海外で必見と言われている日本の最恐ホラー映画10選

2017年7月6日更新

日本で生まれたホラー映画は洋画ホラーにはない独特の雰囲気を持つ作品が多いことから、海外で特に需要の高いジャンルです。今回は海外で必見と言われている日本の最恐ホラー映画10選を紹介します。

1.呪いが感染するプロットが海外で新鮮だった!?

Pit7775Pit 怖すぎる。音の使い方、身近に聞こえるものを使うから余計怖い。海外と違い、間が長い。音は使わずカットバックする部分が印象的でした。集中し過ぎると自分も呪われそうなので別の事をしながら観ました。何とか最後まで観れました。

2003年清水崇監督『呪怨』は2000年代を代表するJホラームービーです。

恐怖を生み出すサウンドデザインやシンプルながらアイコニックな白いメイクアップが海外でも高く評価されています。

また、呪いが感染するアイデアを取り入れ、呪われた家から逃げれば終わりという選択肢を除外したことが海外では新鮮だったようです。

2.恐怖と感動を同時に体験できるJホラー!?

pleiades_gin ストーリー 離婚調停中の母・淑美は娘・郁子を連れ新たなスタートを切るべくある団地に越してくる。 薄暗く陰気な団地の自室、ある日気がつくと天井にシミを見つける。水の滴るそのシミは日を追うごとにに大きくなり、それとともに不可思議なことが親子に起こっていく...

「オモシロいホラーといえば」という話になると割と名前を聞くこの作品、期待を込めて観てみた。 なるほど悪くない。日本のホラーらしく、じっとりと五感で感じる心地悪さがある。

汚れた水や抜けた髪の毛など、人が思わず不快に思うものを効果的に使いながら怖さを煽るから上手いタチの悪さ。

ただどうして音とシーンをリンクさせたがるのか。要所でやるならいいけど、ほぼ全編を通してこのギミックがあると、音の緊張感で怖さに備えてしまうから勿体無い。 不意に洒落にならないことが起きてるぐらいの「気がついちゃった」怖さみたいなものも欲しくなる。

そして黒木瞳はやっぱりなにをやらせても『黒木瞳』にしかならないから面白みがまるでない。子役の子はよかった。

中田秀夫監督『仄暗い水の底から』(2002)はシングルマザーを主役としたJホラー映画です。

特に真相が明らかになっていく映画終盤は恐ろしく、海外の多くの観客が恐怖におののきました。

また本作はホラー映画でありながら、シングルマザーとしての葛藤が深く描かれたヒューマンドラマでもあります。海外の観客の中には本作鑑賞中に涙を流した人もいたそうです。

3.海外でも評価の高い日本のカルトホラー映画!?

anna_kaneko ある日を境に鉄が肉体にくっついていく男の話

“やつ”(=塚本晋也)が主人公(=田口トモロヲ)への復讐として身体を鉄化させるっていうストーリーですがそんなことよりも作りこんだ映像に見入っちゃいます。

こんなにスタッフ少ないのにこんな手の込んだ撮影しちゃうの? コマ撮りの量やばくね? このデカいモニュメントもコマ撮りしちゃってる・・・等々

さらにサントラもかなり魅力的です。 2010年に作られた鉄男シリーズ3作目で同じ音を使用していますが全く古さを感じない。 1989年にこの音を作った人天才でしょ

塚本晋也監督『鉄男』(1989)は男が鉄化していく模様を描いた異色作、日本でもカルト的人気を誇るホラー映画です。

本作に登場する鉄化した男のセックスシーンは、過激な描写を見慣れている海外の観客にも相当衝撃的だったようです。

海外ファンが心臓の悪い人は本作を鑑賞しないように注意を促しているほどです。

4.SADAKOの恐怖は世界共通!?

waruitottori 10年ぶりにみたけどちょーこわい。女優霊の100倍怖い。 サスペンスとホラーがいりまじってて退屈しない。

液晶テレビが普及した現代だとなんかおもしろい構図になってしまうかもしれない。

ラストの後味の悪さもgood

中田秀夫監督『リング』(1998)はJホラーブームのきっかけを作った傑作ホラー映画です。

死に至る呪いのビデオという単純なプロットながら、ジャパニーズスタイルの幽霊サダコ(貞子)は万国共通の恐ろしさでした。

2002年、ナオミ・ワッツ主演ゴア・ヴァービンスキーがメガホンをとったリメイク『ザ・リング』が公開されて大ヒットを記録しています。

5.三池崇史を世界に知らしめたホラー映画!?

