2017年7月6日更新

映画『ゴーストバスターズ』のウィットに富んだ名言・名セリフまとめ

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ゴーストバスターズ

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カルト映画『ゴーストバスターズ』に隠された名言

1984年公開の映画『ゴーストバスターズ』は世界中で熱狂的に支持されている有名作。2016年にはリブート版も公開され、人気が衰えることはまだまだありません。 ちょっとオタクな科学者がニューヨークでお化け退治をする、というストーリーの『ゴーストバスターズ』がここまでも愛される理由の一つに、思わず引用したくなる名ゼリフが満載であることが挙げられます。また、その科学者たちのサクセスストーリーには、人生に役立つ名言もたくさん! 今回はそんな『ゴーストバスターズ』の名言・名ゼリフを紹介します。

ベンクマンの名言

「来た、見た、やっつけた!」

原語では"We came, we saw, we kicked its ass!"となるこの言葉は、ビル・マーレイ演じるピーター・ベンクマン博士の口から出たものです。どうなったのか心配でたまらない人々に向かって堂々とこう吐き捨てるシーンは、映画の中でも最も有名な場面の一つ。 元になっているのは紀元前47年、カエサルがゼラの戦いにおける勝利をローマに伝えた時の「来た、見た、勝った」との言葉。簡潔明瞭な文の好例でよく知られていますね。 これを現代風に、ゴーストバスターズ風に、80年代ニューヨーク風に、そしてビル・マーレイ風にアレンジしたのが、映画の中でのこのセリフ。映画全体のユーモラスな雰囲気がぐっと凝縮されています。

スタンツの名言

「おい聞け!なんか臭わないか?」

聞けと言っているのか、匂いを嗅げと言っているのか、どっちなんだと言いたくなりますが、ゴーストバスターズにとってはそんな感覚の区分など必要ないのかもしれませんね。お化けと戦うには五感をとぎすます必要があるのです。 しかしこのセリフ、日常で使ってみると笑いを誘うこと間違いなしですね!

ウィンストン・ゼドモアの名言

「誰かにお前は神かって聞かれたら、イエスって答えるもんだぜ」

映画のラストに近づいて、破壊神ゴーザが現れた時、ゴーザはスタンツ博士に「お前は神か?」と聞きます。慌てた博士は、正直にいいえと言うのですが、その瞬間ゴーザは「では死ね!!」と攻撃を始めます。その際にウィンストンが放ったこのセリフ。 誰かに真面目に、神であるかどうかを尋ねられたならば、きっと何か大きな理由があるはず。一体何が起こるのか、せっかくだからイエスと答えて様子を見てみてみるべきでしょう。また、ほとんどの人は神を敬いますから、危険な状態の時に難を避けようとするならば、やっぱりイエスという返事の方が適当でしょう。 それに、こんな時くらい、神様になってみるのは楽しいですしね!

スペングラーの名言

「すまないが、今の私は理性的な思考ができなくなるくらいの恐怖に陥っている。」

巨大なマシュマロマンが出現した時の、スペングラー博士のこのセリフ。外見こそは可愛らしいマシュマロマンですが、その体は巨大で、それに元はと言えば破壊神ゴーザなのですから、博士が怖がるのも無理はありません。 しかし、このセリフが向けられているのは、マシュマロマンを想像したスタンツ博士に対して、という見方もできます。この場合は、スペングラー博士がスタンツ博士の「おバカさ」を皮肉的に表している言葉になるでしょう。 いつも真面目で論理的なスペングラー博士の口から出るからこそ、笑いを誘う一言です。

ディナとルイスの名言

ルイス「私は鍵の使い手だ」 ディナ「私は門の番人よ」

考えてみれば、非常にわかりやすいセックスジョークなのは明らかです。しかし、子供の頃に『ゴーストバスターズ』を見た人は、そんなこと思いもしなかったでしょう。ズールがディナに乗り移ってからの『ゴーストバスターズ』はかなりセクシャルな内容となっています。 こうして『ゴーストバスターズ』はお化けの存在を単なるオカルト現象ではなく、何らかの神聖で偉大な動きであると見せるのに成功しています。

ベンクマン博士の名言

ディナ「こっちはベッドルームだけど、この中では何も起こったことがないわ」 ベンクマン「そりゃあ残念だ」

続けてもちょっと性的なこのジョーク。自分の部屋を案内しながら、今までに起こった怪奇現象を説明するディナと、ディナに対するアタックを止めることなく続けるベンクマン。こんなウィットに富んだ会話ができるなら、ちょっとばかし変態でも大丈夫なのかもしれません。 見習いたい?ところです。

ベンクマンの名言

スタンツ「このタマなしがシステムをシャットダウンさせるまでは、ちゃんと機能してた!」 ウォルター・ペック「違う、こいつらが爆発を引き起こしたんだ!」 市長「(ベンクマンに向かって)それは本当かね?」 ベンクマン「はい、本当です。この男にはタマがありません」

またもやベンクマン博士のウィット全開のこのセリフ!映画の中で一番の爆笑シーンと言ってもいいかもしれません。 『ゴーストバスターズ』は明らかにペックを悪人として描いていますが、もちろんゴーストバスターズの4人は最初から最後まであなたの味方です。真顔のコメディアン、ビル・マーレイだからこそ繰り出せるジョークでもあります。 脚本家の感性が光るユーモアあふれる一言です。また、ビル・マーレイ史上最高のコメディ場面であると評する人もいます。

スペングラーの名言

ジャニーン・メルニッツ「あなた何か趣味はあるの?」 スペングラー「胞子やカビや細菌の収集だ」

読書やラケットボールが好きだというジャニーンに対して自分の趣味を明かすスペングラー。科学者らしい変わった趣味の持ち主で、真顔でそのことを伝えるシーンです。 いつも真面目な「ザ・オタク」であるスペングラー博士には度々笑わされますが、気になる女性に対して、真剣にこんなことを言えるなんて、尊敬します。それでいてジャニーンとはしっかり結ばれるのですから、素敵ですね。常に自分らしくあれば、いつかは報われるものなのでしょう。

ウィンストン・ゼドモアの名言

「この街が大好きだーーー!!!!」

映画の締めくくるのはウィンストンのこの叫び。身体中にマシュマロをかぶりながらも両手で天を仰ぎ、ニューヨークへの愛を叫ぶ姿は『ゴーストバスターズ』全体の雰囲気を見事に凝縮しています。そう、この映画は壮大な「ニューヨークへのラブレター」なのです! 映画において空間・セッティング・ロケーションが果たす役割を映画の評価に直結する地位まで高めた点で、『ゴーストバスターズ』は歴史に残る名作となりました。今でも厚いファン層を保っている理由の一つでもありますね。