2026年2月7日更新

映画『ソーシャル・ネットワーク』ネタバレあらすじ考察!キャスト一覧や実話との違いを徹底解説

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2011年に日本で公開された『ソーシャル・ネットワーク』。SNSサイトFacebookを創設したマーク・ザッカーバーグと、Facebook誕生の瞬間を描いたデビット・フィンチャー監督の話題作です。 この記事では、映画『ソーシャル・ネットワーク』のネタバレあらすじから撮影裏話、キャストなどを紹介します。

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映画『ソーシャル・ネットワーク』あらすじ【ネタバレなし】

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)

2003年。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグは、親友のエドゥアルドとともに学内の女子を格付けするサイトを開設。その後、男子学生の情報も網羅するようになったサイトは、友人を見つけるネットワーキング・サービスへと姿を変え、他校でもまたたく間に評判になります。 しかしその成功によって、マークとエドゥアルドの友情には変化が起きはじめ……。

映画『ソーシャル・ネットワーク』全編ネタバレ解説

きっかけは女の子の顔の格付けサイト

2003年秋。恋人のエリカとケンカしたマーク・ザッカーバーグは、ネットに彼女の悪口を書き込み、さらにハーバード大学のコンピュータをハッキングして女子学生の顔の格付けサイト「Facemash」を立ち上げます。サイトはまたたく間に話題となり、4時間で大学のサーバがダウン。 大学の諮問委員会から半年間の保護観察処分を受け、全女子の嫌われ者となったマーク。しかし双子のウィンクルボス兄弟から、女性と出会うことを目的としたハーバード大学専用のコミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の制作協力を依頼されます。

「The Facebook」が誕生し他大学にも展開

この提案にヒントを得たマークは、親友のエドゥアルドに1000ドルの出資とCFO(最高財務責任者)への就任を頼み、「The Facebook」をスタートさせます。エドゥアルドの人脈を利用して、サイトはすぐに広まりました。 これに気づいたウィンクルボス兄弟は、アイディア盗用でマークを訴えようとしますが、「ハーバードの紳士は訴えない」という思想から思いとどまります。 「The Facebook」の流行で女子にモテるようになったマーク。サイトがハーバード大学限定公開であるため、名声も学内に留まっていると考えた彼は、システムを改良し、ほかの大学にも開放していきます。

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ショーン・パーカーとの出会いとエドゥアルドとの亀裂

一方、アメリカ西海岸では、ファイル共有サイト「Napster」の創設者であるショーン・パーカーが、女子大生に見せられた「The Facebook」に興味を持ち、サイトを通じてすぐにマークに連絡を取ります。 ショーンと面会したマークは彼のカリスマ性にすっかり魅了され、「Theがないほうがクール」という提案を受け、サイト名を「Facebook」に変更。会社の拠点もカリフォルニア州パロアルトに移します。 エドゥアルドがニューヨークでスポンサーを探している間に、マークとショーンは新たな投資会社と次々に契約し、事業を拡大させていきます。ニューヨークから戻り、事態を知ったエドゥアルドは激怒し、会社の銀行口座を凍結させてしまいました。

エリカとの恋の結末は

同じころ、「Facebook」がヨーロッパの大学にまで広がっていることを知ったウィンクルボス兄弟は、マークを訴えることを決意。また、エドゥアルドは30%あった持ち株比率を0.03%にまで希薄化させる罠にはめられ、CFOを降ろされてしまったため、マークを訴えることにします。 こうして2つの訴訟を抱えることになったマーク。彼は弁護士から「あなたにとってはスピード違反の罰金と変わらない」と説得され、2つの訴訟の示談に応じます。 マークは「The Facebook」が人気になったころに別れたエリカに「Facebook」で友達申請をするのでした。

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映画『ソーシャル・ネットワーク』は実話?事実と違うと話題に

伝記映画として製作・公開され、話題を呼んだ『ソーシャル・ネットワーク』ですが、事実と違うとの指摘もあります。脚本を担当したアーロン・ソーキンがマーク・ザッカーバーグに取材を申し込んだ際には断られたとか。一方、エドゥアルド・サベリンは監修として映画に参加しています。 ザッカーバーグは映画公開後に映画館を貸し切り、Facebookの全社員とともに本作を観たともいわれています。

マーク・ザッカーバーグ本人は映画をどう思った?

マーク・ザッカーバーグ

もちろん映画を鑑賞したザッカーバーグ。そのうえで彼は、スタンフォード大学の講演で映画の内容はすべて作り話で正確性に欠くと指摘しています。 そもそも社交クラブに入って女の子にモテたいという描写からして間違っており、フェイスブックが誕生する前から現在のパートナーであるパトリシア・チャンと付き合っていたと述べています。 ただし唯一服装に関しては正確だそうで、シャツやフリースは確かに持っていたものと同じものだと認めています。

映画『ソーシャル・ネットワーク』キャストを一覧で紹介!

