映画「インディ・ジョーンズ」の知られざる事実20選
タップできる目次
- 「インディ・ジョーンズ」シリーズを知り尽くすための知られざる真実
- 1.猿の王様に命を助けられるインディジョーンズ!?
- 2. 象が撮影中止寸前に追い込んでいた!?
- 3.『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』撮影現場は虫だらけ!
- 4.スピルバーグはルーカスにハメられていた!?
- 5.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のボツアイデアが影響を与えた!?
- 6.歯医者の話から生まれたアイデア!?
- 7.インディ・スミス!?
- 8.ハリソン・フォードはファーストチョイスではなかった!?
- 9.実は履いていなかった!?
- 10.インドと中国から許可が出なかった!?
- 11.スターウォーズのキャラクターがカメオ出演!?
- 12.猿の脳みそは甘かった!?
- 13.名作潜水艦映画と同じ潜水艦が使用された!?
- 14.トートがカメオ出演していた!?
- 15.12歳差の親子だった!?
- 16.もう少しで爆発に巻き込まれるところだった......
- 17.息子じゃなくて娘が良かった?
- 18.あまりに印象的すぎて新しい言葉が生まれた!
- 19.オビ=ワンも言った決めゼリフが登場!
- 20.『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』では2タイプの戦車が用意されていた!?
「インディ・ジョーンズ」シリーズを知り尽くすための知られざる真実
シリーズ第1作目である『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が1981年に公開されてから、4作に渡る「インディ・ジョーンズ」シリーズは様々な年代のファンを獲得してきました。 第5作目となる新作の公開を2020年に控え、過去の作品を見直したいファンの方も多いのではないでしょうか? 今回は、過去作品がまた観たくなるような「インディ・ジョーンズ」シリーズ過去4作品の知られざる真実を集めてみました。
1.猿の王様に命を助けられるインディジョーンズ!?
Celebrate your Indy-pendence with all 4 films from the Indiana Jones saga on @SpikeTV! Starts tonight at 6:30/5:30c. pic.twitter.com/ftGuPGiLDs
— Indiana Jones (@IndianaJones) July 4, 2014
映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの脚本は納得いくまで何度もリライトを重ねて最終稿が完成していきました。 ある時点の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)の脚本には、宮殿に幽霊が登場する設定が書かれていたそうです。 また、インディが1度死んで猿の王様の力で蘇るプロットも候補に挙がっていたと言われています。がしかし、製作総指揮のジョージ・ルーカスがあまりにリアリティがないとこのアイデアにNOをつきつけてボツになってしまいました。
2. 象が撮影中止寸前に追い込んでいた!?
象の背中に乗るシーンの撮影後、ハリソン・フォードは重度のヘル二アに苦しみ入院を強いられていました。 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)撮影中も痛みが引かず撮影中止も検討されていたようです。ジョージ・ルーカスは当時のハリソンの状況を語っています。
彼は立つことさえままなりませんでした。しかし、彼は毎日現場に現れ撮影が中断することはなかった。激痛に襲われながらも、彼はなんとかしようと努めてくれました。
出典: whatculture.com
3.『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』撮影現場は虫だらけ!
シリーズ第2作目の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』ではウィリーを演じたケイト・キャプショーが2000匹もの虫に覆われてしまうというシーンがあります。本物の虫を使って撮影したことで、虫が撮影現場のそこらじゅうに散らばってしまったそうです。 ジョージ・ルーカスと共に製作総指揮官を務めたフランク・マーシャルはインタビューにて虫を使った撮影の大変さを語っています。 もともとジョージ・ルーカスは虫ではなく蛇を使ったシーンを考えていたそうです。しかしながら、ケイト・カシューが蛇よりも虫を使ったシーンが彼女にとっては演技しやすいと感じたことから虫を使っての撮影となりました。 撮影後には共演者やスタッフが家に帰っても頭や洋服から虫が出てきたと語っており、グロテスクな虫が頭から出てくるなんて驚くこと間違いなしですね。
4.スピルバーグはルーカスにハメられていた!?
