2017年7月6日更新

トゥーフェイス、「バットマン」の気になるヴィランを徹底紹介!

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トゥーフェイス

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1.トゥーフェイスとは?

トゥーフェイスはDCコミック『バットマン』シリーズに登場する屈指の人気ヴィランです。1942年にデビューを果たして以来幾度となくバットマンやゴッサムの人々を苦しめてきました。 元々トゥーフェイスは正義を追い求めるゴッサムシティの敏腕検事ハーヴェイ・デント。法廷で酸をかけられ顔の半分が焼けただれてしまいます。 この事件をきっかけにハーヴェイのもう1つの邪悪な人格が目覚め、トゥーフェイスとして悪の道へ進むことになるのでした。

2.トゥーフェイスの能力がスゴイ!

敏腕検事だったトゥーフェイスは法律の知識に富み、人並み外れた推理能力を有しているキャラクター。スレイド・ウィルソンから指導を受けた射撃技術、バットマンから指導を受けたカンフーも一級品です。 これまで拳銃、スナイパーライフル、ナイフ、ロケットランチャー、毒ガスなど様々な武器を使いこなしてきました。 コインに異常なまでに執着を持ち、コイントスによって重大な決断をすることが多々あります。

3.ジョーカーと犬猿の仲!?

確固たる理由は明らかになっていないものの、トゥーフェイスとバットマンシリーズ最大のヴィラン“ジョーカー”は互いに強い嫌悪感を抱いています。 おそらく2人の気質が正反対であることが大きな要因でしょう。ジョーカーのモチベーションが自己快楽の追求なのに対して、トゥーフェイスの動機は怒りや復讐です。 また、ジョーカーが間接的に彼のフィアンセの死の原因となったエピソードが語られたこともありました。

4.トゥーフェイスのオリジンはパクリ!?

二重人格であり二重顔面のトゥーフェイスというキャラクターがロバート・スティーブンソンの名作小説『ジキル博士とハイド氏』から影響を受けていたことは明らかです。 『バットマン』のクリエイター“ボブ・ケイン”は1931年公開ルーベン・マムーリアン監督バージョンの『ジキル博士とハイド氏』から特に多大な影響を受けていたと語っていました。 また、トゥーフェイスのオリジンは1930年代のパルプヒーロー“ブラックバット”のオリジンのパクりだと言われています。 ブラックバットのオリジンは、酸をかけられた弁護士の男が自身で制裁を加えるヒーローになるというものでした。

5.トゥーフェイスはロビンが嫌い!?

彼はバットマンの相棒ロビンがとにかく嫌いなキャラクター。ロビンの“Year One”コミックの中でトゥーフェイスは初代ロビン”グレイソン”にバットマンとゴッサムの判事ローレンス・ワトキンスの命をどちらかしか救えないという究極の選択を迫っていました。 また、2代目ロビンとなるジェイソン・トッドの人生にも大きく関わっていました。ハーヴェイ・デントはジェイソンの父親を殺害して、ジェイソンを孤児にしています。

6.双子の父親!?

コミックの中でハーヴェイ・デントはギルダという女性と結婚しますが、子供を授からなかったというコミックのスーパーヴィランとは思えない理由で離婚しています。 その後、ギルダはポールという男性と再婚して双子を出産。しかし、驚愕の事実が発覚します。ギルダは冷凍保存したハーヴェイ・デントの精子で妊娠していたため、双子はギルダとハーヴェイの子供だったのです。

7.一時期DCコミックから姿を消していた!?

トゥーフェイスはバットマンの主要ヴィランですが、10年以上DCコミックから姿を消していた時期がありました。コミックのトレンドが変わり、バイオレントで卑劣なヴィランが時代遅れになったことが1つの要因だと言われています。 そして、彼はマイルドになってコミックに帰還することになるのです。1968年発売の“World's Finest #173”で登場したトゥーフェイスはバットマンから“最もフレンドリーなヴィラン”として認められていました。 70年代初頭、本格的に復帰してからは再びダークなアイデンティを取り戻すことになります。

8.ランド・カルリシアンがトゥーフェイスを演じるはずだった!?

1989年公開ティム・バートンがメガホンをとった『バットマン』でハーヴェイ・デントを演じたのは『スターウォーズ』ランド・カルリシアン役で知られるビリー・ディー・ウィリアムズでした。 しかし、本作のハーヴェイ・デントがトゥーフェイスに変身することはありません。続編『バットマン・リターンズ』で当然、登場するものとファンは思っていましたが、ハーヴェイ・デントそのものがカットされてしまいます。 そしてティム・バートンがシリーズを去ることに。結局第3作『バットマン・フォーエバー』でトゥーフェイスを演じたのはウィリアムズではなくトミー・リー・ジョーンズでした。

9.一時期ゴッサムの守護となった!?

DCコミックの“The One Year Later”というシリーズでハーヴェイ・デントは整形手術を受けて比較的普通の生活を取り戻すことになります。 バットマンが不在の中、ゴッサムシティを守る使命を担ったのがハーヴェイ・デントでした。 しかし、犯罪者たちに対するエクストリームな制裁の数々により信頼を失い、すぐにトゥーフェイスの人格に戻ってしまいます。

10.再現度があまいトゥーフェイス!?

映像作品に登場する場合、恐ろしい左側の顔はあるフォーマットのようなデザインが決められているそうです。瞼が焼けたため左眼はむき出し、唇が焼けているため歯も露わに。これが左側の顔の基本デザインとなります。 しかし、このパターンにのっとっていない唯一のトゥーフェイスが『バットマン・フォーエバー』でトミー・リー・ジョーンズが演じたものです。 ジョーンズ版には瞼があり、歯もむき出しではありませんでした。

11.スーパーマンと混同を避けた!?

1942年、“BATMAN#66”でトゥーフェイスがデビューした際、彼には“ハーヴェイ・ケント”という名前が付けられていました。 しかし、スーパーマンの地球名クラーク・ケントとの混同を懸念したDCはすぐ“ハーヴェイ・デント”に改名することを決断したそうです。

12.幻のイーストウッド版トゥーフェイス!?

1968年『バットマン』の映像化が決定した際、映画界のレジェンド“クリント・イーストウッド”がトゥーフェイス役としてキャスティングされていたそうです。 しかし、不運なことにプロジェクト事態がキャンセルとなり、イーストウッド版は幻となってしまいました。

13.奇妙なエッカート繋がり!?

コミックの中でハーヴェイ・デントの顔を再構築して文字通りトゥーフェイスを整形したのがドクター・エッカートという人物です。 意図していたかは定かではありませんが、クリストファー・ノーランの『ダークナイト』シリーズではアーロン・エッカートがハーヴェイ・デント(トゥーフェイス)を演じていました。