マーク・ザッカーバーグ役/ジェシー・アイゼンバーグ

ジェシー・アイゼンバーグ

マーク・ザッカーバーグを演じたのは、ジェシー・アイゼンバーグです。 1999年にテレビシリーズ『ゲット・リアル』で俳優デビューを果たした彼は、テレビ映画やインディーズ映画でキャリアを積み、2009年の『ゾンビランド』で初主演を務めました。 本作では、アカデミー賞やゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞などの主演男優賞にノミネートされました。 2022年には『僕らの世界が交わるまで』で監督デビュー。長編監督2作目『リアル・ペイン〜心の旅〜』(2024年)では監督・脚本・製作・出演を手がけ、アカデミー賞脚本賞にノミネートされました。

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エドゥアルド・サベリン役/アンドリュー・ガーフィールド

アンドリュー・ガーフィールド

ザッカーバーグの親友エドゥアルド・サベリンを演じたのは、イギリス出身のアンドリュー・ガーフィールドです。 本作では、英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされ、絶賛を受けました。 その後、「アメージング・スパイダーマン」シリーズで主演を務め、2025年には『We Live in Time この時を生きて』でフローレンス・ピューと共演しました。

ショーン・パーカー役/ジャスティン・ティンバーレイク

ジャスティン・ティンバーレイク

「Napster」の創設者ショーン・パーカーを演じたのは、シンガーソングライターで俳優のジャスティン・ティンバーレイクです。 1995年にボーイズグループ「イン・シンク」のリードボーカルとして人気を博し、2001年から俳優活動を開始。本作の後にSFサスペンス『TIME/タイム』(2011年)や『女と男の観覧車』(2017年)などに出演しています。

ウィンクルボス兄弟役/アーミー・ハマー

双子のウィンクルボス兄弟は、アーミー・ハマーが一人二役で演じています。 『J・エドガー』(2011年)のクライド・トルトン役でSAG(全米俳優組合)賞にノミネートされた彼は、『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015年)のイリヤ・クリヤキン役や『君の名前で僕を呼んで』(2017年)のオリヴァー役などで知られています。

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映画『ソーシャル・ネットワーク』の撮影裏話を一挙に解説!

①ナタリー・ポートマンが脚本製作に一役買っていた?

ナタリー・ポートマン

当時ザッカーバーグとハーバードの同級生だったナタリー・ポートマン。Facebook誕生の瞬間も目撃しており、脚本家のアーロン・ソーキンに当時ハーバード内部でどのようにして事件が起こり、Facebookが誕生していったかを伝えたようです。 ソーキンはザッカーバーグがパソコンの画面の前でぼそっと漏らす「19人のノーベル受賞者、15人のピューリッア賞受賞者、2名のオリンピック育成選手、1人の映画スター」の最後の一言にナタリー・ポートマンを暗に登場させることで感謝の意を表しています。

②ザッカーバーグの偽名「タイラー・ダーデン」とは?

『ファイト・クラブ』 ファイトクラブ ブラッド・ピット
© 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ザッカーバーグに扮するジェシー・アイゼンバーグがfacebookに絵画の画像をアップロードし、そこで感想を募ってそれをまとめて大学の美術史のレポート課題を片付けてしまおうとしたシーン、パソコンの画面上に記されていた偽名はなんと「タイラー・ダーデン」。 これはデビット・フィンチャーがかつて監督した映画『ファイトクラブ』でブラッド・ピットが演じた主人公の名前でした。

③オープニングのシーンは99テイクも撮った?

デビッド・フィンチャー
©GETTY

何かと細部まで気にするフィンチャー監督は、演じる俳優に何十回も撮り直しを要求することで有名です。 この作品でもオープニングのエリカ・オルブライト(ルーニー・マーラ)とマーク・ザッカーバーグが早口で会話するシーン、実に99回も撮り直しを行っています。

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④ジェシー・アイゼンバーグはFacebookに登録した?

ジェシー・アイゼンバーグはマーク・ザッカーバーグを演じる2週間前にFacebookに登録、製作が終わってからアカウントを削除したようです。

⑤実在のサマーズ前学長は作中の態度をどう思った?

かつて財務長官も務めたサマーズ前ハーバード学長。映画の中では横柄な人物として描かれていますが、実在のサマーズ氏はインタビューでウィンクルボス兄弟との会談についてこう述べています。 「まれにああいう威張りくさった態度に出会うことはあるが、私はいつもできるだけおだやかに接するように心がけているよ」

⑥アイゼンバーグは役作りのためにフェンシングの特訓を受けた?

高校時代フェンシングの選手としても成績を残したマーク・ザッカーバーグ。 大学時代のフェンシングに関するザッカーバーグの手記を読んだジェシー・アイゼンバーグは、演技中の姿にフェンシングの姿勢を取り入れたり、キャラクター形成にも参考にしたりしたそうです。

⑦作中に出てくるハーバード大学は、ジョン・ホプキンズ大学だった?

ハーバード大学側は2004年から2005年にかけて韓国で放映されたTVドラマ『ラブストーリー・イン・ハーバード』で大きな反響を受け、今回の映画で学内を撮影することをきっぱりと断っていたようです。

⑧脚本家のアーロン・ソーキンがカメオ出演?

フィンチャー監督はソーキンが嫌がったにも関わらず、Facebookへの融資を検討しようとした広告担当重役としてソーキンをカメオ出演させたようです。ただし、ソーキン自身は自分の出演している部分を映画からカットしてほしいと願っているようです。

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映画『ソーシャル・ネットワーク』続編が製作決定!

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)

『ソーシャル・ネットワーク』の続編『ザ・ソーシャル・レコニング(原題)』が2026年10月9日に公開されます! 本作はFacebookが生み出されてから20年後を舞台に、データエンジニアであるフランシス・ホーゲンがウォールストリート・ジャーナルの記者ジェフ・ホーウィッツとともに、厳重に守られてきたフェイスブック社の秘密を暴くストーリー。 前作の脚本を担当したローアン・ソーキンが脚本・監督・製作を務めます。

「Facebook」創設の神話的物語!続編にも注目

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)

アカデミー賞で作品賞こそ逃しましたが、編集賞、作曲賞、脚色賞の3部門を受賞した『ソーシャル・ネットワーク』。 事実と違うとの指摘もされていますが、またたく間に巨大企業になったFacebook創設の「神話的」物語としてこの映画は多くの人の心を捕えました。 2026年10月に公開される続編にも、注目が集まります。