漫画『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！入り組んだストーリーにワクワク

個性あふれるキャラクターやストーリーで、数多くの人々を魅了している漫画『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』。長らく休載が続いていた本作ですが、2024年9月4日に待望の最新巻が発売されることが決定！その時期にあわせ「連載も再開するのでは？」とまことしやかに囁かれています。 そこで、この記事では『HUNTER×HUNTER』の最新話までのあらすじをネタバレありで徹底解説！これを読めば、連載再開前の復習も完璧です！

大自然に囲まれた「くじら島」に住む、主人公の少年ゴン＝フリークス。物心ついた時から両親はおらず、父親は死んだと聞かされ、育ての親であるミトと暮らしています。 そんなゴンは、8歳の時に森で獣に襲われ、ハンターのカイトに助けられます。 実は、カイトはゴンの父親ジン=フリークスの知り合いで、カイトはゴンに父親のことを話しました。ジン=フリークスは偉大なハンターであること、ジンは今でも生きていることを知ることになるのです。 父親に会いたい思いが募り、ハンターにも憧れを抱いたゴンは、自分もハンターになろうと決心します。 こうして、難しいハンター試験を受けるために故郷の「くじら島」を旅立ち、ゴンの冒険物語が幕を開けます。

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カキン帝国の第4王子ツェリードニヒが「緋の目」を持っていると知ったクラピカは、第14王子のワブルと契約を結び、各王子が集結する渡航船ブラック・ホエール号へ乗り込むことに成功します。 その一方で、ヒソカを抹殺したクロロはカキンの国宝奪取を画策し、幻影旅団のメンバーを渡航船へと招集しました。しかし、念により蘇生したヒソカが「旅団全員を標的にする」と宣言し船内へ潜伏！ここで旅団VSヒソカの戦いが展開していくことになります。 さらに、船内ではショウ＝ウ一家をはじめとする、マフィアの抗争まで始まることに。最新話では王子たち・幻影旅団・マフィアの3大勢力がそれぞれの思惑で動く、混沌とした争いが繰り広げられています。

「怪物」や「財宝」、「賞金首」「遺跡」などを追い求めるプロのハンターになるには、年に一度行われるハンター協会主催の試験にパスしなければなりません。試験は非常に過酷で、 毎年多数の死傷者が出ているとか。 主人公の少年・ゴンは、実の父親でハンターとして活躍するジンに会うため、自身も同じ道を歩むことを夢見ています。彼を育てた叔母のミトはもちろん大反対しますが、ゴンは一度こうと決めたら揺らがない性格。ついには故郷のくじら島を出て、ハンター試験を受けるため会場に向かうのでした……。

試験場へ向かう途中、ゴンは同じくハンター志望のクラピカ、レオリオと知り合い、さらには試験会場でキルアとも親しくなります。 いずれも今後長い付き合いとなる頼もしい仲間たちです。 そしていよいよ始まったハンター試験。一次試験はマラソン、二次試験は料理と個人戦でしたが、三次試験はさまざまな罠がある「トリックタワー」をチームで抜け出すという内容です。 その後の四次試験ではナンバープレートを狩り合い、ついに最終試験ではここまで勝ち抜いてきた9名で1対1の戦いをおこなうことに！最終的にゴンとクラピカ、レオリオはハンター資格を手に入れますが、キルアは家の事情でみずから不合格になることを選び、姿を消してしまいました……。

自ら不合格となったキルアを彼の実家・ゾルディック家から連れ出したゴン。彼はクラピカ、レオリオと一旦別れ、修行と資金稼ぎを兼ねてキルアと共に格闘施設・天空闘技場へ向かいました。 天空闘技場で2人は、心源流拳法の門下生・ズシと彼の師匠・ウイングと出会います。ゴンとキルアは順調に勝ち上がっていきますが、これ以上の闘いは命の危険があると判断したウイングから止められ、「念能力」を教えられるのでした。 「念能力」とは、肉体から溢れ出る生命エネルギー「オーラ」を自在に操る力。 ゴンとキルアは、物語の大きな要素である「念能力」の修行に励むこととなります。

