2017年7月6日更新

【うぬぼれ反対】こいつにはかなわない漫画キャラクターたち

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バクマン

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あなたはまだまだ成長の余地あり?

人は誰もが、心の中で、これは誰にも負けないという点が一つくらいあるものですが、アニメの世界でそのうぬぼれは全く通用しません。 良くも悪くもデフォルメされて突出し、個性が過剰に際立ったアニメのキャラクターたちに比べれば、人間のそれらなどまだまだ幼く、生温いものです。 いくつかの部門に分け、こいつにはかなわないと思わせるキャラクターを紹介します。

【報われない部門】ヤムチャ(ドラゴンボール)

今や世界中で愛される、孫悟空を主人公にしたアニメ『ドラゴンボール』。中華料理の飲茶にその名を由来する元盗賊のヤムチャの報われなさには、思わず同情してしまいます。 地球人としてはトップクラスの実力を持ちながらも、なぜかここぞというときに伏兵的な強豪と対戦することになり、負けてしまうのがヤムチャのパターンです。次第に前線から退き、ほとんど修行すらしなくなって引退というのは、悲運な末路という他ないでしょう。 プライベートでは、長く交際していたブルマと、やがて破局してしまうのも、同情を拭えません。ブルマから長髪はダサいと指摘されて、髪を切って短髪にしたというのに……。

【お金部門】丹生美森(スケットダンス)

「スケット団」という名の人助けが目的の高校部活を描くスクール・コメディ『SKET DANCE(スケットダンス)』。舞台となる開盟学園の生徒の一人、丹生美森 (うにゅうみもり)のお金持ち度は、アニメ界全体を見渡してもダントツ。 大財閥「丹生グループ」の令嬢で、なんと総資産は5京円を超えると言われているほど。「兆」ではなく「京」です!御令嬢のパターンに洩れず、事実、その世間知らずなおっとりぶりは尋常ではありません。 平気で大金を他人に差し出したり、学校のトイレを私費で豪華に改装したりしたことも普通にありました。もちろん、悪気や嫌味は全くなく、あくまでも一般庶民と金銭感覚の単位において、ゼロがいくつも違うだけなのです。

【強さ部門】サイタマ(ワンパンマン)

その名の通り、どんな敵でも一発のパンチで倒すヒーローを描いたアクション・ギャク漫画が『ワンパンマン』です。その主人公サイタマは、アニメ界最強と言ってもいいでしょう。なにしろ一発だけで強敵を倒すことができる主人公はそうそういません。 体型はかなりの筋肉質でありながら、ハゲ頭ゆえ一見間抜けに見えるのですが、黄色スーツにマント姿のヒーローになったときの強さは、ほとんど強すぎて話にならない、と言ってもいいほどです。 異次元の強さゆえ、本人も虚しさを感じているらしく、やる気が出ないこともしばしば。弟子であるジェノスにすすめられ、ヒーロー協会に所属するプロヒーローになりました。

【かっこいい部門】飛葉大陸(ワイルドセブン)

極悪人を抹殺するため、犯罪者から選抜された特別警察の活躍を描く『ワイルド7』。メンバーの一人で主人公・飛葉大陸(ひばだいろく)のクールぶり、カッコよさは惚れ惚れするほどです。 少年院から脱走中に、その素質を買われスカウトされた飛葉は、7人のメンバー中最年少でありながらリーダーをつとめているという、カリスマ的存在。事実、格闘能力とバイクの技術、さらに指導力と捜査能力は、突出しています。 イケメンな容姿と、ぶっきらぼうな態度、実はお人よしで情にもろいというギャプも萌えポイント。拳銃コルト・ウッズマンを愛用し、手にした姿は悩殺レベルのカッコよさです。

【かわいい部門】小豆美保(バクマン。)

コンビを組んで漫画家を目指す二人の少年を描いた人気漫画『バクマン。』。ヒロインの亜豆美保(あずきみほ)は、強豪揃いのかわいい部門で必ず名前の挙がる少女の一人でしょう。 主人公の一人・真城最高の中学時代のクラスメイトであり、互いに好意を寄せ合う関係。単に可愛いだけではなく、どこかはかなげなルックスの持ち主で、非常に恥ずかしがり屋な性格が、他のキャラクターにはない彼女の魅力です。 声優志望という夢も、アニメファンの萌えポイントの一つかもしれません。真城最高の夢が実現したら、結婚すると約束をしている一途さも、愛さずにいられませんね。声優となってからはアイドル級の熱狂的なファンがつき、「アズキュン」と呼ばれています。

【努力部門】谷口タカオ(キャプテン)

1972年から連載が開始し、不動の人気を誇る野球漫画のひとつが『キャプテン』です。主人公である谷口タカオの頑張りと努力ぶりは、他の熱血スポコン漫画のキャラクターとは一味違うものがあります。 最初は墨谷ニ中野球部2軍のしかも補欠という低レベルでしたが、壮絶とも言える努力と人知れない猛練習によって、やがてキャプテンに選ばれます。超絶の才能や素質を持つ主人公ではなく、等身大の少年が地道な努力によって腕を磨き、人間としても成長していく姿が共感を呼ぶのです。 野球の名門校で、かつて所属していた青葉学院と互角に戦うレベルに到達するのは感動的でした。

【成長すごい部門】三五十五(柔道部物語)

小林まことが、柔道経験者ならではのリアリティで描き、人気を博した『柔道部物語』。主人公・三五十五(さんごじゅうご)の漫画開始時から最終回に至るまでの変貌ぶり、成長ぶりの落差は驚異的です。 舞台となるのは、岬商業高校柔道部。何気ない軽い気持ちで柔道部に入った三五十五は、いきなり上級生から新入部員歓迎の壮絶なしごきを受け、地獄を見ます。どん底の地獄から不屈の精神で立ち上がり、頑張りと努力によって、見事トップ柔道選手になっていくプロセスは、相当のものでした。 必殺の得意技である背負い投げを武器に、三五は柔道部のヒーローとなっていきます。

【頭脳部門】L(デスノート)

ほとんど社会現象にまでなった、名前を書かれた人間は死ぬという死神のデスノートにまつわる漫画『DEATH NOTE(デスノート)』。デスノートを利用する夜神月に対し、もう一人の主人公が探偵のLです。 様々な探偵アニメキャラクターがいる中で、夜神月と繰り広げる高度な頭脳戦に挑むLの能力は特別です。事実、数々の世界中の難事件を解決し、全世界の警察権力をもってして、「最後の切り札」「世界一の探偵」とも称されているのがLです。FBIですら、Lの指示に従います。 天才と言っても過言ではない、その頭脳により、東応大学の入学試験では、全科目満点の堂々トップで合格しています。

【バカ部門】スッパマン(ドクタースランプあられちゃん)

今さら説明不要、鳥山明による80年代から90年代の日本を代表するギャグ漫画『Dr.スランプ』。おバカキャラ勢揃いのペンギン村にあって、スッパマンのバカさ加減は、自称正義の味方ゆえ、かえって群を抜いています。 普段はテレビのアナウンサーで、電話ボックスに入り梅干を食べることによって、自称正義の味方に変身しますが、周囲はみなそのことを知っているという間抜けです。 「勇気の人さし指」と呼ばれる必殺技は、指でウンチに触れるこという信じられないバカさと、気弱な役立たずぶりから、「アホのスッパマン」と呼ばれ、スッパマンがいないと村が平和になるとまで言われてしまっています。