2017年7月6日更新

ムーミンに登場するキャラクター・声優一覧!

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ムーミン

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ムーミンの登場キャラクター・声優一覧

フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが、弟のラルス・ヤンソンと共に描いたキャラクターが『ムーミン』でした。1945年に初めて書かれた小説と、それ以降の作品・漫画は『ムーミンシリーズ』と呼ばれ、世界中で長い間愛され続けてきました。主人公のムーミンをはじめとする架空の生き物たちが住む、ムーミン谷の住人が描かれています。 日本では1969年、1972年、1979年(パペットアニメ)、1990年、1991年、2012年(パペットアニメ)にテレビアニメ化されました。今回はテレビアニメの1969年版と1990年版について取り上げます。 1969年は、初めて日本のテレビにムーミンが登場した年でした。フジテレビで放送された1969年版は、宮崎駿と先輩後輩の関係でもあった大塚康生が、キャラクターデザインを担当したことから「大塚ムーミン」と呼ばれることもあります。全26話をもって、一旦幕を下ろしました。 一方、テレビ東京で放送された1990年版は、それまで日本のプロダクション監修で制作されてきたアニメと異なり、ヤンソン姉弟の監修のもとフィンランドスタッフにも参加してもらい制作したアニメでした。た1990年版で初めて、原作では「スノークのお嬢さん」と呼ばれていたキャラクターに、「フローレン」と名付けるなど変更も加えられています。制作プロダクションや放送局、スタッフに変更があったことで、ムーミンたちの声を担当していた声優たちも一新されました。

ムーミントロール

ムーミントロールは、シリーズの主人公で好奇心旺盛なムーミン族の男の子。ムーミン谷が大好きで、友達思い、自然を愛する心を持つ優しい少年です。親友はスナフキンで、スナフキンが旅に出てしまうと一人ぼっちと感じてしまいます。ガールフレンドは、ムーミン族の女の子フローレンです。

1969年版声優:岸田今日子

ムーミントロールの最初の声を担当したのは、2006年に亡くなった女優の岸田今日子でした。1950年20歳のときに初舞台をふみ、以降舞台や映画、テレビドラマなどで女優として活躍しました。市川崑監督作品では、1986年『鹿鳴館』、1987年『竹取物語』、1988年『つる -鶴-』、1996年『八つ墓村』、2000年『どら平太』などなど多数出演しています。 1954年俳優・仲谷昇と結婚し、女の子を出産するも離婚。娘のために出演を決意したといわれているのが、この『ムーミン』でした。独特の声を活かして、『ムーミン』以外にもナレーションやストーリーテラーとして声優としても活躍していました。

1990年版声優:高山みなみ

1990年版でムーミントロール役を務めたのは、高山みなみです。1964年5月5日東京都出身の声優で、漫画『名探偵コナン』の原作者である青山剛昌は元夫です。 代表作はいくつかあり、1989年に公開されたジブリ映画『魔女の宅急便』で主人公のキキと、森に住んでいる少女ウルスラ役、1993年放送開始のNHKテレビアニメ『忍たま乱太郎』の猪名寺乱太郎役、1996年放送開始の日本テレビアニメ『名探偵コナン』の江戸川コナン役を演じています。 1990年版のムーミン役を演じて以降、その後に制作されたアニメや映画では、高山みなみがムーミントロールの声を務めています。

ムーミンパパ

ムーミンパパは、ムーミントロールのお父さん。冒険が大好きで、いつもどこかに出かけようとしています。知識や経験も豊富で、ムーミン谷のみんなにアドバイスするのもムーミンパパの役目です。黒いシルクハットと、杖がトレードマークで欠かせないアイテムです。

1969年版声優:高木均

高木均は1925生まれ、78歳で2004年に亡くなった声優です。1949年に文学座に入団し俳優としてデビューした後、様々なテレビドラマや映画に出演していましたが、そのほとんどが悪役。声優だけでなく、俳優としても名脇役として活躍していました。 声を担当したアニメ作品は『ムーミン』のムーミンパパ役以外には、1988年に公開されたジブリ映画『となりのトトロ』のトトロ役が有名です。

1990年版声優:大塚明夫

大塚明夫は日本を代表する男性声優で、父・大塚周夫も声優、元妻・沢海陽子も声優です。1959年11月24日生まれ東京都出身で、1988年OVA『機甲猟兵メロウリンク』キーク・キャラダイン役でデビューしました。 洋画俳優の吹き替えを数多く担当していることでも有名で、スティーヴン・セガール、アントニオ・バンデラス、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントン、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローンなどを担当したことがあります。