ウイングに修行をつけてもらい、ゴンとキルアはどんどん強くなっていきます。ふたりとも呑み込みが早いうえに強さに対して貪欲で、ウイングが思わず「とんでもない怪物を起こしてしまったのかも」と考えるほどです。 やがて念能力を一通り身につけたふたりは、今後も自分の力を磨いていくことを誓います。その後キルアの発案で今度はゴンの故郷・くじら島に向かうことに！ ミトとの再会を果たしたゴンは、彼女から父親のジンが置いていったという「グリードアイランド(G.I)」というゲームのROMカードを渡されます。しかしゲームソフト本体は無いうえ、入手困難なレアものだというのです。 しかし近々ヨークシンシティで開催されるオークションにて、そのソフトが7本出されることになっているという情報を入手。ふたりはソフトを手に入れるため動き出します……。

ゴンとキルアは、オークションのためにヨークシンシティへと向かいます。 ヨークシンシティは、世界最大のオークションが開催される都市です。2人はレオリオと再会し、「G.I」を落札するため様々な方法で資金稼ぎを試み、高額の懸賞金が懸けられた盗賊「幻影旅団」も狙います。 一方、クラピカは奪われた同胞の眼を回収するため特殊な念能力を身に付け、マフィア「ノストラードファミリー」の一員となりヨークシンシティを訪れました。 その頃、幻影旅団の団長・クロロは旅団員を召集しオークション品を奪う計画を立てています。その中には、圧倒的な強さを誇る奇術師・ヒソカの姿もありました……。

ゴンとキルアは旅団のメンバーを尾行しますが、あっさり気付かれてしまい囚われの身となりました。なぜかゴンは気に入られてスカウトを受けますが、それを跳ねつけて脱出。やがてクラピカと合流し、旅団狩りを始めることになります。 その途中、クラピカが焦ったせいもありゴンとキルアが人質になってしまうという事態に。しかし逆にクラピカは団長のクロロを誘拐して人質の交換に同意させます。残念ながら狩りの目的達成とはいきませんでしたが、ゴンもキルアも無事に仲間のもとに戻ることができました。

クラピカの“念”でクロロの能力を封じたものの、「幻影旅団」に懸けられた懸賞金を逃したゴンたち。自身での「G.I」落札は不可能となったため、「G.I」をすべて落札した大富豪・バッテラが開催するプレイヤー選考会に参加します。 合格したゴンとキルアは「G.I」の世界へ入りますが、カードをめぐる過酷なバトルに全く勝てません。見かねたビスケというプロハンターが2人を弟子にし、戦闘技術を教え込みます。 ゴンとキルアは目覚ましい成長を見せ、キルアは一時ゲームを離れハンター試験を再受験。圧倒的な力でクリアしました。

本格的な「G.I」攻略に臨むうち、このゲームがジンと仲間のハンターたちによってハンターの念能力訓練のために作られたものだと明らかになっていきます。 「爆弾魔(ボマー)」率いる過激なグループがゲームクリア目前となり、彼らの先を行くためジンと旧知の仲であるゲームマスター・レイザーとの対決に挑むゴンたち。 過酷な戦いが続きますが、ゴンはそんな中でも図抜けた才能をしめし、レイザーも心の中で「こいつは間違いなくお前(ジン)の息子だ」と評するほどです。その後ボマーとの激しい戦いを経て、ゴンとキルアは無事にゲームをクリアするのでした！

「G.I」をクリアしたゴンとキルアは、クリア賞品の呪文カードを使ってジンに会おうとしますが、それを察したジンによりカイトのもとへ飛ばされてしまいます。 2人はカイトの仕事を手伝ううちに「キメラ=アント」という生物の存在を知りました。 「キメラ=アント」は非常に凶暴で、餌として気に入ると徹底的に喰い尽くす蟻です。そして、巨大な「キメラ＝アントの女王」は、兵隊蟻に人間までも襲わせていました。 状況に危機を感じたゴンたちは、「キメラ＝アント」の調査と討伐に乗り出します。

しかしキメラ＝アントもまた一筋縄ではいかない存在でした。非常に高い知性を持つ彼らはあっという間に念能力を修得し、圧倒的な強さを見せつけてきます。 カイトとゴン、キルアの3名はその中でも特に強いネフェルピトーと遭遇しますが、カイトに言われてキルアはゴンとともに逃走。そうこうしているうちに、絶対阻止しなければならなかった出来事が起きてしまいます……。キメラ＝アントの王・メルエムが誕生したのです。 その後キメラ＝アントと人間との激しい戦いが繰り広げられますが、その過程でメルエムがコムギという人間の少女と心を通わせるなど、感動のドラマも描かれます。そして敵味方ともに多大な影響を出しながらも、ついに戦いは終結するのでした……。

