『リング』映画シリーズ総まとめ!ジャパニーズホラーの金字塔は世界でも人気!

2017年10月24日更新

一本のビデオテープをめぐる恐怖とミステリーを描いたホラー映画『リング』シリーズ。世界中で人気になり日本以外の国でも映画化されています。『リング』シリーズのすべてをまとめました。

呪いのビデオを見た者は、一週間後に貞子によって呪い殺される…

一本のビデオテープをめぐる恐怖とミステリーを描いたホラー映画『リング』シリーズ。 1991年に刊行された小説を原作としたこれらの作品は、現在では世界中で人気になり、日本以外の国でも映画化されています。世界で人気の『リング』シリーズのすべてをまとめました。

小説『リング』とは

1991に日本で発表された小説『リング』は、鈴木光司によるミステリ・ホラー小説。見た者は1週間後に呪い殺されるとされる「呪いのビデオ」の恐怖と、その謎に迫ろうとする主人公を描いた作品で、続編に『らせん』『ループ』『エス』『タイド』スピンオフとして短編集『バースデイ』があります。 登場人物の性別や名前、関係性などが、その後の映画作品とは異なる点も多く、またシリーズが進むにつれて、ストーリーの「元凶」となるのが貞子ではなく突然変異のウイルスであるというSF要素を含んだ展開になっていきます。 映画版の『リング』シリーズとは違った印象の作品シリーズですが、SFファンからは傑作と称され、シリーズ全4作で累計800万部を売り上げました。

『リング』【1998年】

おそらく多くのファンが、この作品をきっかけに『リング』シリーズを知ったのではないでしょうか。主人公は女性に変更され松嶋菜々子が演じています。黒い髪と白い衣装でテレビの画面から這い出で人を襲うという、貞子の具体的なイメージが作られたのもこの作品から。 監督の中田秀夫は、この作品を監督するにあたり、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『ヴィデオドローム』からインスパイアを受けたそうです。

『らせん』【1998年】 

監察医の主人公が貞子の呪いを医学的な見地から探っていくストーリー。監督は飯田譲治。1998年に『リング』と同時上映されました。 『リング』が心理的な恐怖とパニックを描いた作品であるのに対し、『らせん』は幼い息子を失くして悲しみにくれる主人公の心理と貞子の怨念を重ね合わせた、緊張感のあるサスペンスホラーです。

『リング2』【1999年】

『リング』の中田監督が再びメガホンをとり、映画版『リング』の続編として原作にはないオリジナルのストーリーとして制作されました。 『リング』の主人公浅川玲子と息子の陽一のその後を描いたものです。30年前に井戸に落とされた貞子は、実は最近まで生き続けていた…という事実は観客に大きな衝撃を与えました。

『リング・ウィルス』【1999年/韓国】

記念すべき『リング』シリーズ初の海外リメイク作品がこちら。日本資本で製作された日韓合作作品です。1999年に韓国とアメリカで公開されましたが、日本での一般公開はありませんでした。 舞台は韓国に変更され、小説版『リング』と『らせん』を合わせたストーリー。原作に忠実に作られています。

『リング0 バースデイ』【2000年】

バースデイというタイトルは、「怨念の怪物 貞子の誕生」を意味します。昭和40年代を舞台に、18歳の山村貞子の悲恋と、怨念ゆえに忌まわしい怪物となってしまうまでの経緯を描いた作品です。まだ一般的な女性だった頃の貞子を仲間由紀恵が美しく演じています。

『ザ・リング』【2002年/アメリカ】

2002年に公開されたハリウッド版『ザ・リング』。『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のゴア・ヴァービンスキーが監督をつとめました。 松嶋菜々子が演じた主人公を、『マルホランド・ドライブ』などの出演で知られるナオミ・ワッツが演じました。低予算で作られた作品にもかかわらず1億2900万ドルの興行成績を記録し、ジャパニーズ・ホラーブームを巻き起こしました。

『Rings(原題)』(ショートフィルム)【2005年/アメリカ】

ハリウッド版『ザ・リング』と『ザ・リング2』の間に作られた短編作品。『ザ・リング2』は『ザ・リング』から6ヶ月後という設定ですが、その間に呪いのテープが人々の間に広まっていく様子が描かれています。

『ザ・リング2』【2005年/アメリカ】

前作『ザ・リング』は日本映画版『リング』のリメイク作品だったのに対し、『ザ・リング2』はあくまでアメリカ版映画の続編として作られました。オリジナルと同じく中田秀夫が監督をつとめています。 同時期に同じ鈴木光司原作の『ダーク・ウォーター』も公開され、ジャパニーズ・ホラーブームはまさに全盛期を迎えました。

『貞子3D』【2012年】

2012年に発表された鈴木光司の小説『エス』を原作として、『ハンサム★スーツ』で知られる英勉監督が映画化。 ビデオテープではなくウェブ上でアップロードされた呪いの動画を見た者が死ぬという、時代性が反映された設定になっていることにも要注目。どれほど長いこと貞子が世界中から怖がられ、そして愛されてきたかがわかりますね。

『貞子3D2』【2013年】

前作から5年後、主人公の娘の周囲で次々と起こる不可解な事件を描いたこの作品。映画館での公開時には、スマートフォンに専用アプリをダウンロードすると上映中にスマホ画面にさまざまな仕掛けがあらわれるという画期的なアトラクション上映が行われたことが話題になりました。