と同様に、コントロールを失って自我を持ったように暴れ出します。「機龍」はその続編『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)にも登場しました。 そのほか長編アニメーションシリーズの『GODZILLA 怪獣惑星』(2017年)、『GODZILLA 決戦機動増殖都市』(2018年)でも活躍しています。

エンドロール後のおまけシーンはどうなった?

これまでの「モンスターバース」作品では、エンドロール後に次作への伏線が用意されていました。 『コング:髑髏島の巨神』では、ゴジラらしき怪獣に多くの怪獣がかしずく壁画が映し出され、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、ゴジラとコングが戦う壁画が登場しています。 しかし本作には、エンドロール後のおまけシーンはありませんでした。実際には撮影をしたようですが、本編に映像を使用してしまったといいます。 エンドロールがないことは、「モンスターバース」がこれで完結したことを意味しているのかもしれません。

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気になる国内外での感想&評価をチェック!

海外では「TENET」越えの大ヒット

『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

『ゴジラvsコング』は2021年3月31日から全米公開されており、公開5日間で興行収入は53億円を超え、コロナ禍以降では最大のヒット作となっています。 動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで視聴できる環境下であり、いまだニューヨーク市やロサンゼルスなど大都市での映画館で収容数が削減されているなか、この興行収入は好調といってよいでしょう。 さらに3週目に入っても好調を維持しており、首位を守ってV3を果たしています。また全世界での興行収入はすでに『TENET テネット』を抜いており、4週目には全世界の興行収入は430億円を超える見込みだそう! その反響はもちろん、おおむね良好。特にタイトル通り、ゴジラvsコングの戦いを存分に見せつけてくれている点が評価されています。

日本での反響は?

アメリカでの公開から約3ヶ月遅れと、ファンにとっては待ちに待った『ゴジラvsコング』は、公開当日のTwitterなどでの反応を見ると、とても好評のようです。 「怪獣映画の集大成」、「出し惜しみなしの超バトル映画」と二大怪獣の激突に称賛の声が上がっています。「IMAXで観るべき!」「4DXでもう1度観たい」と、その迫力に魅了されたファンも多いよう。 またバトルだけでなく「ゴジラとコングのどちらも応援したくなる」、「コングが好きになる」とキャラクターの魅力を挙げる声も多く見受けられます。 前作「キング・オブ・モンスターズ」は夜の戦闘シーンが多く、アクションが観にくい点が不評でしたが、本作は昼間や明るい時間の戦闘が多いので、満足したファンも多いようです。

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続編はつくられる?監督いわく「単独でも楽しんでもらえるように」

『ゴジラvsコング』は、先述したエンドロール後のシーンがなかったことからもわかるように、当初続編は作られないと発表されていました。 監督のアダム・ウィンガードは、「単独作品として観ても、最高の映画と思われたかった。エンドロール後の映像があると続編ありきの印象になってしまうため、エンドロール後のシーンはカットした」と語っています。 しかしアメリカを始めとする各国での大ヒットを受けて、続編製作の計画が進んでいる模様。本作と同じくヴィンガードを監督に据える交渉が進んでいるようです。

日本人キャストとして小栗旬が出演!科学者・芹沢蓮を演じる

『ゴジラvsコング』(2021年) 小栗旬
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

『ゴジラvsコング』には、日本人キャストとして小栗旬が参戦。彼が演じる芹沢蓮は、「モンスターバース」シリーズの「ゴジラ」2作で登場した芹沢猪四郎博士の息子であり、エイペックスで主任研究員を務めています。 小栗旬は子役から活動を始め、2002年に『羊のうた』で映画初主演を飾り、2005年のドラマ『花より男子』の花沢類役でブレイク。それ以降も『信長協奏曲』(2014年)や『罪の声』(2020年)など、ドラマと映画両方で多くの主演を務めてきました。 2021年は『ゴジラvsコング』が公開されるほか、10月放送予定のドラマ『日本沈没-希望のひと-』と2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演を務めることが決まっています。 『ゴジラvsコング』で体験したハリウッド式の撮影には、そのスケールに圧倒されたそう。しかしアダム・ウィンガード監督をはじめスタッフの情熱に触れ、「そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました」と意気込みを語っていました。

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映画『ゴジラvsコング』のそのほかの登場人物/キャスト

ネイサン・リンド役/アレクサンダー・スカルスガルド(吹替 津田健次郎)

『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

モナークでコングと密接に関わることになる地質学者ネイサン・リンド役には、アレクサンダー・スカルスガルドがキャスティングされました。リンドは渋々とした性格ですが、コングの危険な任務に従事します。 アレクサンダー・スカルスガルドはスウェーデン出身の俳優。名優ステラン・スカルスガルドを父に持ち、グスタフをはじめ3人の弟たちもみな俳優という芸能一家です。 2016年の映画『ターザン:REBORN』ではターザン/ジョン・クレイトン役で主演を務め、見事な肉体を披露しました。2017年のドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』ではペリー・ライト役を務め、エミー賞など3つの賞で助演男優賞を受賞しています。

マディソン・ラッセル役/ミリー・ボビー・ブラウン(吹替 芦田愛菜)

『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

『ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ』にマディソン・ラッセル役で出演したミリー・ボビー・ブラウンが、本作でも同役で登場。 マディソンはカイル・チャンドラーとヴェラ・ファーミガ演じるラッセル博士夫婦の娘であり、母の後を継いでモナークで怪獣の調査をする研究者となっています。 ミリー・ボビー・ブラウンは、Netflixオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス」シリーズのエル(イレブン)役でブレイクした子役で、イギリス出身の女優。 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が映画デビュー作であり、「ゴジラ」シリーズ以外では2020年の映画『エノーラ・ホームズの事件簿』に主演しています。またファッション業界からも注目され、モデルとしても活躍しています。

