映画『ファーゴ』がもっと面白くなるトリビア15選

2017年7月6日更新

コーエン兄弟のヒット作として今も根強い人気を誇る『ファーゴ』。随所に隠された演出やキャストの秘話など、この映画のエピソードを15個ご紹介します。読んだらもう一度映画を観直したくなるかも!?

1.『ファーゴ』はフィクション

ファーゴ

出典: uproxx.com

映画の冒頭で「この物語は実話に基づいている」というクレジットが出てきますが、これはあくまでも演出。『ファーゴ』の誘拐劇はフィクションなのです。

とは言え実際に起こった事件と酷似している描写も。誘拐犯のゲアが相棒カールの死体を木材粉砕機で粉々にしているシーンは、1986年に妻を殺した男性が死体を同じように処理しています。

2.映画の名シーンを再現できる!?

ファーゴ

その木材粉砕機のシーンはあまりにも印象的ですが、映画で実際に使われた機械がファーゴのビジターセンターに展示されています。そこではなんと脚とボンバーハットが用意されており、映画のシーンを再現できるようになっています。

3.脇役は嫌だと言い張った俳優の最終手段

ファーゴ

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妻を誘拐させ、父親から身代金をとろうと企むジェリーは当初の予定では脇役でした。しかしジェリーを演じたウィリアム・H・メイシーは、この役を主役にして欲しいとNYのオーディションでコーエン兄弟に詰め寄ったのだそう。最終的に自分をキャスティングしないと弟イーサンの飼い犬を撃つと脅して役を得ました。

4.妊婦で警察官として働くたくましさ

ファーゴ

この奇妙な誘拐事件を捜査する女性署長マージを演じたフランシス・マクドーマンド。彼女は撮影が始まる少し前に養子をとり母親となりました。

マージは妊娠中という設定もあり、マクドーマンドは実際に妊娠している女警官に会ったのだそう。妊娠7ヶ月目まで現場に出ていたその警官を見て驚きを隠せなかったと話しています。

5.プリンスではなく…

ファーゴ

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クレジットでは映画の舞台ミネアポリス出身のスター、プリンスと思わしき人物が被害者として地面に横たわっています。しかしこれはプリンス本人ではなく、『ファーゴ』のストーリーボード担当のJ・トッド・アンダーソンでした。イーサンは次のように話しています。

J・トッドはもうその名前を使いたくなかったから「かつてJ・トッド・アンダーソンと呼ばれたストーリーボードアーティスト」を名乗ることにしたんだよ。

プリンスは一時期その名を捨て、「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」として活躍していましたが、それをもじったのでしょうね。コーエン兄弟らしい演出です。

6.舞台は友人に依頼

ファーゴ

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マージの夫、ノームの家のアヒルの絵はコーエン兄弟の友人が描きました。そのアーティスト、ハートマンも兄弟で活躍しています。

7.スウェーデンの放送禁止用語

ファーゴ

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ゲアが車から降りたときに発した一言、「Jävla fitta!」。これはスウェーデン語で誰かを罵倒するときに使う言葉です。スウェーデンに行ったら絶対にこの言葉は使わないようにしましょう。

8.脇役のでも重要な役どころ

ファーゴ

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売春婦の一人を演じたラリッサ・コカーノットはマクドーマンドにミネソタ訛りを教えていました。彼女は2002年に脚本家と結婚しています。

9.実在するTV番組

ファーゴ

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ジェリーの妻、ジーンが誘拐される直前に見ていたバラエティ番組『Minnesota afternoon talk show』。これは実在するTV番組で、80年代から90年代初頭にかけて放映されていました。

10.キューブリックへのトリビュート

時計じかけのオレンジ

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『ファーゴ』にはスタンリー・キューブリックの映画へのトリビュートが登場しています。カールの「just a little of the ol’ in-and-out」というセリフは『時計仕掛けのオレンジ』の「No time for the old in-n-out」にアイデアを得ています。また、『フルメタル・ジャケット』の1曲『These Boots Are Made for Walkin'』がカールとゲアが聞いているラジオで流れるシーンも。

11.コーエン兄弟最大の成功作

ファーゴ

この映画の製作費700万ドルに対して、全世界での収益は6100万ドル。これはその当時のコーエン作品で最大のヒットだったと言います。

12.アカデミー賞でも注目される

ファーゴ

1997年のアカデミー賞ではマージを演じたマクドーマンドに主演女優賞、コーエン兄弟に脚本賞が送られたほか、メイシーが助演男優賞にノミネートされるなど主要7部門にノミネートされました。