2017年8月25日更新

伊武雅刀、俳優、声優でも一線で活躍する人物に迫る!

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伊武雅刀のプロフィール

伊武雅刀(いぶ まさとう)は、1949年3月28日東京都生まれで、俳優やナレーターとして活躍しています。低く、重みのある渋い声が特徴で、ドラマで俳優としてだけでなく声優としても活躍していました。 芸能界デビューのきっかけは、高校生のときにNHKドラマ『高校生時代』のオーディションを受けて合格、出演したことです。俳優の森本レオも出演しており、友人となったそうです。 これをきっかけに俳優を志しますが、なかなか順調には進まず苦労の下積み時代を送ったそうです。

伊武雅刀は声優としても活躍していた

そんな伊武雅刀ですが、若いころから渋めの声は健在だったようで、ラジオ番組のオーディションに合格します。これを機に、CMのナレーションや声優の仕事が舞い込んできたそう。 声優としての代表作は、1974年から讀賣テレビで放送開始したアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の地球防衛軍司令長官である藤堂平九郎役などです。

ラジオで頭角を現した伊武雅刀

高校を中退して劇団に入団したり、仲間たちと新しい劇団を旗揚げするほど演劇への想いが強かった彼にとって、声優の仕事ばかりだったこの時期は歯がゆいものだったようです。そんな中、ラジオ番組の「スネークマンショー」への出演が叶います。 これは、放送作家の桑原茂一とラジオDJの小林克也が作った「スネークマンショー」というユニットの冠ラジオ番組です。伊武雅刀は、三人目のメンバーとして加入したという形になっており、番組の中のコントが大人気に。細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一からなるイエロー・マジック・オーケストラとコラボするなど、気鋭のアーティストたちからも注目され、伊武の知名度もあがりました。 俳優としての仕事が増えてくると、声の仕事は段々と減っていきましたが、2002年からの約7年間は長寿ラジオ番組『JET STREAM』のメインパーソナリティを務め、久しぶりにその渋い声でリスナーの耳を癒しました。

秋元康の訳詞による「子供達を責めないで」がヒット

「子供達を責めないで」は、1983年に発売した伊武雅刀のレコードです。この曲には原曲が存在しており、サミー・デイヴィスJr.による「子供たちが罪を犯すのは、大人たち側にも原因があるのではないだろうか?」というメッセージが込められた曲です。 日本語訳で歌詞をつけたのはプロデューサーの秋元康で、かなり刺激の強い歌詞になっているそう。小学生や中学生を中心にヒットし、伊武がテレビの音楽番組で歌を披露することもありました。

怖いおじさん役だけじゃない!コミカルなおじさん役も得意!

ラジオパーソナリティ、声優、ナレーション、歌手など、持ち前の声を使った仕事をしてきた伊武雅刀ですが、名前が広く知られるようになると、次第に俳優としての仕事も増えてきました。低い声、強面の顔からどうしても、悪人役や会社の重役、上司役などシリアスな演技がハマリ役となっています。 しかし、ラジオでコントを披露し一躍有名人になっただけあって、コメディもお手の物です。低い声、強面の顔という持ち味を活かしつつコメディに挑戦した2011年の映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!』の両津の部長・大原大次郎役は、彼にぴったりなキャラクターでした。

伊武雅刀とオリラジ藤森の関係性

俳優としてもキャリアを重ね、年々凄味の出てきている伊武雅刀は、若手の芸能人たちとの共演も多くあります。中でも意外性のあった組み合わせが、オリエンタルラジオの二人と共演した、2011年の映画『津軽百年食堂』です。 青森、弘前にある蕎麦屋の大森食堂を舞台に、初代店主をオリエンタルラジオの中田敦彦が、その4代目にあたるバルーンアーティストの陽一を藤森慎吾が演じ、3代目にあたる陽一の父親を伊武が演じました。 伊武雅刀と藤森慎吾が、親子役の共演だったことで注目を集めた作品になったようです。

伊武雅刀の最新作は?

ドラマや映画のメインキャストとして外せない俳優である伊武雅刀。彼の最新作は、2016年8月27日公開の『後妻業の女』です。大竹しのぶが主演のこの映画は、妻に先立たれた高齢の男性を狙った結婚詐欺師のお話で、伊武は、8番目の夫となるテレビ局の元役員・武内宗治郎役です。 女のすごさと怖さをベテラン女優・大竹しのぶが見事に演じ切り、そんな主人公にハマってしまう初老男性を伊武雅刀がコミカルに演じています。