潘めぐみのプロフィール
声優として活躍する潘めぐみ(はん めぐみ)。
同じく声優の母 潘恵子の娘として、1989年6月3日 に東京都で生まれました。日本大学芸術学部演劇学科を卒業し、現在はアトミックモンキーに所属しています。
潘めぐみは、天真爛漫、サービス精神が旺盛であることでも有名です。
可愛らしい顔に似合わず、得意の変顔を披露するなど、陽気な人柄で周囲からも「グミたん」「潘ちゃん」「ハンメグ」の愛称で親しまれています。
今回は潘めぐみの声優として活動を振り返るとともに、声の出演をしている注目の新作アニメまでをご紹介します。
女優としてデビューした潘めぐみ
潘めぐみは、2008年に中原俊監督の映画『櫻の園』で女優デビュー。一般公募のオーディションを経て和田遙役を獲得しました。
吉田秋生が描いた人気漫画『櫻の園』をもとに、中原俊監督自身による2度目のリメイク映画で、主なキャストには福田沙紀や杏などをむかえて、新たな設定で製作され作品です。
物語の舞台は、桜の木々に囲まれた由緒あるお嬢様学校。演劇部の女子高生が、禁断の演目「チェーホフの櫻の園」を上演しようと、奔走する姿を描いています。
『HUNTER×HUNTER』で声優デビュー
2011年には声優としてもデビューします。潘めぐみ自身が小学生の頃から漫画やアニメで親しんできた、『HUNTER×HUNTER』の主人公ゴン=フリークス役として抜擢。
主人公ゴン役のオーディションには100人以上の応募が集まりました。その結果、審査員全員が彼女を主人公ゴン役に選んだのです。
劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影
潘にとって『HUNTER×HUNTER』は、憧れのアニメだったそうです。オーディションを受けた時は、脇役や端役でもよいから声の出演をしたい望んでいたといいます。
母は声優の潘恵子
潘めぐみの母親である潘恵子は、第一線で活躍する声優です。
『機動戦士ガンダム』『宇宙戦艦ヤマト』『聖闘士星矢』『美少女戦士セーラームーン』など、代表作をあげればきりがありません。
『機動戦士ガンダム』では神秘的なニュータイプを熱演
なかでもアニメ界の歴史に残る作品、『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)でのララァ役が有名です。
物語の終盤に突如登場する神秘的なララァは、現在でもガンダムファンの間では注目の存在。
当時のララァにはこれといった人物設定がなかったそうです。そこで、潘恵子は、ララァの額の赤い印を見て、「インドから難民」というイメージで演じました。
『HUNTER×HUNTER』で声優共演した潘めぐみと母・潘恵子
彼女にとって記念的な作品となった、『HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』。この作品で、声優として共演を果たします。
潘めぐみは主人公のゴン=フリークスを演じ、母親の潘恵子はゴンの“育ての親”ミトを演じたのです。ここでも、まさに「親子」共演ですね。
『キャリー』2013年版
その後も、映画『キャリー』の2013年版のリメイク作品でも親子共演をします。
クロエ・グレース・モレッツが演じたキャリー役の声を潘めぐみが演じ、ジュリアン・ムーアが演じた母親マーガレット役の声を母親の潘恵子がつとめています。
『キャリー』1976年版では潘恵子がキャリー役だった!?
実は、潘恵子が1976年公開の『キャリー』では、キャリー役の吹き替えを演じていました。そのことでリプート企画として2013年版の『キャリー』で夢の親子配役が決まり、声優ファンの間で大きな話題になりました。
朝ドラ『ゲゲゲの女房』に出演していた
潘めぐみは、2010年連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』に出演しています。
『ゲゲゲの女房』は、国民的漫画家水木しげるとその妻武良布枝の夫妻を描いたドラマ。戦争で左腕を失い、一風変わった作品を作る漫画家村井茂のもとに嫁いだ布美枝。島根で育った布美枝が、夫とそして東京での人々との温かい交流を描いた作品です。
潘は、松坂慶子が演じる調布の貸本屋「こみち書房」の女店主を、母親のように慕う町工場の女工の1人、順子役として出演しています。
注目の映画『聲の形』で声優を担当
潘めぐみは、大今良時の原作漫画の劇場版、『聲の形(こえのかたち)』に声優として出演をします。
この作品のヒロイン硝子は、聴覚障害によって周囲からイジメを受けます。少年マガジンに掲載時から、描写が生々しいことなどで、講談社編集部内でも掲載をめぐって問題を呼び起こした、異色作です。
潘は、正義感の強い優等生の川井みき役をつとめます。声優として活躍を広げている彼女が、母親ゆずりの才能をどのように広げていくのか、今後の活躍に注目が高まっています。