2017年11月30日更新

カタナはスーサイド・スクワッドでヒーローだった!女剣士の事実15選

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カタナ

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1.カタナって一体何者??

予告編でも刀を操るクールな女戦士として存在感抜群なカタナですが、ジョーカーやハーレイ・クインといったスクワッドの他のメンバーたちに比べると、本国アメリカでも知名度はあまり高くないようです。 彼女の本名は「山城たつ」。なんと日本人のキャラクターで、DCコミックスには1980年代から登場しています。格闘技・武術・日本刀の扱いに秀でており、また高度な戦略を立て敵を追いつめる頭脳派でもあります。

2.カタナの刀はタダものじゃない!

そんなカタナのメインの武器となるのが日本刀「ソウルテイカー」。 その名が示す通りただの刀ではなく、殺した相手の魂を中に取り込み保つことのできる特別な力があります。さらには取り込んだ死者の魂と交信したり、時には死者を生き返らせることもできたりするパワフルな刀なのです。 またこの「ソウルテイカー」は14世紀に日本に実在した名刀工、千子村正(せんごむらまさ)によって作られたとの設定になっており、その様々な魔法のパワーも、実際に江戸時代に流布していた村正妖刀伝説に基づいています。 アメリカのコミックの世界にも日本の歴史と伝統が息づいているんですね!

3.カタナ誕生の背景には悲しい過去があった

日本でごく普通の家庭に生まれたカタナは、小さな頃から武術や剣道に励み頭角を現すも、今のような女戦士の面影はありませんでした。 若い頃たつは山城家の兄弟マセオとタケオから求婚され、結果的にマセオを選び結婚します。二人の間には双子の女の子も生まれ、たつとマセオは幸せな日々を送っていました。 しかし、このことがタケオの怒りを買います。嫉妬と恨みに満ちたタケオはヤクザの一員となり、マセオをたつを懸けた決闘へと誘います。この決闘で愛する夫のマセオはタケオに殺され、また二人の娘たちも命を落としてしまいます。 復讐の鬼と化したたつは、師匠タダシの元で武術の訓練を受け、カタナとして生まれ変わるのです! また、タケオが決闘でマセオを斬った刀こそ、彼女の操る「ソウルテイカー」なのです。そのため彼女は夫マセオの霊と時折交信することができます。

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4.正義のために戦う、カタナとして…

戦士として過酷なトレーニングを受けたカタナは、世界を飛び回り様々な敵と戦いながら、ようやくタケオを追いつめて復讐を果たします。 その後彼女は悪と戦うためにアメリカに渡って拠点をゴッサムシティに移し、ここでバットマンが結成した「アウトサイダーズ」というヒーローグループでブラック・ライトニングやメタモルフォと共に活動します。なんとバットマンと組んで戦ったこともあるんです!

5.DCコミックスの女ヒーローたち

カタナはまた、DCコミックスを代表する女ヒーローの一人として、女ヒーローのみで結成されたグループ「バーズ・オブ・プレイ」でも活躍を見せます。 ブラック・カナリーやポイズン・アイヴィー、キャットウーマンといったセクシーななヒロインたちに負けず、クールな頭脳派として多くの読者の人気を集めました。 カタナが「スーサイド・スクワッド」で注目を浴びれば、この「バーズ・オブ・プレイ」が近いうちに映画化される可能性も出てきそうです。楽しみですね!

6.カタナはあのジャスティスリーグでも活躍!

まだあまりメジャーではないカタナですが、なんとあのジャスティスリーグの一員として戦ったことがあることを忘れてはいけません!バットマンやグリーンアローとともに正義を守る冒険に参加した彼女は、DCコミックスの中でも力のあるヒーローとして認められているのです。 映画『スーサイド・スクワッド』ではヴィランチームの一員としての登場ですが、カタナが映画でジャスティス・リーグのメンバーとなる日も近いかもしれません。

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7.カタナはヒーローなのに…?

ここであれ?と思われた方もいるかもしれません。カタナは正義を守る正真正銘のヒーローなのに、一体どうして悪党たちによって結成された自殺軍団「スーサイド・スクワッド」に加わっているのでしょうか? 世界中のコミックファンが疑問に思うポイントですが、おそらくは2016年9月10日公開の「スーサイド・スクワッド」の中で明らかにされる重要な見所の一つになりそうです! カタナは正義のために戦うヒーローだといっても、必要があれば法を犯したり人を殺したりすることも厭わない「アンチヒーロー」としての性格があります。ですので「スーサイド・スクワッド」の一員であることにそこまで違和感はありませんが、やはり何か特別な理由がありそうです。

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8.幾度となく描かれてきたカタナ

1983年のコミックで初登場し、これまで数多くのアニメーションやテレビシリーズなどで描かれてきました。2012年に始まった大人気テレビドラマ「アロー」では福島リラが演じたことでも注目されましたね。 また、2012年にはカタナが主役となったコミックシリーズが公開され、人気と注目度は年々上がってきていると言えます。

9.『スーサイド・スクワッド』でメジャーデビュー!

