2017年7月6日更新

『クマのプーさん』のキャラクター・声優紹介!

このページにはプロモーションが含まれています
プーさん

AD

世界中で愛される『クマのプーさん』

『クマのプーさん』は、もともと、今からおよそ100年近く前の1926年、A・A・ミルンが発表した児童向け小説です。1928年に発表された続編、及びその他二つの童話から成り立っており、当時の挿絵はE.H.シェパードが担当していました。 ミルンの息子クリストファー・ロビン・ミルン所有のテディ・ベアにヒントを得て、物語を発想したと言われており、100エーカーの広さを持つ森を舞台にした、ぬいぐるみの仲間たちの日常を描きます。 発表当時から世界中で評判を呼び、とりわけ1961年のラインセス契約により、ディズニーによってアニメ化されてからは、絶大なる人気を博しました。 何度も映画化、テレビアニメ化されており、各キャラクターは原作とディズニー版で多少異なります。また、担当した声優も複数いるのですが、ここではディズニー版を基本に、かつ最も新しい『プーさんといっしょ』(2007―2010年)を担当した声優を中心にまとめてみます。

プーさん

プーさんは、主人公であるくまのぬいぐるみです。特徴は何と言っても食いしん坊なこと。いつもはちみつを壷から直接食べています。頭の中にはコットンが詰まっているだけなので、あまり機転はききませんが、大好物のハチミツには目がありません。仲間思いの優しさは随一。クリストファー・ロビンの大親友です。

亀山助清

亀山助清は、80年代から声優として活動してきばかりか、俳優としても数々のドラマや映画に脇役として出演し、精力的に活躍してきました。代表作のひとつとなった、くまのプーさん役は、2003年から10年間つとめてきましたが、惜しむらくも、2013年1月26日、58歳の若さで亡くなっています。

ピグレット

ピンク色の大きな耳がチャームポイントのブタのぬいぐるみがピグレットです。プーとは大の仲良し。小さな体でやや気弱なところもありますが、友達のために勇気を持って立ち上がる意外な一面もあります。そのため、仲間たちから好かれていますが、お風呂嫌いが玉にキズ?!

小形満

1963年青森生まれ。1987年に東京アナウンスアカデミーを卒業後、声優として活動しています。アニメはもちろんですが、海外ドラマや映画の吹き替えを得意としています。声質は幅広く、老年の男性から、少年や動物の声もこなします。後者のよく知られた代表作は、ピグレットの他、『マペットシリーズ』のミス・ピギーなどです。

ティガー

元気過ぎて、大暴れしてしまうこともある虎のぬいぐるみがティガーです。常に森を明るく、軽やかに駆け回りますが、調子に乗り過ぎて周囲に迷惑をかけてしまうこともしばしば。自信満々で、思い込みの激しさも欠点ですが、決して憎めないキャラの持ち主です。実は高所恐怖症である弱点なども、いわば愛嬌のうち。意外や、いつも喧嘩しているラビットとは本当は仲良しです。

玄田哲章

1948年、岡山県生まれの玄田哲章。元々俳優志望でしたが、野沢那智の劇団薔薇座に入団し、声優としての活動を開始します。精悍で男らしい声質が特徴で、なんと言っても、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えが有名です。破天荒なティガーはまさにぴったりの声です。

ラビット

せっせと真面目に畑で働くウサギのぬいぐるみがラビットです。やや頑固で怒りっぽい点が玉にキズですが、几帳面な働きぶりと面倒見の良さで、仲間から頼られています。ティガーが畑を荒らす度に激怒しますが、実は喧嘩友達。本当には苦手としているのは、カンガとルーのようです。

龍田直樹

1950年、和歌山県生まれの龍田直樹は、現在、大手の青二プロダクションに所属し、多方面の活躍が目覚ましいベテラン声優です。 様々な番組のナレーションの他、動物系の声優も得意としており、ラビット役もその一つです。先代の富山敬の死去により、1995年より長らくラビットの声を担当しています。

イーヨー

ロバのぬいぐるみであるイーヨーは、歳老いたせいか、のろまで性格も根暗。物事をネガティブに考えてしまう習慣があるくせに、一人だと寂しがりやなところもあります。友達思いであることは間違いなく、意外な一言で問題を解決することも……。釘で固定されただけのしっぽは、ひょんなことで簡単に外れてしまいます。

石田太郎

1944年、京都府に生まれ、長らく俳優と声優の両方で、テレビドラマ、映画、舞台にとマルチな活躍をしてきましたが、2013年9月21日、ドラマの撮影中に倒れ、69歳で逝去しました。声優としては、故小池朝雄に続き、米ドラマ『刑事コロンボ』のピーター・フォークの吹き替えが有名です。

オウル

長生きで森の長老的存在であるフクロウのぬいぐるみがオウルです。相談されると、真剣に答えようとしますが、あまり役に立たないことも。長く生きているだけあって、一応それなりの物知りではあります。ただ昔話を始めると、やたら長くなってしまうのが欠点です。

上田敏也

1933年の生まれで、実年齢の通り、老人の声を得意としています。とはいえ、1960年代から活動する、さすがベテランらしく、ギャグ・キャラや博士など知的キャラなどもこなします。これまで、海外映画の吹き替えも多数担当してきました。オウル役は、まさに十八番とするところです。

カンガとルー

カンガルーの母のぬいぐるみがカンガで、袋にすっぽり収まるその子供がルーです。カンガは、さすが母親だけあって、面倒見がよく、心優しい存在ですが、怒ると怖い一面も。一方、ルーは、無邪気でやんちゃな子供そのもの。暴れん坊のティガーがなぜか大好きで、自分から絡んでいっては戯れます。

片岡富枝

カンガの声を担当する片岡富枝は、1944年千葉県生まれ。舞台芸術学院卒業後、女優として様々な役柄を演じてきました。1991年より青年座に所属しています。舞台やドラマを活動の中心に置くほか、声優として、様々な洋画の吹き替えやアニメで多くのキャラを担当してきました。特にウーピー・ゴールドバーグの吹き替えが有名です。 ルーの声を担当した田川颯眞は、子役から俳優として活動を続けています。

クリストファー・ロビン

その名の通り、A.・A・ミルンの息子がモデルである優しく利口な人間の少年がクリストファー・ロビンです。プーさんとは大の親友で、物語のもう一人の主人公だとも言えます。森の仲間たちとは思いやりを持って接しながら、全員のリーダー的存在として、様々な問題やトラブルを解決する役目です。

進藤一宏

1988年生まれ、東京都出身です。小学生の頃から、映画やアニメの声優活動をしてきましたが、2005年、ボールジャグリング世界大会で優勝したことをきっかけに、ジャグラーとしての活動がメインになりつつあります。ハリー・ポッターのシリーズ初期には、リー・ジョーダンの吹き替えを担当していました。

ゴーファー

穴掘りを仕事とするリスのぬいぐるみがゴーファーです。原作には登場しない、ディズニー版のオリジナルキャラであり、なぜか、ゴーファー本人がそのことを知っているという設定もむしろユニークでキュートです。せっかちな性格で、いつもやや混乱気味なところがあります。

辻村真人

1930年生まれのベテラン俳優兼声優です。早稲田大学卒業後、戦後まもない1947年にラジオドラマでデビューしました。俳優としては、伊丹十三作品など、様々な映画やドラマにおける名脇役として出演していますが、有名なのは『仮面ライダー』シリーズの怪人役です。しわがれた声質が特徴で、声優としての代表作には、『忍たま乱太郎』の学園長役などがあります。