ムーミンママ

ムーミンママは、ムーミントロールお母さん。何かが起こってもいつも落ち着いていて頼りになるお母さん。ムーミントロールも、ムーミンパパも大好きなお母さんです。ムーミンママのトレードマークは、赤いストライプのエプロン。ムーミンママのハンドバックの中には、色々役に立つ便利なものが入っています。

1969年版声優:高村章子

初代ムーミンママの役を担当したのは、高村章子です。1922年生まれ、2012年に亡くなりました。高齢になるまで現役で活躍し、2004年82歳のときに映画『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』でのび太のおばあちゃん役を務めました。1994年には、芸能功労者賞も受賞しています。

1990年版声優:谷育子

2016年77歳になる谷育子は、1939年4月9日東京都出身の声優です。最近では、映画『ハリー・ポッター』シリーズのミネルバ・マクゴナガル先生役(マギー・スミス)の声でおなじみです。過去には女優としても活動しており、芸能界デビューは1960年に公開された映画『武器なき斗い』でした。

フローレン

フローレンは、原作ではスノークのおじょうさんと呼ばれていたスノーク族の女の子です。1969年版ではノンノンの愛称で、1990年版ではフローレンと呼ばれています。フローレンはムーミントロールのガールフレンドで、とても女の子らしく、すぐに怒ったり悲しくなったりしちゃいます。スノーク族は、感情が変わると体の色が変わります。

1969年版声優:武藤礼子

「ノンノン」と呼ばれていた初代フローレン(スノークのおじょうさん)の声を担当したのは、声優の武藤礼子です。1935年生まれ、 2006年に71歳で亡くなっています。アニメへの出演は『ムーミン』のほか、1963年から放送された『鉄腕アトム』の2代目ウランちゃんや、1971年放送『メルモ』メルモ役を担当しました。

1990年版声優:かないみか

1990年版でフローレンという愛称がついた2代目スノークのおじょうさん役は、かないみかが担当しました。1964年3月18日生まれ、東京都出身です。少女役や動物の役を演じることが多く、『ポケットモンスター』シリーズで多数キャラクターを担当しているそうです。

スナフキン

スナフキンは、ムーミントロールの親友で旅人です。ハーモニカを吹いたり、釣りをしたり、自由気ままに世界を旅しています。ミムラ夫人の息子で、ちびのミイとは異父姉弟です。一見、人見知りなのかなと思いますが、一人の時間が好きなだけ。ムーミン谷の住人にも温かく接する青年です。

1969年版声優:西本裕行

自由な旅人スナフキン役を担当したのは、2015年に88歳で亡くなった西本裕行です。1927年生まれで、声優として活動したほか、舞台や映画、テレビドラマで俳優としても活躍していました。デイズニーアニメ作品でも吹き替えをしており、『ふしぎの国のアリス』のマッドハッターを担当しました。

1990年版声優:子安武人

1990年版でスナフキンの声を担当したのは、声優、ナレーターの子安武人です。1967年5月5日生まれで、2016年49歳になります。1995年『新世紀エヴァンゲリオン』青葉シゲル役や、『ガンダム』シリーズで様々なキャラクターを担当しています。

ミイ

ムーミンと一緒に、ムーミンのお家に住んでいる養女のミイ。ちびのミイとも呼ばれています。スナフキンとは異父姉弟で、ミムラ姉さんとは姉妹です。性格は、怒りっぽくキツイ言い方をするときもありますが、決して悪気はなく、親切なところもある正直者な女の子です。

1969年版声優:堀絢子

1942年2月2日東京都出身2016年74歳になる堀絢子が、ミイの声を担当しました。父親を広島の原爆でなくしていることから反戦がテーマの舞台『朝ちゃん』を公演しています。これは一人五役の一人芝居で、反戦=半千から500回公演を目指しているそうです。

1990年版声優:佐久間レイ

1965年1月5日東京都出身の佐久間レイは、声優・女優としても活動しています。声優としての出演作は多数あり、代表なものはテレビ東京の『おねがいマイメロディ』シリーズのマイメロディ役や、日本テレビ『それいけ!アンパンマン』バタコさん役、ジブリ映画『魔女の宅急便』でのジジ役などです。