A very Happy Birthday to Steven Spielberg! pic.twitter.com/FaJPZfrlX8
— Indiana Jones (@IndianaJones) December 18, 2013
スティーヴン・スピルバーグには、製作総指揮であるジョージ・ルーカスにハメられて最初の3部作全てにおいて監督を務めることになってしまった、という驚きの経緯があるよう。『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)公開後スピルバーグがこんなことを語っています。
頭の中にすでに3つのストーリーがあるから、もし私が第1作を撮るなら3部作全部で監督をやるべきだと彼は言いました。しかし、後に彼の頭には3つのストーリーなど存在しないことが分かり、結局私たちは続編のストーリーを考えるはめになりました。
出典: whatculture.com
5.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のボツアイデアが影響を与えた!?
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシンのオリジナル案は元々車”デロリアン”ではなく“冷蔵庫”だったと言われています。 しかし、子供が冷蔵庫に閉じ込められる恐れがあると判断したスピルバーグがこのアイデアを却下したそう。 この冷蔵庫のアイデアが『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)のあるシーンにインスパイアをを与えていました。そのシーンはインディが冷蔵庫に隠れて原爆から逃れるシーンのことですね。
6.歯医者の話から生まれたアイデア!?
本シリーズのオリジナルアイデアはジョージ・ルーカスが1973年に書き上げたものですが、本シリーズの重要なプロットが生まれるきっかけはこれよりも遥か昔のことでした。 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)に登場する聖櫃のアイデアはルーカスが子供の頃に歯医者から聞いた話が元ネタだと言われています。
7.インディ・スミス!?
ジョージ・ルーカスが初めてスピルバーグに『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)の監督の話をもちかけた時、ルーカスは主人公の名字を“スミス”に決めていたそうです。 しかし、スピルバーグがスミスはキャラクターに合っていないと主張したため、“ジョーンズ”に変更されたと言われています。
8.ハリソン・フォードはファーストチョイスではなかった!?
今では本シリーズのインディ・ジョーンズといえば、ハリソン・フォード以外考えられませんが、彼はファーストチョイスではありませんでした。 インディのファーストチョイスはピーター・コヨーテだったと言われています。 また、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)でケイト・キャプショーが演じたウィリー・スコットのファーストチョイスはシャロン・ストーンだったそうです。
9.実は履いていなかった!?
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)撮影時、スタジオがとても暑かったためショーン・コネリーとハリソン・フォードは飛行船シーンではズボンを履いていなかったのだそうです。
10.インドと中国から許可が出なかった!?
パラマウントピクチャーズは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)のロケーションの許可要請をインドと中国に出していましたが、どちらの国からも許可が出ることはありませんでした。 ルーカスはオープニングのチェイスシーンの舞台として万里の長城を思い描いていたため、中国側が許可を出さなかったことで大幅に計画を変更する必要に迫られます。 そして、脚本に人種差別が含まれていると主張したインドが自国での撮影許可を出さなかったため、代わりにスリランカで撮影が行われたのだそうです。
11.スターウォーズのキャラクターがカメオ出演!?
実は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)には、ジョージ・ルーカスが監督を務める『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクターC3POとR2D2がカメオ出演しています。 彼らは霊魂の井戸の中の壁画として出演。また、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)には“クラブ・オビ・ワン”というクラブが登場していました。
12.猿の脳みそは甘かった!?
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)の食事シーンで冷えた猿の脳みそが登場します。この猿の脳みそはカスタードとラズベリーソースで作られていたそうです。
13.名作潜水艦映画と同じ潜水艦が使用された!?
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)の撮影で使用された潜水艦の模型がヴォルフガング・ペーターゼン監督の潜水艦ムービーの傑作『U・ボート』(1981)でも使用されていたそう。
14.トートがカメオ出演していた!?
