『アマデウス』あらすじからキャストまで作品紹介!

2017年7月6日更新

超大作『アマデウス』のキャストやあらすじをまとめました。1984年の公開から、今なおモーツァルトを描いた大作として高評価を受けている作品です。音楽や口コミ、見どころなども紹介しているので、映画を観る前にチェックしてはいかがでしょうか?

モーツァルトの死を巡るサリエリを描いた一作『アマデウス』

1984年のアカデミー賞授賞式で作品賞や監督賞始め8部門を総なめにした大作『アマデウス』。そのあらすじとキャスト、見所をたっぷりご紹介します!

『アマデウス』のあらすじを紹介

アマデウス

物語は精神病院にとある老人が自殺未遂で運ばれるところから始まります。彼の名前はアントニオ・サリエリ、かつての宮廷音楽家です。一命を取り留めたサリエリは神父に驚くべき告白をします。それは天才と謳われた音楽家、モーツァルトとのストーリーでした。

アマデウス

音楽を愛し、神に才能を与えてくれと願い続けた音楽家サリエリ。彼の眼の前に現れたのは、不躾で下品、礼儀知らずな天才音楽家モーツァルトでした。神は自分ではなくモーツァルトに音楽家としての才能を与えた…その事実を知ったサリエリは、モーツァルトへの嫉妬と羨望に悩まされるようになります。

アマデウス

次第にその感情は憎悪へと変わっていき、サリエリは自分ではなくモーツァルトに才能を与えた神へ復讐することを誓いますが…。

サリエリの回想からモーツァルトの死までを描いたこの映画、2時間40分という長編になっています。しかしモーツァルトの音楽とサリエリの苦悩に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていくこと請け合いです。

演技派揃いのキャストをご紹介!

迫真の演技が絶賛された俳優陣をご紹介します。

サリエリ役にF・マーレー・エイブラハム

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モーツァルトへの嫉妬と憧れから復讐劇を企てるサリエリを演じたのはF・マーレー・エイブラハム。1939年生まれのアメリカ人俳優で、『スカーフェイス』『グランド・ブタペスト・ホテル』にも出演しています。この演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

モーツァルト役にトム・ハルス

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音楽をさせたら天才、しかしそれ以外はからっきしのモーツァルトを演じたのはトム・ハルス。狂ったような笑い方を始め、モーツァルトの特徴を捉えていると大絶賛されました。ハルスは1953年生まれのアメリカ人俳優で、映画『ノートルダムの鐘』では主人公カジモドの声を演じています。

コンスタンツェ役にエリザベス・ベリッジ

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モーツァルトの妻で、病弱なコンスタンツェを演じたのはエリザベス・ベリッジ。1962年生まれの女優で、この『アマデウス』が彼女の代表作となっています。

ヨーゼフ2世役にジェフリー・ジョーンズ

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サリエリやモーツァルトの雇い主でもある皇帝ヨーゼフ2世を演じたのはジェフリー・ジョーンズ。1946年生まれの俳優で、『アマデウス』以外の代表作に『フェリスはある朝突然に』があります。

レオポルド役にロイ・ドートリス

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モーツァルトの父、レオポルドを演じたのはロイ・ドートリス。モーツァルトが罪の意識を感じ、やがて彼を死に追いやっていく中で重要な役でもあります。ドートリスは1923年生まれの俳優です。TVドラマや舞台などで活躍しました。

ローラ役にシンシア・ニクソン

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メイドかつサリエリのスパイという、脇役ながら重要な立ち位置のローラを演じたのはシンシア・ニクソン。『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役で有名ですよね。1966年生まれの女優で、現在ではTVドラマへのゲスト出演や映画出演など幅広く活躍しています。

監督はミロス・フォアマンが務めた

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この映画の監督を務めたのはチェコ出身のミロス・フォアマン。チェコで映画を学び、中欧を代表する映画監督として知られるようになりました。その後アメリカに渡り、『カッコーの巣の上で』と本作でアカデミー賞監督賞を受賞しています。

その他の代表作に『宮廷画家ゴヤは見た』があります。

実際のモーツァルトはどんな人物だったのか?

この作品はサリエリの復讐劇が軸になっていますが、あくまでもフィクションです。しかしモーツァルトと同様、サリエリも実在の人物でした。

神童と謳われる天才音楽家、モーツァルト

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年1月27日〜1791年12月5日)はオーストリア出身の音楽家。幼少の頃からその才能を発揮し、『神童』と呼ばれるようになります。5歳の時に初めて作曲をして以降、生涯にわたり交響曲や協奏曲からオペラまで幅広い作品を残しています。

一方で、モーツァルト本人の性格は『アマデウス』上での描写と同じで、下品で卑猥なことを好む性格だったのだとか。また妻コンスタンツェと同様浪費癖が激しく、一家は常に金銭の工面に困っていたという話もあります。そのためモーツァルトが曲を作るのはほぼ収入を得るためだったそうです。

当時は功績が認められていた、サリエリ

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アントニオ・サリエリ(1750年8月18日〜1825年5月7日)はイタリア出身の音楽家です。オーストリア皇帝の宮廷楽長を務めた人物として功績を残しましたが、作品などはあまり有名ではなく死後長らく表舞台に立つことはありませんでした。

『アマデウス』の公開によりその存在に注目が集まって、最近では再評価の動きも出てきています。

映画はフィクション!

