アイドルを目指す爆走少女、愛野美奈子(あいのみなこ)はセーラー戦士のリーダー的存在
赤いリボンと金髪をトレードマークに、明るく暴走するアイドル少女・愛野美奈子。主人公うさぎと2人並んでおバカなコンビながら、セーラー戦士たちには欠かせないお姉さん的存在でもあります。 実は1番最初に覚醒したセーラー戦士でもある美奈子。戦闘力のバランスのよさもあるなど、セーラー戦士たちをうまくサポートするリーダー的素質もあるのです。 ちなみにドラマ版では実際、アイドルとして演出されています。ですが重病を患っていて、アイドルということを隠してセーラー戦士として活躍しているという設定です。 寿命があといくばくかという事情があり、ドラマ版の美奈子の性格は時に焦りがちで意地っ張りです。普段は冷静な大人っぽい性格なんですけどね。
うさぎを越えるおバカキャラ!愛野美奈子はどんな人?
アイドル志望の元気な女の子で、明るめの金髪に大きな赤いリボンが特徴です。月野うさぎと同じくらい負けず嫌いですが、どこか抜けており残念なところも。惚れっぽい性格で、面食いのミーハー気質なところもあり、過去には恋した相手が敵だったこともありました。 また、うさぎと同じくらいドジですが、家事に至っては彼女も呆れるほど。台所をありえないほど汚したり、オーディオ機器をいじっただけで壊したりと、クラッシャーな1面もあります。 勉強ができないおバカキャラで、間違って覚えたことわざを披露することも多い美奈子。そんな中、運動神経は抜群で、中学生の頃からバレー部に所属しています。
愛と美貌の戦士、セーラーヴィーナス
愛と美貌の戦士・セーラーヴィーナス。セーラー戦士の中で1番はじめに覚醒した人物で、セーラームーンが誕生する前には「セーラーV」として活躍していました。そのため戦歴が1番長く、セーラーチームのリーダー的存在でもあります。 ずば抜けた戦闘力を持っているわけではありませんが、非常にバランスが良く、時には仲間のサポートに回って戦うことも。みんなのお姉さん的な側面も持っています。また、金星を守護星に持っていることもあり、光を操る彼女の攻撃スピードはトップレベル。 他にも、月野うさぎの前世であるプリンセス・セレニティの影武者という設定もある重要人物です。
愛野美奈子は『コードネームはセーラーV』で主人公だった!?セーラームーンの前身となる作品
どこか月野うさぎと似ている部分が多い愛野美奈子。明るいおバカキャラなところ、身体能力の高さ、外見、相棒に猫がいるところなど、うさぎと近いものを感じますよね。 その理由は、美奈子が『美少女戦士セーラームーン』の前身となる作品『コードネームはセーラーV』の主人公だからです。 他にも、『美少女戦士セーラームーン』ではムーンに似ていることを逆手に取り、ヴィーナスはプリンセス・セレニティの影武者という設定もあります。 また、うさぎと同じく額に三日月のマークがついた猫を飼っている美奈子。その猫とは、白猫のアルテミスです。真面目な性格で、お調子者の美奈子にいつも手を焼いているようす。そんなアルテミスは人の姿になることができ、変身すると白い長髪の美青年になります。
セーラーヴィーナス(愛野美奈子)の名言を紹介
「愛の天罰、落とさせて頂きます!」
セーラーヴィーナスの決め台詞です。愛の戦士でもある彼女らしい言葉ですね。「落とさせて頂きます」とやや控えめな表現なのも可愛らしいですよね。また、強気な表情とその口調のギャップもまた魅力的な名言です。 他にも「金星に代わって、愛の奇跡を見せてあげる!」という台詞もありますが、登場回数は少なめ。また、セーラーV時代には「コードネームはセーラーV!正義の使者!セーラー服美人戦士!セーラーヴィーナス参上!」という決め台詞も。 実写版では、セーラームーンとそっくりな「金星にかわっておしおきよ!」という決め台詞もあります。シリーズによって別の台詞もあるため、比較しながらチェックしてみてくださいね。
