アニメ映画『はいからさんが通る』あらすじキャラまとめ【名作漫画再び!】

2017年7月6日更新

1970年代に発表以来、女の子の恋愛バイブルとして、テレビアニメや実写化もされた伝説的マンガ『はいからさんが通る』が、2017年に劇場アニメ化が決定しました!

大正名作ラブコメ『はいからさんが通る』が2017年、スクリーンに蘇る!劇場映画化が決定!!

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『はいからさんが通る』は、大和和紀原作による、1975年から1977年まで講談社「少女フレンド」誌にて連載された少女マンガです。そのあまりの人気から、これまでに幾度となく映像化されています(詳細は後述)。

そんな『はいからさんが通る』が、劇場版アニメとなります!アニメ化そのものは1978年に全42話のテレビアニメ版が放送されていますが、今回は連載40周年を記念して新たに制作されるとのこと。前後編の二部作構成となり、前編公開日は2017年11月11日、後編は2018年を予定しています。

映画化といえば、この作品は1987年に南野陽子主演で実写映画化もされました。当時トップアイドルだった南野が、『スケバン刑事』とは真逆のおてんばな紅緒を演じ、さらに伊集院忍役として、モデルから俳優に転身して間もない阿部寛を配するなど、話題豊富な内容となっています。

『はいからさんが通る』のあらすじ

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舞台は大正7年の東京。帝国陸軍軍人の花村少佐の娘・紅緒は、剣術に夢中のハイカラでおてんばな17歳の少女。そんな娘の将来を案じた父は、独断で彼女の婚約者を決めてしまいます。

当初は反発する紅緒でしたが、相手として現れた青年少尉・伊集院忍は、そんな紅緒の心情に理解を示す好青年でした。そんな忍にいつしか魅かれていく紅緒でしたが、大正という激動の時代が、二人の運命を大きく揺さぶっていくのでした…

サブカルチャーを織り交ぜたギャグが持ち味

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この作品の特徴として、大正時代の様々な民間風俗と、マンガが連載されていた1975年から1977年時のブームや世相を反映したギャグが盛り込まれている点が挙げられます。

たとえば、大正デモクラシーや米騒動、さらには関東大震災や女性の社会進出問題などを盛り込みつつ、一方で『宇宙戦艦ヤマト』や『科学忍者隊ガッチャマン』、『ゴジラ』といった連載時の人気作品のパロディーギャグも入っているという奇想天外ぶり。

こうした自由さが人気を博したといっても過言ではないでしょう。

アニメ映画『はいからさんが通る』前編/後編のサブタイトルも発表

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前編/後編と分かれて公開されることが発表されました。前編のタイトルは『はいからさんが通る 前編〜紅緒、花の17歳〜』後編は『はいからさんが通る 後編〜東京大浪漫〜』です。監督はそれぞれ前編を古橋一浩が、後篇を加瀬充子が努めます。

不朽の名作として少女漫画界に君臨し続ける、『はいからさんが通る』。近年の少女漫画にはなかなかみられない、激動の時代を描いた主人公紅緒の大河ロマンスです。おてんばな女学生だった紅緒が、恋愛や様々な困難を乗り越えていく中で立派な女性となっていく成長を描いています。前編後編と公開されることで、その分時間経過や成長を丁寧に描くことができ、ファンにとっても嬉しいのではないでしょうか。

花村一家

『はいからさんが通る』のヒロイン・花村紅緒

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旗本子孫・花村家の一人娘で、原作の連載開始当初は17歳。母親を早くに亡くし、生真面目な父と、家事を担当するばあやに育てられました。

剣道の腕前はピカイチですが、料理などの家事全般が苦手。でも、持ち前の明るさと優しさから、周囲の人気者となります。

声優は早見沙織に決定!

早見沙織

そんなおてんばヒロイン・花村紅緒ですが、劇場版アニメでは人気声優の早見沙織が演じることが決定しました。

早見沙織は、2007年の声優デビュー時より数多くのメインキャラクターをつとめ、主題歌やキャラクターソングまで担当してきた人気声優です。透明感のある美声に定評があり、少女から大人の女性まで、物静かな役から元気な役まで、実に様々な役をこなしてきた実力派です。

2016年には少女向け人気アニメ『魔法つかいプリキュア!』のメインキャラクター・キュアフェリーチェや、「このマンガがすごい!2014オトコ編」で8位を獲得した同作をアニメ化した『甘々と稲妻』のメインヒロイン・飯田小鳥などを演じています。

紅緒の父で花村家の大黒柱、花村少佐

紅緒の父にして、陸軍少佐で伊集院忍の上官です。妻に先立たれてからは、男手一つで紅緒を育ててきました。おてんばな紅緒に手を焼きつつも、娘の生き方も理解を示す良き父親ですが、少々酒乱の気があるのが難点です。

紅緒のばあや(テレビアニメ、実写映画版では「あごなしばあや」)

花村家の家事を取り仕切るおばあさんで、紅緒の素行にしょっちゅう手を焼かされています。

伊集院一家

許嫁・伊集院忍

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陸軍歩兵少尉で、伊集院伯爵の父とドイツ人の母親エリナとの間に生まれたハーフで、その整った容姿から女子の人気の的となります。

上司である紅緒の父の命で彼女の許婚となり、当初は紅緒と反発しますが、次第に彼女の性格に惹かれていき、相思相愛の関係となります。

声優は宮野真守に決定!