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実際のモーツァルトとサリエリの関係は映画で描かれているものとは異なるようです。サリエリはモーツァルトの音楽的才能を評価していた一方で、彼が宮廷音楽家のメンバーになることを疎ましく思っていたのは事実のよう。

しかしモーツァルトに復讐劇を企てた事実は一切ありませんし、モーツァルト毒殺の嫌疑をかけられたときもきっぱりと否定しています。

作品中で流れたモーツァルトの作品は?

映画を語る上で外せないのがモーツァルトが作り出した名作の数々。その一部をご紹介します。

オープニングでインパクト大、交響曲第25番『シュトルム・ウント・ドランク』

オープニングで流れた一曲。耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。不安に駆り立てるような曲調がオープニングにマッチしています。

サリエリとモーツァルトの出会いの場で、セレナード第10番『グラン・パルティータ』

サリエリとモーツァルトが初めて出会うシーンで流れた音楽です。天才と呼ばれる音楽家モーツァルトを一目見ようと演奏会に訪れたサリエリ。眼の前で下品に振舞っていた若者にに目をひそめていたところ、その青年が美しいメロディーを奏で始めたのです。サリエリの衝撃と対照的な美しい曲調が印象に残ります。

父への罪の意識の象徴、オペラ『ドン・ジョヴァンニ』

劇中では、父レオポルドの死に対して感じる罪の意識を表す作品として描かれました。女たらしのドン・ジョヴァンニが口説いた女の父親の亡霊によって地獄へと突き落とされるというストーリーで、サリエリはこの時のモーツァルトの心理を巧みに読み取り、彼の復讐へ利用しようとします。

モーツァルト自身の死を表した『レクイエム』

モーツァルトを追い詰めるきっかけとなった『レクイエム』。映画ではサリエリが変装をしてモーツァルトに作曲を依頼しています。この作品が自分自身のレクイエム(死者を送るための曲)になると感じたモーツァルトですが、実際に作曲中に亡くなるのです。

史実では『レクイエム』を依頼したのはサリエリではありません。しかしこの作曲にモーツァルトが何らかの不安を抱いていたことは間違いないようで、実際に未完成のままモーツァルトは亡くなっています。

『アマデウス』のCiatrユーザーの感想評価は?【ネタバレ注意】

アマデウス

出典: topicks.jp

実際に『アマデウス』を鑑賞したCiatrユーザーの口コミをご紹介します。

honeycandybaby 1小節ごとに私は敗北の苦さを噛みしめたサリエリは戦うつもりも勝つつもりもない。恨みながらモーツァルトの一番の音楽の理解者っていうのが皮肉だった。赦して、という言葉に鳥肌が、、。モーツァルトの無邪気な性格にどんどん引き込まれました。蛇のように追うサリエリにも。音楽に華美な装飾品の数々も見物!!モーツァルトの本当の死因は何なのか更に気になりました。
bocyanmicstar 心から音楽を愛し必死に努力してきたサリエリより、不真面目で破天荒なモーツァルトが神に愛される。 この理不尽さ、苦しさが見ている間ずっと喉に塊のようになってとどまります。 秀才と天才の差がもどかしくてやるせない。 名作ですが見るのには「見るぞ」という心構えが必要です。でも好き。
Akiyo_Inagi モーツァルトの映画。

天才とはまさにバカと紙一重。 やはり天才は永く評価されるのね、後々にのこっていくから。 そのモーツァルトが天才であるということを理解できてしまう才能を持った凡庸な人間のなんと可哀想なことか。 それを理解できる才能がなければ、幸せだったろうに。何も知らず分からず、生きてゆけたのに。

サリエリは音楽の才能は凡庸でさ。音楽が好きでしょうがないのに。

幸か不幸か、そんな彼と同じ時代に音楽の天才モーツァルトも生きていて。 サリエリはモーツァルトの才能を誰よりも理解出来てしまう。だから嫉妬や憧れや憎悪で揺れる。 うーん、なんとも苦しい。。 ほんとにサリエリの才能はサリエリ自身を苦しめたなー。 モーツァルトがいかに天才かを、何も分からず生きていけたらよかったのに。

それともサリエリは、神から与えられた彼にしか成し得ない才能に気が付けなかっただけなのかな。彼にも神に与えられた彼だけの命題がきっとあっただろうに。悲劇だなー。

人と比べず、自分の良さを、自分だけの良さを理解して生きていくことが出来たら、幸せだったのだろーかね。 でもそれって、どんなことより難しい課題だよね。人生において。

自分らしく生きていこ。 自分が掴める幸福を大事にしよ。

そんなことを考えながら、かの天才モーツァルトが現代にのこした音楽を聴く。 凡人な私にはこれがちょーどいい。

1uhya サリエリという人物が、いかにモーツァルトに羨望し嫉妬し、そして誰より彼の音楽を理解していたか。三時間もかけて流される煌びやかな映像、古典音楽と共に緻密で一切の無駄がなくそれぞれのキャラクターが描かれる様は圧巻

舞台や衣装にも注目!

アマデウス

『アマデウス』で注目したいのは音楽やストーリーだけではありません。舞台セットも実に見事。

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出典: www.vogue.it

当時の宮殿や劇場、衣装に至るまでが忠実に再現されています。

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実際にアカデミー賞では衣装デザイン賞や美術賞を受賞しています。

ストーリーやキャストはもちろん、舞台や音楽などどれをとっても『アマデウス』は一級の映画作品と言えるでしょう。