「キメラ＝アント」の王の死で戦いは終結しますが、ネテロ会長は命を落とし、ゴンは瀕死の重傷を負いました。キルアはゴンを助けるため、願いを叶える能力を持つ肉親のアルカに会いにゾルディック家へと戻ります。 一方、ネテロの遺言によりハンター協会の次期会長選挙が行われることになり、会長直属ハンター「十二支ん」が集められました。ゴンの父親・ジンはそのうちのひとりだったため、ついに正式に物語に登場することに！ しかしジンは息子が瀕死の状態になっているというのに興味をしめさず、レオリオの逆鱗に触れます。思わずジンを殴り飛ばしたレオリオは、気付けば会長候補として祭り上げられることになってしまい……？

その裏でキルアはアルカに会いに行き、その特別な力を借りてゴンを復活させることに。五体満足な身体に戻ったゴンは選挙会場に姿を現し、意外な形で父と息子の再会が果たされます。 選挙ではレオリオと現副会長・パリストンが競っていたものの、ゴンの登場とレオリオの辞退によってパリストンが勝利をおさめることに。しかしパリストンは実は会長になる気はさらさらなかったらしく、次点のチードルが新会長に就任するという結果に終わりました。 その後パリストンとジンが十二支んを抜け、その穴を埋める形でレオリオと、彼が推薦したクラピカが新メンバーとして加入！ ここまででゴンの冒険の旅は一区切りとなり、新シリーズへと繋がります。

新興国の「カキン帝国」が、人類最大の禁忌とされている暗黒大陸への進出を宣言。暗黒大陸探検隊を率いるのは、なんとあのネテロ会長の息子を名乗る謎の男・ビヨンド=ネテロでした。 これをきっかけに多くの人間が暗黒大陸の調査に乗り出します。潤沢な資源を狙う近代5大陸(V5)とカキン帝国、そしてそれぞれの依頼で動くハンター協会と暗黒大陸探検隊。単純に登場人物が多いだけでなく、実にさまざまな思惑が渦巻くことになります。 暗黒大陸の資源をめぐる国家間の争いにとどまらず、カキン帝国の次期国王をめぐる王位継承戦、クラピカの緋の目奪還といった個人的な目的など、重層的な物語か繰り広げられていくのです……。

暗黒大陸へと向かう船の中では、カキン帝国の次期国王を決めるための「王位継承戦」が勃発します。現国王のホイコーロの命で、王位継承権を持つ王子14名が戦うことになったのです。 王になれるのは14名のうち最後のひとりになった者だけ。各王子は護衛とともに行動し、直接自分の手で別の王子を殺す以外のことは許されています。 なお各王子は「守護霊獣」という能力を与えられており、それぞれの性格や嗜好に合った力を発揮することが可能です。激しい戦いが繰り広げられ皆の能力が少しずつ開示されていく中、一部死亡するキャラも出てきます。 果たしてこのサバイバルゲームを勝ち抜き王となるのは一体どの王子なのでしょうか……？同時に幻影旅団やヒソカなど裏で動くキャラたちからも目が離せません。

「クラピカ追憶編」は、本編でもその一端が描かれていたクラピカの過去をテーマとする前日譚です。物語は幼い頃のクラピカとその友人・パイロが、シーラという女性と出会い交流を深めるところから始まります。 クラピカは次第に外の世界への憧れを募らせ、長老との交渉のすえに里から出かけることに成功。しかし彼が外の世界にいるあいだ、同胞が全員虐殺されるという恐るべき事件が起こってしまうのでした……。 幼い頃のクラピカの天真爛漫な姿を見られるほか、本編につながりそうな謎もあちこちに散りばめられている本作は、ファン必見の一冊といえるでしょう。

本作の主人公の少年です。死んだと聞かされていた父親が生きていて、偉大なハンターとして活躍していることを知り、父親を捜すために自分もハンターになろうと決心しました。

ゴンと同い年であるキルアは、代々暗殺を生業とする名門ゾルディック家の三男。その才能は際立っているため、三男でありながら後継ぎとして期待されているそうです。

盗賊「幻影旅団」に滅ぼされた、「緋の眼」という特殊な瞳を持つクルタ族の生き残りであるクラピカ。幻影旅団への復讐と、奪われた同胞の眼を取り返すためにハンターを志すようになります。

法外な手術費を用意できずに友人を死なせてしまった過去のあるレオリオは、医者になることを決意。しかし、医者になるには莫大な資金が必要であり、様々な優遇を受けられるハンターを目指しました。