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アイリーン・アンドリューズ役/レベッカ・ホール(吹替 坂本真綾)

アイリーン・アンドリューズはモナークの人類言語学者。髑髏島で孤児だったジアを養子にしており、彼女を守る事を誓っています。 演じるのは、イギリス人女優のレベッカ・ホール。2006年の映画『プレステージ』で注目され、2008年ンの『それでも恋するバルセロナ』ではヒロインのヴィッキー役に抜擢されて一躍脚光を浴び、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされました。 2011年の映画『アウェイクニング』では、英国インディペンデント映画賞で主演女優賞にノミネート。2012年にはドラマ『パレーズ・エンド』での演技で、英国放送記者組合賞の最優秀女優賞を受賞しています。

バーニー・ヘイズ役/ブライアン・タイリー・ヘンリー(吹替 尾上松也)

ブライアン・タイリー・ヘンリー
©Joseph Marzullo/WENN.com/Zeta Image

バーニ・ヘイズは元エイペックスの技術者。ある出来事から陰謀論者に転向し、マディソンとジョシュがエイペックスの陰謀を暴露するのを助けています。 演じるのは、アメリカ人俳優のブライアン・タイリー・ヘンリー。2016年のドラマ『アトランタ』で演じたアルフレッド・“ペーパー・ボーイ”・マイルス役でよく知られています。 2019年の映画『チャイルド・プレイ』ではマイク・ノリス刑事役を務め、2021年11月に公開されるマーベル映画『エターナルズ』では、エターナルズ種族の一員であるファストス役で出演しています。

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マヤ・シモンズ役/エイザ・ゴンザレス(吹替 田中みな実)

マヤ・シモンズはエイペックス社のトップクラスの幹部で、ウォルター・シモンズの娘。 演じるのは、メキシコ人女優のエイザ・ゴンザレスです。化粧品ブランドのイメージモデルや歌手としても活動しており、女優としては2017年の映画『ベイビー・ドライバー』のダーリン役でブレイクしました。

ウォルター・シモンズ役/デミアン・ビチル(吹替 田中圭)

ウォルター・シモンズは、巨大企業「エイペックス・サイバネティクス」の創設者でCEO。先見の明ある起業家で、世界をより安全な場所にしたいと考えていますが、理想の違いからモナークと衝突しています。 演じるのは、メキシコ人俳優のデミアン・ビチル。2011年には映画『明日を継ぐために』で、アカデミー主演男優賞など多くの映画賞にノミネートされ、広く名を知られるようになりました。

ジョシュ・ヴァレンタイン役/ジュリアン・デニソン(吹替 田中裕二)

ジュリアン・デニソン
© Photoshot

ジュリアン・デニソンが演じるのは、マディソンの級友でハイテクオタクの高校生ジョシュ・ヴァレンタイン。 ジュリアン・デニソンは、タイカ・ワイティティ監督作『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』の出演で知られるマオリ系のニュージーランド人俳優。2002年生まれの若手俳優で、『デッドプール2』(2018年)のラッセル/ファイアフィスト役で注目されました。

ジア役/カイリー・ホットル

『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

ジアはイウィ出身の孤児で、アイリーンの養女となったろう者の少女。コングと話ができる唯一の人物で、コングと特別な絆を築いでいます。 演じるのは、ジョージア出身のカイリー・ホットル。全員が聴覚障害者の家族に生まれ、日常のコミュニケーションは手話で行っています。本作が映画デビュー作となりました。

監督を務めるのはゴジラファンで知られるアダム・ウィンガード

アダム・ウィンガード デスノート
Newscom/Zeta Image

本作の監督を務めるのは、アダム・ウィンガードです。1954年版『ゴジラ』から2016年の『シン・ゴジラ』に至るまでの作品についてTwitterで熱く語るなど、ゴジラファンとしても知られています。 2007年に『ホーム・シック(原題)』で長編映画監督としてデビューし、2011年の『サプライズ』や、2014年の『ザ・ゲスト』が国際的な映画祭に出品され、注目を集めました。 2017年には、大場つぐみ・小畑健の『デスノート』を原作とするNetflix映画『Death Note/デスノート』を手がけています。

脚本を務めるのはエリック・ピアソンとマックス・ボレンスタイン

『ゴジラvsコング』の脚本を担当したのは、エリック・ピアソンマックス・ボレンスタインです。 2010年にマーベル・スタジオの脚本プログラムに参加したピアソンは、これまでに『アントマン』や『マイティ・ソー バトル・ロイヤル』、『名探偵ピカチュウ』などで脚本の微調整を担当するスクリプトドクターとして活躍してきました。 マックス・ボレンスタインは、2014年の『GODZILLA ゴジラ』から「モンスターバース」のすべての作品で脚本を担当してきた人物です。

映画『ゴジラvsコング』はネタバレ解説を読んでも面白い!日米怪獣対決を見逃すな

『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

破壊神ゴジラと守護神コングの大激突が大きな見どころとなる『ゴジラvsコング』。 人間の登場人物たちが「チーム・ゴジラ」と「チーム・コング」に分かれるともいい、その展開にも注目です。また、ゴジラたちを取り巻く陰謀や新たな脅威からも目が離せません。 映画『ゴジラvsコング』は2021年7月2日から日本公開!地球最大の究極対決の勝敗の行方を、ぜひ映画館で見届けてください。