常にDCコミックスの中で存在感を放つ存在でありながら、やはりまだまだ他の多くのキャラクターたちに比べては知名度が劣るカタナですが、デイヴィッド・アイヤー監督の話題作『スーサイド・スクワッド』一気にメジャーキャラクターの一人に上り詰めそうです! 映画で描かれるスーパーヒーローたちの設定がコミックとは大きくかけ離れている、ということはよくありますが、今回もカタナが一体どのような人物として活躍するのか目が離せませんね。

10.女優の福原かれんも本作でデビュー!

そんなカタナを演じるのが日系アメリカ人の「福原かれん」です!日本人の両親のもとロサンゼルスに生まれた彼女は、英語と日本語のバイリンガル。2016年現在はUCLAに通う24歳の大学生でもあります。 福原かれんは、今までディズニー・チャンネルで「世界のディズニーリゾートへGO」でガレッジセールのゴリのアシスタントとして出演していたり、NHKの「BSベストスポーツ」で現地リポーターを担当したりしていましたが、なんと今作が初の映画デビュー! 厳しいオーディションを勝ち抜けてやっと手に入れました。ウィル・スミスやジャレッド・レトといった大物俳優に囲まれた中でしたたかなカタナを演じる福原かれんに注目が集まります。

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11.アクションシーンに期待!

カタナに抜擢された福原かれんは、小さな頃から空手を学んでおり、ロサンゼルスの大会で優勝することもあるほどの実力の持ち主!オーディションでは演技力だけでなく格闘のスキルや剣士としての技をも見せつけ、役を勝ち取りました。 「カタナはスーサイド・スクワッドの中で最も命知らずで危険なキャラクター」と語る福原かれんは、なんと映画中のアクションシーンのほとんどを自分でこなしたそうです。スタントやCGに多く頼らない迫力のアクションが期待できそうですね!

12.カタナに深く感情移入している福原かれん

重い過去を抱えた複雑なキャラクターを演じるにあたって、福原かれんはカタナの登場するコミックの多くを実際に読んだそうです。そのため、行動の理由や感情を理解し実際になりきることは難しくなかったと言います。 同じく日本にルーツを持つ女性として、はカタナの繊細な心の動きを理解した上で演技に望んでいます。 『スーサイド・スクワッド』はハリウッドのスーパーヒーローのアクション超大作でありながら、登場人物の心理描写にも重点の置かれた、バランスの取れた良作になるのではないか、と予想されています。

13.カタナの衣装にも注目!

早速予告編などから『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインのセクシーな衣装に注目が集まっていますが、ぜひクールな衣装にも目を向けてみてください。カタナは黄金の菊の紋章や赤いラインの入ったレザージャケットを着ていますが、そのディティールの一つひとつに深い意味が隠されているそうです。 また、ズボンに「我が刃は血を流す」との刺繍があることが確認できますが、他にも「千年」「ソウルテイカー」といった意味を持つ文字が刻まれており、とても凝ったデザインになっています。 そしてやはりカタナのトレードマークといえば、その日の丸マスク!リオ五輪に続き、世界で活躍する日本人ヒーローの姿が見られます。

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14.福原かれんがカタナを演じる意味

福原かれんはアメリカ生まれアメリカ育ちですが、自分が日本人であるという自覚を持っているそうです。 そんな福原さんが語るように、今まで多くのサムライ映画がハリウッドで作られてきましたが、実際に日本人が日本の戦士の役を演じることは多くありませんでした。 また、ハリウッドの「ホワイトウォッシュ(映画のメインキャラクターや監督、各映画賞受賞者が白人ばかりで多用な人種・民族背景を写し出していないこと)」が大きな問題として語られる今、実際に日本人が日本人のキャラクターを演じることには大きな意味があるのです。

15.カタナは不死身なのか!?

そして最後に『スーサイド・スクワッド』にて明かされるのではないかとファンが心待ちにしている秘密があります。それは彼女が実は不死身の身なのではないか、ということ。カタナの操る「ソウルテイカー」にはその持ち主を不死身にさせる能力がある?と以前から噂されているのです。 今回の映画で多くのキャラクターが命を落とすのではないか、といった憶測が飛び交う中、一体どのような運命をたどるのか気になりますね! また今までカタナは多くのスーパーヒーローチームに所属して戦ってきました。これからもDCコミックスの映画でカタナの勇姿が見られるかどうか、彼女の活躍から目が離せません!