「これで良いの。この人が選んだのはお姉さまなんだもん……。2人が幸せになってくれればそれで良いの、それで良いの……」
数々の男性と恋仲をウワサされている愛野美奈子ですが、かつては真面目に恋愛していたことも。 美奈子がイギリスにいた頃、アランという男性に想いを寄せていました。しかしアランは、美奈子が姉のように慕っていた婦人警官のカタリナと恋人関係にあったのでした。それを知ってから美奈子は、何も言わずに2人の元を去ります。 そして美奈子は2人の幸せを願い、自分のことを死んだことにするのでした。そんな彼女が放った言葉がこちら。アランが選んだのがカタリナならば、と身を引く美奈子。自由奔放で活発な印象が強い彼女ですが、恋になると一変して慎ましくなるのだと気づかせてくれるような名言です。
「こんな瞬間をむかえるために あたしたち生まれかわったんじゃ……ないっ!!」
セーラーヴィーナスは、クイン・ベリルとの戦いの中で前世の記憶を取り戻します。遠い昔、ベリルはプリンス・エンディミオンに恋し、そこをダーク・キングダムの支配者クイン・メタリアに浸け込まれて悪に染まっていきます。 その後ベリルは地球の人々を操り、月の人々を攻撃するように扇動。これによりクイーン・セレニティやエンディミオンが亡くなってしまいます。さらに悲しみのあまり、プリンセス・セレニティは自害してしまっていたのでした。 この1連の出来事を思い出したヴィーナスは、再びベリルと戦うことになり、聖剣でどうにか倒すことに成功。しかし次に現れたのは、メタリアに操られた地場衛でした。そこへヴィーナスは立ち向かうも、倒されてしまいます。 そんなピンチの中、セーラームーンが意を決して衛を聖剣で貫きます。しかしその後、前世と同じように彼女は自害してしまう事態に。そこでヴィーナスが発したのがこの言葉でした。
セーラーヴィーナスはセーラー戦士最強!?必殺技を紹介
セーラー戦士最強のセーラーヴィーナス、その大技も愛と美貌に満ち溢れています。数々の必殺技、紹介します。
「ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン」
初期からずっと使われている技で、腰につけたチェーンベルト(テレビアニメ版の新旧や実写の違いで、赤の宝玉の鎖やハート型の光のチェーンになったりします)を自在に操り、敵を攻撃するだけでなく、物を奪ったり、敵を拘束したり、人々の洗脳を解いたりなどとても便利な技です。
「ローリング・ハート・バイブレーション」
両腕からハート型の光を発し、振動と渦で回転させながら放つ大技。発動させる際、「わが愛の星・金星よ! 愛の力を!」と詠唱します。最強の妖魔を吹き飛ばしたり、クイン・メタリアを分離させるなどその振動でとても高い威力を持つ技です。
「クレッセント・ビーム」
ヴィーナスが初期から使っている技で、コンパクトをブーメランとして投げて、敵を切り裂くことができます。しかしこの技は、コンパクトに月光のエネルギーを蓄えなければできないもの。充電を怠ると技を繰り出せないため、それが原因で1度は窮地に陥ったこともありました。 『Crystal』では橙色に光る三日月を相手に投げつけて攻撃する技として登場します。さらに1度だけでなく複数回連続して発動することも可能です。
「クレッセント・ブーメラン」
三日月型の光を2つ合わせ、その力を指先から相手へ向けて放つ技。敵を射抜いたり、焼き切ったりすることもできる技です。しかし成功率はあまり高くなく、敵によっては無効化されてしまうこともしばしば。どちらかというと、他のセーラー戦士の技をサポートする形で放たれることの多い技です。
セーラーヴィーナス(愛野美奈子)を演じた声優は誰?