宮野真守

女性に人気のある花村紅緒の許嫁・伊集院忍ですが、同じく女性人気の高いイケメン声優・宮野真守が声優をつとめることが決定しました。

宮野真守は、声優・俳優・歌手・ナレーターまでこなす日本アニメ界に欠かせない超人気声優です。2006年の『DEATH NOTE』の主人公・夜神月を演じ、一躍声優としての知名度を上げました。

数々の出演作でその感受性と表現力を十分に発揮しており、主役はもちろん脇役まで存在感のあるキャラクターを演じています。代表作は、前述の『DEATH NOTE』の主人公・夜神月や、『機動戦士ガンダム00』の主役である刹那・F・セイエイなどがあります。

忍の祖父・伊集院伯爵

元薩摩藩藩士という経歴からか頑固な性格の持ち主で、その頭の固さから常に騒動を騒がします。当初、孫である忍の許嫁となる紅緒を毛嫌いし、幾度となく衝突しますが…

伊集院伯爵夫人

忍の祖母で、温和な性格の持ち主。夫の伯爵とは反対に紅緒を初対面から気に入りますが、実はその裏には、若い頃に紅緒の祖父と交わした「ある約束」が…

伊集院家の奥女中・如月

伊集院家にやってきた紅緒に厳しい花嫁修業を施そうと躍起になりますが、後に紅緒の理解者となっていきます。

物語を盛り上げる親友と幼なじみ

紅緒の幼なじみ・藤枝蘭丸

大和和紀DREAM VOL.1 ヨコハマ物語・はいからさんが通る

花村家の隣に住む歌舞伎の女形役者。幼少時から紅緒に振り回されっぱなしでしたが、実は彼女に片想いしていました。その想いが強くなり過ぎたあまり、女装して伊集院家のメイドとして潜り込んでしまいます。

紅緒の親友・北小路環

紅緒と同じ女学校に通う、華族出身で忍の幼馴染。密かに忍に片想いしており、紅緒と忍それぞれと仲良くしていましたが、2人が許嫁の関係とは知りません。

冗談社の人々

物語中盤で、紅緒は家計を支えるため働きに出ることを決意し、女性が職を持つ事が難しい時代において、雑誌編集社の「冗談社」に入社します。その冗談社に勤める面々も個性的な人物ばかりです。

青江冬星(あおえ とうせい)

冗談社の社長して雑誌「冗談倶楽部」の編集長。極度の女嫌いで、女性に触られるとジンマシンが出る体質。そうした性格のため、入社希望者の紅緒を追いだそうと、ある課題を彼女に出しますが…

辺面岩男(へつら いわお)

頭に巻いた鉢巻と咥えタバコ姿がトレードマークの長身男性。好きな食べ物はこんにゃくと豆腐。

愛相良雄(あいそう よしお)

袴姿のメガネ長身男で、ゲテモノ料理が好物という変わった面を持ちます。

古美売太(こび うりた)

丸メガネをかけてサンバイザーをかぶる、青江を心底尊敬する男性社員。原作では少年ですが、テレビアニメ版では大人の男性になっています。

袋小路つめ子(ふくろこうじ つめこ)

元々冬星の見合い相手でしたが、冬星が見合いを断る理由に紅緒を婚約者として紹介したことから、紅緒をライバル視して冗談社の押しかけ社員となってしまいます。

空手4段・合気道3段という強者であり、歩く振動で地面が揺れ、泣き声で壁が崩れるというパワフルな女性です。

大正という時代を感じさせる、狸小路伯爵家

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物語終盤、紅緒の前に、狸小路伯爵を始めとする新たな登場人物たちが次々と登場します。これによって、紅緒の運命は大きく変わることとなるのです。

サーシャ・ミハイロフ侯爵

ロシア貴族で、忍と瓜二つの容姿を持つ人物。レーニンのロシア革命の後、革命軍の追跡を逃れ、妻のラリサとともに日本に亡命してきます。

冗談社の記者となっていた紅緒は、忍とあまりにソックリな事から、取材と称して彼に近づこうとするのですが…

ラリサ

ミハイロフの妻で、過酷な逃避行動が元で結核を患っています。夫に近づこうとする紅緒を避けようとしますが、それにはある重大な秘密が隠されていたのでした。

狸小路伯爵

その名の通り、容姿がタヌキそっくりな伯爵。西洋風の屋敷に暮らしており、ロシア革命により日本に逃れてきたミハイロフ夫妻を匿います。

何かとトラブルを起こす紅緒を毛嫌いしており、ついには彼女を見ると拒否反応で発作を起こしてしまう体質となってしまいました。

実写ドラマにもなった『はいからさんが通る』

実写映画化、アニメ化以外に『はいからさんが通る』はテレビドラマ化もされています。

一番最初は、関西テレビで1979年から1年間放送していた宝塚歌劇団の連続ミュージカル番組『宝塚テレビロマン』内で、文字通り宝塚団員出演で制作されました。

他には1985年4月15日にフジテレビ「月曜ドラマランド」枠内で三田寛子主演で、そして2002年1月2日に、TBS「モーニング娘。新春! LOVEストーリーズ」内で、石川梨華主演でそれぞれドラマ化されています。

悲願!37年の時を経て、アニメ『はいからさんが通る』ついにBD/DVD BOX化

そんな『はいからさんが通る』ですが、1978年のテレビアニメ版がついにソフト化されます。オリジナルネガフィルムからの2KスキャンによるHDマスター化を実施し、音声も6mm音フィルムから音声を抽出し、クリアな音質を実現したというこだわりぶり。

発売は2016年12月21日とのことで、今から楽しみですね。