2017年9月25日更新

緒方恵美、「男八段」の異名をもつイケメン女性声優に注目!

『新世紀エヴァンゲリオン』画像
(c)カラー/Project Eva.

『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジや『幽☆遊☆白書』鞍馬など、少年役に定評のあるイケメン女性声優・緒方恵美。「男八段」の異名を持ち、さまざまな逸話も語られています。今回は、緒方のその男前っぷりを追っていきましょう。

目次

緒方恵美のプロフィール

声優や歌手として活動する緒方恵美(おがた・めぐみ)は、東京・秋葉原出身、1965年6月6日生まれ。

父親がミュージカルの音楽監督やオーケストラの一員を務めていたため、幼い頃から音楽に触れていました。緒方自身も3歳の頃からピアノを始めたそうです。芸能界入りを反対する両親を押し切り、専門学校のミュージカル科へ進み、卒業後は劇団に所属。その後声優に転向しました。

低い声質を活かし『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役や『幽☆遊☆白書』蔵馬役などの少年役を演じることが多く、少年といえば緒方恵美と言われるほどに定評があります。

そして、なんと「男八段」の異名持ち。その由来も含め、イケメン女性声優・緒方恵美についてまとめました。

ミュージカル女優として活躍

緒方恵美は高校時代に芸能事務所の養成所に入りますが、通っていた高校が厳しく一時期の活動に終わりました。この挫折があり、本格的に役者を目指すようになったそうです。

両親が望んだ大学を中退し、専門学校でミュージカルを学んだ後、劇団に所属しミュージカル女優として活動。しかし、劇団の解散が決まり、緒方が進むべき新しい道が開けていくことになります。

声優になったきっかけ

ミュージカル女優として活躍していた緒方恵美ですが、激しい踊りが学生時代に痛めた腰を悪化させてしまっていました。そんな時劇団の解散も重なり、緒方の少年役は舞台で華があることから、当時のプロデューサーや演出家らが声優の道を勧めたのだそうです。

こんな話もあります。劇団の最終公演の準備をしていた時期、ある占い喫茶で、大きな出会いが半年後にあること、大きなチャンスが2年後に来ることを予言されたのだとか。その言葉通り、半年後に最初の声優事務所に入り、2年後にはオーディションで主要キャラの声にぴったりだと合格。見事声優デビューを果たしています。

低音ボイスで幅広いキャラを演じる

『幽☆遊☆白書』/鞍馬

冨樫義博の漫画をアニメ化した『幽☆遊☆白書』。主人公の浦飯幽助は子どもかばい命を落としますが、人間に害を及ぼす妖怪を退治することを条件に生き返り仲間と共に活躍するというストーリーで、緒方恵美は鞍馬役を務めました。

中性的な容姿の鞍馬は、実は狐が妖怪化した妖狐ですが、人間界では南野秀一として暮らしています。慕っている人間の母の重い病を浦飯幽助らの協力により回復させることができたため、幽助のブレーンとして共に戦うことになりました。

緒方恵美の持ち味は、女性としては貴重な低音。オーディションでの挨拶の地声が絶賛されデビューに至った記念作『幽☆遊☆白書』の蔵馬は、緒方が数多く担当した少年・青年役の中でも代表的なキャラクターとなっています。

『吸血姫美夕』/冷羽・松風

永遠の14歳の吸血姫・美夕が主人公の『吸血姫美夕』。闇の世界から人間界にやって来る“はぐれ神魔”たちを、監視者として闇へ帰す任務を負った美夕の戦いを描いた物語です。

本作で緒方恵美が務めたのは、冷羽と松風の二役。冷羽は“神魔”の中でも監視者を守る役目である“守護神魔”の娘で、松風は冷羽が持つ御所人形でした。連続するセリフの中でみせた、少女声の冷羽と少年声の松風の演じ分けが見事です。

少年の役を得意としながらも、男女問わずこなす緒方。ある時、イラストだけでは男か女か判別できない役について、緒方ならどちらでもいけるだろうとディレクターが言ったとか。

「エヴァ」の碇シンジ役に

緒方恵美を語る上で、やはり『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役は外せません。庵野秀明監督によるSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』は、人型決戦兵器の“エヴァンゲリオン”を操り、謎の敵・使徒に挑む少年少女たちの過酷な戦いを描いた人気作です。

本作の主人公・碇シンジは、EVA初号機のパイロット。14歳の少年のナイーブさや苦悩を丁寧に演じた緒方は、役にハマりすぎて「役が降りてくる」と言います。

緒方がシンジ役とシンクロした驚愕のエピソードですが、劇場版のアフレコで胸を焼かれ絶叫する演技をした後に喉にチリチリという違和感があり病院に行ったところ、声帯を痛めたわけではなく気管の内側が本当に軽い火傷を負った状態になっていたとか。

また、ゲーム『碇シンジ育成計画』においては、長年チェロをやっている設定のシンジとして不自然なセリフがあることを指摘し、その後セリフが変えられたことがあったそうです。幼い頃から音楽に親しんできた経験と自身の役への妥協のない姿勢から生まれた裏話です。

歌手としての緒方恵美

声優になる前は、弾き語りなどのバイトで自作の歌を披露していたという緒方恵美。ミュージカル女優としての実績もあり、ソウルフルな歌声も魅力的です。

そんな緒方は、声優デビューの2年後の1994年、ミニアルバム『HALF MOON』をリリースすると、アルバム『Marine Legend』やシングル『天気雨が降った日』など、続々と発表。

さらに、安全地帯の大ヒットナンバー『ワインレッドの心』をカバーするほか、自身が出演するアニメ作品のwebラジオのテーマソング『Innocent Prisoner』では、歌だけでなく作詞も担当。パワフルなライブも各地でこなし、音楽活動も積極的に行っています。

誰かの作って下さった言葉に自分の想いをシンクロさせて乗せてゆく『芝居』と、自分の言葉をダイレクトに詞やメロディラインにして伝えてゆく『歌』、近そうで違うからこそ、その違いがそれぞれの難しさを引き立たせている感じがします。逆にその両方があるからこそバランスがとれている気がするので、突き詰められる限り頑張ってゆきたいと思っています

アニキとよばれる男前の性格

男気あふれる姉御肌で、多くの後輩から慕われている緒方の異名「男八段」。担当していたラジオ番組で、お酒を飲みながらリスナーからの相談に答え、その時飲んでいた銘柄が「男八段」だったことから、そう呼ばれるようになったとか。

後輩声優の後藤邑子は、緒方とサシで12時間飲み、面倒見のよいアニキっぷりをブログで綴っています。

二人でね、約12時間飲みました。てへり♪ 居酒屋→バー→二丁目の本格的フルコース。 焼酎を何杯…何本飲んだんだろう?(笑) 芝居とか業界とか半生とか聞いてもらったりして。 笑って、くだまいて、歌って、笑って、 そんな素敵な夜!!
引用:ameblo.jp

また、ルックスがアニキなエピソードとして、間違って男子トイレに入っても全く怪しまれなかったり、映画館でトイレの場所を訊いたところ男子トイレを案内されたりしたことがあるそうです。ちなみに、海外でも女子トイレから追い出されたことがあり、緒方のアニキっぷりは世界でも通用することが証明されました。

ドラマCDブック『るろうに剣心』

仕事面においてもその男前ぶりは際立ち、『るろうに剣心』のCDドラマ版で主人公の緋村剣心を演じることになった際には、剣士について知るために剣道を習ったといいます。

性格も声もルックスもすべて男前な緒方。「男八段」の異名がぴったりな、頼れるアニキでありアネゴです。