セーラーヴィーナスの声優は、旧テレビアニメ版では深見梨加ですが、2015年放送の『美少女戦士セーラームーンCrystal』では伊藤静です。
『美少女戦士セーラームーン』で愛野美奈子を演じたのは深見梨加(ふかみりか)
体育館で待ってるよー❤️#感伝祭2019 #チャリティ pic.twitter.com/EZV1M2J1OB
— 深見梨加 ψ◥(。゜▽゜)◤↷「マレフィセント2」公開中???? (@ricafukami88) November 10, 2019
深見梨加(画像右)は、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の愛野美奈子役を四年半も演じましたが、基本的には外国映画の吹き替えを多くやる声優です。主に、アンジョリーナ・ジョリーやハル・ベリーの吹き替えが多いです。ふなっしーにハマっているそうです。
『美少女戦士セーラームーンCrystal』で愛野美奈子を演じたのは伊藤静(いとうしずか)
【5日の芸能面news】
— 山梨日日新聞社 (@sannichi) February 4, 2019
■ゆるキャン△声優2人が語る
声優の伊藤静さんと東山奈央さんが1月、甲府で行われたイベントのために来県。アニメ「ゆるキャン△」に出演する2人が、作品の魅力などを語ってくれました。13面掲載です。文化・くらし報道部の田中でした。#ゆるキャン△ #伊藤静 #東山奈央 pic.twitter.com/1OdHV8pemD
伊藤静(画像左)の代表作には、『美少女戦士セーラームーン』以外にも、『D.gray-man』の可愛いヒロイン、リナリー・リーや、『暗殺教室』のビッチな先生イリーナ・イェラビッチ役があります。他にも『PSYCO-PASS』のクールな六合塚弥生役などもこなしている、演技幅の広い声優です。
実写版『美少女戦士セーラームーン』でセーラーヴィーナスを演じてきた女優は誰?
ドラマ・ミュージカルと複数回実写化された『美少女戦士セーラームーン』ですが、そのうち愛野美奈子役を演じた女優たちを数人、紹介していきます。
実写版『美少女戦士セーラームーン』でセーラーヴィーナスを演じたのは小松彩夏(こまつあやか)
小松彩夏 「ムーンとヴィーナスで♪」
— 小松彩夏 (@ayaka_502) August 30, 2018
⇒ https://t.co/qs2FYH0uhh #アメブロ @ameba_officialさんから
実写ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』で愛野美奈子役を演じたのは小松彩夏。 ドラマでは『美少女戦士セーラームーン』以外にも『馬子先輩の言う通り』や、『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』にも出演しています。 しかしどちらかというと、『横たわる彼女』の松浦桃子役や、『トーク・トゥ・ザ・デッド』の百合役など、映画での主演が多い女優です。
「セラミュ」海外公演でセーラーヴィーナスを演じたのは坂田しおり
坂田しおり出演情報
— トキエンタテインメント (@toki_management) February 21, 2016
ミュージカル「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」
日程:2016年4月8日~4月17日(全15公演)
インターネット予約:https://t.co/pNiKUeuDKz pic.twitter.com/m9boj1PaiC
数多い『美少女戦士セーラームーン』のミュージカルのなかで、上海での海外公演を果たした2014年のミュージカルで、愛野美奈子役を演じたのが坂田しおりです。 主に舞台に立つ女優ですが、同じアニメのミュージカルで、坂田しおりは『黒執事』のメイリン役を演じたこともあります。既に芸能界を引退してしまっていますが、今もなお人気度が高い人物です。
セーラーヴィーナス(愛野美奈子)は明るいドジっ子!セーラー戦士になると頼れるお姉さんに
セーラー戦士の中でも人気の高い、セーラーヴィーナスこと愛野美奈子。誰よりも長く戦ってきた人物だからこそ、戦闘時には非常に力強い味方です。 そんな彼女ですが、明るい性格でドジっ子な1面も持っており、見ているこっちが元気になるようなキャラクターです。 『コードネームはセーラーV』の主人公で、プリンセスの影武者でもある美奈子。そんな彼女は、作品の中でもかなり重要な人物といっても過言ではありません。