『機動戦記ガンダムW』とは?
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数多いガンダムシリーズの中でも、美形キャラ揃いで評判の『新機動戦記ガンダムW』。1995年から1996年の間に放送されました。
ストーリーの中心となるキャラクター全員が美少年というこれまでにはない設定と、羽が生えたモビルスーツ、ガンダムWの斬新なデザインもとても話題になりました。
『機動戦記ガンダムW』のストーリー
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大規模な宇宙開発を進めるにあたって、地上ではさまざまな紛争が起きることになり、宇宙への移民が増え、地球上の国家は衰退への道をたどっていきます。
この衰退を食い止めるべく、新しい勢力である宇宙コロニーと地球圏統一連合との戦いを描いたのが、『新機動戦記ガンダムW』です。宇宙コロニーから地球に降下させられた5人の工作員の少年たちの出会いと別れを通して、物語は展開していきます。
主要キャラクター
ヒイロ・ユイ
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地球圏統一連合と戦うために宇宙コロニーから代表として選出された少年であり、この物語の主人公。絶対的な平和主義を唱え、非常に小柄な体格であるのに、超人的な身体能力を持ち、伝説の指導者として崇められる存在です。クールで無口な性格ですが、任務の妨害となる人物や事柄には激しい感情をぶつける一面もあります。
デュオ・マックスウエル
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かつて自分が育った教会が焼き討ちに合い、多数の友人たちの屍を目の当たりにしてしまっため、「死神」と名乗っている少年です。過酷な境遇で育ってきた辛い過去を持ちながらも明るく良く喋るキャラクターで、ヒイロのことを「無口で無表情で無鉄砲」といつもからかっています。
トロワ・バートン
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常に冷静で理知的であり、非常に工作員としての優秀なスキルを持っている少年。その反面情に厚く、仲間思いで面倒見の良い一面が有ります。風になびく長い前髪が特徴的なキャラクターです。
カトル・ラバーバ・ウィナー
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優しく穏やかな性格で、優れた芸術的センスの持ち主。アラブの富豪の一族の生まれであり、指導者としての高い能力も兼ね備えています。五人の工作員たちの間でも一目置かれている存在ですが、時折意外な程の大胆な行動に出て、仲間を驚かせることもあります。
張五飛
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感情の赴くままに行動する非常に激しい性格の持ち主で、単独行動を好み、あまり他の工作員たちとは交流をしようとしません。激しく気の強い性格ですが、冷静な目と確かな分析力を持ち合わせてもいます。ミスや良くない結果をいつまでも気にしてしまうデリケートな一面もあるキャラクターです。
ジャニーズ系ガンダム?
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これまでのガンダムシリーズの主な視聴層は、主に十代の少年たちでしたが、この『新機動戦記ガンダムW』では、女性をメインターゲットとして意識をした展開を見せています。
ジャニーズ系のアイドルグループを思わせる、美少年戦隊が織り成すストーリーは、若い女性の心をつかむことに成功し、新たな視聴者層を開拓しました。
美形キャラたちの暴走気味?なセリフ
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任務に真剣になるあまりか、皆純粋であるせいか、時折暴走を見せる美形キャラクターたち。それってどうなの?ってちょっと思ってしまう、美少年たちのキワどいセリフを集めました。
トロワ・バートン
感情のままに行動することは、人間として正しい生き方だ
心身ともに疲れ果て、記憶も自我も失くしてしまったトロワは、姉のような存在であるキャスリンの献身的な看護の元、静かに回復の時を待っていました。そこに訪れたカトルとの再会。しかし、トロワの胸はざわつくものの、記憶が戻りません。
かつての仲間と使命への想いはとても強く、結局トロワはカトルの元へ戻ります。必死で止めるキャスリンに言い残した言葉であり、トロワが、家族のように大切な女性よりも仲間を選んだ瞬間でした。
張五飛
酔うな、己の戦いに!
トレーズの暗殺を目論む五飛を迎え撃つ、副官レディ・アン。戦いはいつしか一騎打ちに。感情的になり少し取り乱してしまったアンに、モビルスーツの中で五飛は、こう小さく言い放ちました。
デュオ・マックスウェル
逃げも隠れもするが嘘はいわねえ
カトルと行動を共にすることを心に決めたデュオが、自己紹介がわりに選んだ言葉の一部です。照れ隠しもあるのかもしれませんが、あまり良い印象は与えなさそうな言葉ですよね。
世界各国をイメージさせるガンダムたち
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宇宙コロニーより地球に降下させられる五人の少年たちは、それぞれ異なる国からの宇宙移民の子孫です。ヒイロ・ユイは日本、デュオ・マックスウェルはアメリカ、カトル・ラバーバ・ウィナーは中東、張五飛は中国と、とても国際色豊かです。
物語の中で五人少年たちが搭乗しているガンダムたちも、彼らの個性やキャラクターを生かした、世界各国をイメージさせるデザインとネームになっています。
アメリカでも放送
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『新機動戦記ガンダムW』は、アメリカでも2000年の3月から5月まで放送されました。この放送により、ガンダムはアメリカでも有名なアニメとなり、特に北米では大人気で、展開されたオモチャもヒットしました。
今でもアメリカでガンダムと言えば、この『新機動戦記ガンダムW』のことを思い浮かべるんだとか。
また、『ガンダムW』のアメリカでの好評を受けて、バンダイは初代『ガンダム』の市場を広げようとしましたが、こちらはうまくいかなかったようです。
OVA『機動戦記ガンダムW Endless Waltz』
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『新機動戦記ガンダムW』のオリジナルビデオアニメである『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』。テレビで放送されていた本編の1年後の世界を舞台に描いた作品であり、この3部作を持ってガンダムWは完結となります。
テレビシリーズの五人の主要キャラクターや名シーン、ガンダムWも度々登場するため、テレビシリーズに思い入れが強い人でも安心して楽しめる内容となっています。