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)でトートを演じたロナルド・レイシーが『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)にヒムラー役でカメオ出演していました。
15.12歳差の親子だった!?
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)撮影当時、ショーン・コネリーは58歳でした。つまりハリソン・フォードと年の差わずか12歳差でインディの父親を演じていたことになります。 ちなみにコネリーの役の設定は75歳です。
16.もう少しで爆発に巻き込まれるところだった......
豪華キャストと200億円以上の制作費を用意して挑んだシリーズ第4作の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』ではインディが爆発の中トラックを運転するシーンがあります。 シーンを印象的にしようと思いついたスタントチームは一定時間で爆発するように設定された爆薬を使っての撮影に挑みました。ところがハリソン・フォードの運転するトラックから離れて爆発するはずの爆薬の1つがトラックの助手席に落ちるというハプニングが起きたのです。 幸い爆薬はトラックで誤爆することはなく、ハリソン・フォードは無事に撮影を終えることが出来ましたが、助手席に爆弾が落ちてきたら焦ります。手に汗握るアクションシーンはインディだけでなく、ハリソン・フォードにとっても命がけのシーンであったと言えるのではないでしょうか。
17.息子じゃなくて娘が良かった?
第4作で「インディ・ジョーンズ」シリーズへの初出演となったシャイア・ラブーフはなんとインディの息子ではなく娘がいたら面白かったのにとインテビューで語っています。 公開前にインディの息子がいることを明かすことが出来なかっため、シャイア・ラブーフは公開後にナタリー・ポートマン演じるインディの娘が第4作に登場してほしかったと話しています。 俳優達の中でもファンの多い本シリーズですが、ラブーフも熱烈なファンの1人のようで新作のシチュエーションを色々考えたようです。彼の役であるヘンリーではなくナタリー・ポートマン演じるヘンリエッタの登場もなかなか面白かったかもしれませんね。
18.あまりに印象的すぎて新しい言葉が生まれた!
And always remember... pic.twitter.com/EkRkFlppb9
— Indiana Jones (@IndianaJones) December 21, 2013
第4作で、原子爆弾の実験場に残されてしまったインディ・ジョーンズが冷蔵庫に隠れて爆発を生き延びるというシーンがあります。この場面はとても印象的なシーンでしたが、このシーンを元にした現代語が生まれたのをご存知ですか? TVシリーズなどである一つのことが長い間取り上げられることを”Jump the shark”と呼ぶことがあり、それにちなんで”Nuke the fridge”と言う言葉が第4作の公開後に使われ始めました。 ”ニューク・ザ・フリッジ”を直訳訳すると”原子爆弾を冷蔵庫に使う”というような意味になります。
19.オビ=ワンも言った決めゼリフが登場!
「インディ・ジョーンズ」シリーズには「スター・ウォーズ」関連のカメオ出演やイースターエッグが沢山存在します。ジョージ・ルーカスのこの2大シリーズはある意味で繋がっていると言っても過言ではありません! 「スターウォーズ」の名台詞というと”フォースと共にあらんことを”を思い出す方が多いかも知れません。しかし、”なんだか嫌な予感がする”という台詞もオビ=ワンやハン・ソロなどによって使われ、シリーズ全体での決め台詞となっています。 実は、第4作目である『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』で、インディが「スターウォーズ」の名台詞の”なんだか嫌な予感がする”という台詞を口にしているのです。このシーンでハン・ソロを思い出してニヤッとしたファンも多いでしょう。
20.『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』では2タイプの戦車が用意されていた!?
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)の戦車チェースシーン撮影のため2タイプの戦車が用意されていました。1つはアルミニウム製の軽量型、もう1つは28トンある本格的な戦車だったそうです。 戦車のチェイスシーンは2日間の撮影を予定していましたが、大幅にスケジュールが遅れて10日間を要してしまいました。 新作『インディ・ジョーンズ』は、版権がパラマウントからディズニーへと移り2019年の公開が予定されています。監督・キャストの発表はまだ未定です。