スティンキー

『となりのトトロ』に出てくるまっくろくろすけに角、手足が生えたような生き物の名前はスティンキーです。いたずら者で、有名な泥棒であることを自慢に思っています。いつも悪さばかりするので、みんなから避けられているのですが、自分からパーティやみんなの遊びに顔を出しに来ます。

1969年版声優:大塚周夫

大塚周夫は、1990年版のムーミンパパを演じた大塚明夫の父親です。1929年東京に生まれ、2015年85歳で亡くなりました。俳優・声優として長年にわたり芸能界を支えた人物であり、関わった作品は多数にのぼります。アニメの代表作は、『ムーミン』のほか、『ルパン三世』の初代・石川五エ門、『美味しんぼ』の海原雄山、『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男などです。

1990年版声優:丸山裕子

大塚周夫のあとを引き継ぎ、二代目スティンキーに抜擢されたのは女性声優の丸山裕子です。1946年10月22日東京都生まれで、夫の峰恵研も声優でした(2002年に死別)。2011年TBSアニメ『電波女と青春男』では町内のおばあさん・田村さん役を演じていました。

スノーク

フローレン(スノークのおじょうさん)のお兄さんです。器用で頭がよく、ムーミン谷の住人のトラブルを解決してくれることもしばしば。スノーク族なのでフローレンと同じように、動揺したり気分が変わると、体の色も変わります。

1969年版声優:広川太一郎

広川太一郎は、1939年東京生まれの声優で、2008年に69歳で亡くなりました。どこの事務所にも所属しないフリーの声優という仕事のやり方をしており、元祖ひょうきん声優と呼ばれていました。それは、洋画俳優の吹き替えをするときにアドリブをいれていたことから由来します。その吹き替えは、「広川節」「広川太一郎調」とも呼ばれていました。

1990年版声優:平田康之

1958年1月4日東京都出身の平田康之は、2016年58歳になる俳優です。2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』では別所長治役を演じました。中国の作品にも出演した経験があり、2003年に放送されたテレビドラマ『走向共和』で伊藤博文役を、映画『一八九四・甲午大海戦』でも伊藤博文役を演じています。

スニフ

臆病な性格のスニフも、ムーミン一家のお家に住んでいます。きっかけはスニフが小さい時、迷子になりムーミントロールと出会ったことから始まります。ムーントロールとは、大の仲良しでよく一緒に遊んでいます。キラキラした宝物が大好きで、いつか自分もそれらを持ちたいと考えています。

1969年版声優:富田耕生

富田耕生は、1936年2月4日東京出身のは声優です。有名なキャラクターはバカボンのパパ役で、1988年にゲームのCMでバカボンのパパを担当して以来、ずっと富田耕生が声をあてています。他にも宮崎駿が関わったテレビ朝日アニメ『名探偵ホームズ』でワトソン役を演じています。

1990年版声優:中尾隆聖

中尾隆聖は、1951年2月5日東京都出身の声優・ナレーターです。彼の代表作品は『それいけ!アンパンマン』シリーズのばいきんまんで、ばいきんまんの口ぐせ「ハ〜ヒフ〜ヘホ〜!」は、中尾隆聖のアドリブなんだそうです。また1989年フジテレビで放送された『ドラゴンボールZ』のフリーザでも有名です。

ミムラ

ミムラねえさんは、ちびのミイとスナフキンのお姉さんです。早口で言いたいことをすぐにいうミイとは正反対の性格で、おっとりマイペースな女性です。優しくて、面倒見がよく、妹や弟たちのことをよく見ています。ロマンチストなところもあるのがかわいいお姉さんです。

1969年版声優:荘司美代子

莊司美代子は、1936年7月17日東京都出身の女優、声優です。声優としての活動がメインになってきているようで、2013年日本テレビアニメ『ちはやふる2』で山城今日子役、2014年テレビ東京アニメ『ポケットモンスターXY』ではリサ役の声を演じました。また、洋画の吹き替えも多数担当しています。

1990年版声優:小林優子

小林優子は、1961年2月6日東京都出身の声優です。夫の星野充昭も声優です。1995年テレビ東京で放送されたアニメ『天地無用!』では科学者の白眉鷲羽役を好演しました。また1997年から開始している『ポケットモンスター』シリーズでは、ポケモントレーナーのオーキド・シゲル役も担当しています。