Uhyo_Umyomyo 時が過ぎればおっさんは麻美を許しちゃいそうだよね。男の愛情ってそういうとこあるよね。 痛みを想像しやすいグロ描写は、グロ耐性ない人にはキツイかも? 拷問シーン特にワイヤーソーのシーンの麻美が一番可愛かったです。 くるくるくるくるくるー

三池崇史監督『オーディション』(1999)は偽のオーディションで再婚相手を探そうとした男が恐怖に巻き込まれていく模様を描いた人気ホラー映画、TAKASHI MIIKEの名前を海外へ知らしめた作品です。

リアルかつ鮮明に描いた人体破壊描写や過激なバイオレンスが海外ホラーファンの心をも掴んだようです。

6.海外ホラーファンも認めた日本のホラーアイコン!?

新藤兼人監督『鬼婆』(1964)は14世紀日本を舞台にした伝統的ジャパニーズホラー映画です。

日本古来のホラーアイコン鬼婆は海外にも受け入れられ、特殊効果に頼らずとも表情や仕草で十分観客を恐怖の渦へと引きこめることを証明しました。

また、作品のペースやタイトに詰まったプロットも本作が海外で高く評価されているポイントです。

7.世界に通じた大林ワールド!?

didymalilacina 本当に面白かった!爆笑。アングラエロギャグホラー。 ホラーなんだけど、「なんでこのBGMにした!?」「志村後ろ、後ろ」と突っ込みたくなる独特のテンポ感が映画が終わるまで駆け抜けている。そのテンポ、障害物に激突しても踊り狂ったまま。突き抜けてる。 映画パンフレットにて「夢と恐怖の不思議な国(家)」と紹介されてたようですが、全くその通りで、迷い込んだら帰れない、一度見てしまったらもうこのHOUSEの映像、ストーリー展開のとりこ。 当時、東映の社員でない方が映画監督に抜擢するというのが前例がなかった時代という事、大林さんが自分の持ってた技術を駆使して「若者離れが進んでいた映画を楽しんでもらうために作った」という心意気も合わせて評価したい。ていうかクソ笑えました。なんだこの映画は…。

大爆笑したい方、昭和の女の子の独特のノリが好きな方、ぜひ。 DVDの付録も凝っててよかったです。

大林宣彦監督『ハウス』(1977)は家そのものが人を食べるという奇抜なプロットのホラーコメディ作品です。

どこか子供っぽくチープな映像が他の作品にはない大林映画独特のトリップ感と恐怖を生み出しています。

日本でも賛否両論だった本作ですが、海外でもハマる人はトコトンハマるカルトムービーとして親しまれているようです。

8.モキュメンタリースタイルのJホラー!?

taicho ドキュメンタリー風に作ってあり、話が進むにつれて真相に近づいて行くストーリーに入り込んでしまいます。 本人のブログなんかも、更新がこの日で止まっていたり、演出がとても丁寧です。 妖怪も幽霊も出てこない、でもそれでいて人間の人間味の帯びない行動ひとつひとつが怖い! 日本のホラー好きなら見て後悔のない作品です。

白石晃士監督『ノロイ』(2005)はモキュメンタリースタイルのJホラームービーです。

主人公が撮った映像、テレビのニュース映像やドキュメンタリー映像などによって映画が構成されているため、リアルな日本の雰囲気が味わえるホラー映画として海外で人気のようです。

9.海外のホラーファンも度肝を抜かれた集団自殺シーン!?

southpumpkin 続編が『紀子の食卓』とされる作品ですが、世界観を共有しているだけで物語的関係はありません。やや実験的な映画で、『紀子の食卓』と比べて物語性は薄いと考えられます。 女子高生50人が手をつないで一斉に電車に飛び込むところから始まり、それが謎の集団の手によるものであることが判明して…。という話。ただこの辺りにもすっきりとするオチはなく、なんだか狐に化かされたような展開を迎えます。それだけに「あなたはあなたの関係者ですか?」という劇中の言葉が妙に頭の中に残りました。このメッセージ一点だけを伝えるだけの映画とするならば充分成立していると思います。 主人公の一人である女の子が背中をかんなでシャッってやられるシーンのビジュアルがキューブリックっぽくてよかったです。 それにしても石橋凌がごく普通のリビングにいるっていうだけで、完全に『オーディション』を思い出して嫌な気分になりました。

園子温監督『自殺サークル』(2002)は集団自殺をテーマにした衝撃作です。

映画冒頭54人の女子校生が線路に飛び込み、集団自殺するシーンは海外の観客も度肝を抜かれていました。

また、はっきりと自殺の動機が提示されていないことが不穏な雰囲気に拍車をかけ、精神的恐怖を感じた観客が多かったようです。

10.日本人にはお馴染みでも海外の観客には新鮮な恐怖!?

小林正樹監督『怪談』(1964)は日本古来の怪談話を映画化したオムニバスホラー映画です。

雪女や耳無芳一など日本人にとってはお馴染みの怪談話も、海外の観客にとっては全てが新鮮で本作は新たな恐怖体験を提供したようです。