謎の奇術師であり、並はずれた格闘センスの持ち主です。強い者との戦いに悦びを感じ、ゴンたちの才能に目をつけ執着しているようです。

暗殺を家業とするゾルディック家の長男で、キルアの兄です。 キルアへの歪んだ愛情を持っている様子。

ゴンの父・ジンの弟子で、プロハンターです。 昔スラム街に居たカイトをハンターへと導いたのがジンでした。ジンに課された最終試験の旅の途中で「くじら島」を訪れ、幼少時のゴンを獣から偶然助けています。

ゴンの育ての親であるミトは、ジンの従妹で、ゴンの叔従母（いとこおば）にあたります。「くじら島」で小さな酒屋を営みながらゴンを育てました。

師匠・ウイングの下で修行する、心源流拳法の門下生。オーラを使って物質や生物を操ることができる「操作系能力者」です。

心源流拳法師範代で、ハンター裏試験の試験官。ハンター裏試験とは、ハンター試験に合格した者に課せられる、念能力習得のため秘密裏に行われる試験です。 「強化系能力者」であり、自分の身体能力を強化したり、物体にオーラを纏わせてその能力を高めることができます。

盗賊集団「幻影旅団」の団長で、クラピカが強い恨みを持つ相手です。他者の念能力を盗み取り、自身が自在に使うという、特殊な念能力を持っています。

有力マフィア「ノストラードファミリー」組長の娘で、念能力による優秀な占い師。ヨークシンシティでのオークションにおいて、主催者側はネオンの占いをもとにクロロが狙うオークション品を移動させています。

大富豪の老紳士。ある目的により、10年以上前から多数のハンターを雇い「G.I」をプレイさせ、ゲーム内の情報を集めています。

様々な分野で功績を上げ「二ツ星ハンター」の称号を持つストーンハンター。ゴンとキルアに“念”を教えたウイングの師匠です。 愛らしいルックスをしていますが、本来の姿はムキムキな逞しい肉体。変化系の能力者であり、自身の姿を変えているようです。

「キメラ=アント」の女王は、人間と同じくらいの身体の大きさで知性も持ちます。「摂食交配」という特殊な産卵形態であり、食べた生物の特徴を次の世代に反映させることができます。

女王から生まれた「キメラ＝アント」の王。獲物の「オーラ」を食べることで、その能力を自分のものにします。

ハンター協会及び審査委員会の会長であり、心源流拳法師範。自ら討伐隊を率いて「キメラ＝アント」との戦いに臨みました。 千手観音像を顕現させ、あまたの腕で激しく攻撃する能力を持つ「強化系能力者」です。

暗殺一家ゾルディック家の第4子。アルカの「おねだり」を3回連続できくと、「お願い」を1つ叶えてくれます。あまりにも特殊な力のため、これが「念能力」なのかは不明です。

ハンター協会の幹部「ハンター十二支ん」のひとりで、コードネームは子(ね)。世界的偉業を成し遂げた「三ツ星ハンター」の称号を持ちます。

「ハンター十二支ん」のひとりで、コードネームは戌(いぬ)。難病ハンターであり、三ツ星のハンターです。 会長選挙において、次期会長の座を狙うパリストン副会長を阻止しようとしました。

ゴンの父親。遺跡ハンターであり、ランクは二ツ星です。三ツ星ハンターに値する功績がありながら申請していないのだとか。「ハンター十二支ん」のひとりで、コードネームは亥(い)です。

新興国であるカキン帝国の現国王。ある日突如として暗黒大陸への進出を宣言した、「暗黒大陸編」のきっかけというべき人物です。彼自身も王子たちと同様、「守護霊獣」の使い手であります。

ハンター協会の前会長であるアイザック＝ネテロの息子を名乗る男です。かつて暗黒大陸へ調査に向かい、ネテロの忠告を無視した挙句作戦を失敗させたという過去を持ちます。その際、厄災である「不死の病ゾバエ病)」を持ち帰るなど、甚大な被害を出しました。

ナスビとその正室ウンマの間に生まれた、カキン帝国の第一王子。彼自身が非常に高い戦闘能力の持ち主だというだけでなく、優秀な私設兵を抱えています。自分が次期国王になると確信している自信家です。

たびたび休載を重ねるにもかかわらず、多くの読者に愛され続けている名作『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』。最新章では物語がよりいっそう複雑になってきており、どんな展開が繰り広げられるのかワクワクしますね！