セーラーマーキュリーこと水野亜美、IQ300の天才美少女
セーラー戦士たちのブレーン役であるセーラーマーキュリー、その正体はIQ300の天才美少女、水野亜美です。異名を"模試荒らし"ととるほどであり、常に模試やテストではトップをとる猛者。礼儀正しく、おとなしい美少女ですが、すこし天然なところもかわいい女の子です。 ちなみに、うさぎたちと出会うまで敬遠されがちだったクールな亜美ですが、うさぎたちとともにいると必然的にツッコミ役がおおく、うさぎと美奈子のおバカコンビなどの面倒をみたりするおねえさんな役割を持ちます。ですが、シリーズ後半になるにつれて、明るくなり、ボケが出ることも多くなりました。
愛と知性の戦士、セーラーマーキュリー
ふだんは天才で美少女な水野亜美、ひとたびセーラーマーキュリーに変身すれば、セーラー戦士たちをサポートするブレーン役であり、接近戦では、敵をその素早いスピードでぶっとばす戦士です。水だけでなく霧や氷も操ってみせるその力も、セーラー戦士には欠かせないものです。 また、ポケコンやHMDゴーグルなどセーラーマーキュリー特有のガジェットを使用するところも彼女のみです。それらを利用し、相手をその高い洞察力で観察し、弱点を見抜いたり作戦を立てたりすることも参謀としてのセーラーマーキュリーの役目です。
ダークマーキュリーが闇すぎる
さまざまななスキルでセーラー戦士として戦うセーラーマーキュリーですが、その内面には暗く深い闇も。実写ドラマ版の中盤に、敵の戦略で闇の力にとらわれてしまったセーラーマーキュリーは、それまでとうってかわって好戦的な性格に。それまで他メンバーに感じていたコンプレックスをぶちまけたり、格上の戦闘力をぶっぱなしたりと、いろいろと恐ろしいダークマーキュリーが爆誕です。 その後洗脳がとけ解放されたダークマーキュリー。一応は元に戻りますが、それまでよりも積極的な面が見られるようになります。実はいろいろと溜め込んでいた水野亜美も解放されてすっきりしたりしていたり!?
アニメ界の中で1番人気なキャラクター?
テレビアニメ版では、なんと1993年度と1994年度の2年連続で月刊アニメージュのキャラクタートップ10で一位を取ったセーラーマーキュリー。アニマックスの番組『ボイスパワー2010〜あなたに響け! あの声、あの歌、あのセリフ〜』内の、アニメ名ゼリフベスト100にも入った、"水でも被って反省しなさい!"というセリフが人気を呼んでいるようです。 ちなみにセーラーマーキュリーが一位を取るまで、ずっと『風の谷のナウシカ』のナウシカは独占していました。そして二位、三位の常連だったのが『ふしぎの海のナディア』のナディアでした。
セーラーマーキュリーの必殺技
セーラー戦士たちの参謀役のセーラーマーキュリー、格闘戦でも実は素早く接近戦が得意。そのシメを飾る数々の必殺技を紹介します。
シャボン・スプレー
セーラーマーキュリーのもっとも基本的な技です。むかいあわせた手のひらからシャボンをつくり、くるりと一回転しながらエナジーとともに放つ広範囲技です。敵を倒す技ではありませんが、バリアーを張ったり、人々の洗脳を解いたり、いろいろと万能な技です。
アクア・ミスト
アクア・ミストは新アニメで名付けられたセーラーマーキュリーの新技です。新アニメ版では霧を発生させ敵を撹乱しますが、旧アニメでは水しぶきを使い、敵を攻撃したり、異次元空間への扉を開いちゃうスーパー機能も。
セーラーマーキュリー/水野亜美の声優は?
水野亜美の声優は、旧アニメでは久川綾、新アニメ『Crystal』では金元寿子です。
久川綾
久川綾はセーラーマーキュリー以外にも、『ハートキャッチプリキュア!』のキュアムーンライトや、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る箱舟』の新見薫役など、数々の主役をこなしているベテランです。
金元寿子
金本寿子は2009年デビューのまだ若い声優ですが、『Crystal』の水野亜美役以外にも、『侵略!イカ娘』のイカ娘役や、『スマイルプリキュア!』のキュアピース役など大役をたくさん演じています。余談ですが、『Crystal』のオーディションの際、緊張しすぎて水をこぼし、演技の掛け合いをしていたセーラームーン役の三石琴乃に拭いてもらったという話もあるそう。
セーラーマーキュリーを演じてきた女優
『美少女戦士セーラームーン』は一度の実写ドラマに、数々のミュージカルが存在します。そのセーラーマーキュリーを演じてきた女優たちを紹介しましょう。
浜千咲(現:泉里香)
実写ドラマでセーラーマーキュリー、水野亜美役を演じたのは浜千咲(現:泉里香)。 ドラマ版では、変身前は黒髪のロングヘアーであり、アニメよりもさまざまな葛藤を抱えたキャラクターとして登場します。アニメより親と疎遠で孤独であり、がんばってうさぎたちと仲良くするシーンが度々見られます。
森野文子
度々ミュージカル化された『美少女戦士セーラームーン』ですが、その初代の水野亜美役を演じたのが森野文子でした。 ミュージカル版での水野亜美は、基本的に天然ボケです。また、ダークマーキュリーのネタも最初はここから。その水野亜美を一番はじめに演じたのが森野文子です。森野文子は当時セーラームーン役を演じた大山アンザとも交流があり、一緒にアイドルユニット"MOMO"を組んだことも。