2017年7月6日更新

映画『スラムドッグ$ミリオネア』の驚くべき事実15選

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スラムドッグミリオネア

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1.映画『スラムドッグ$ミリオネア』がきっかけでドロドロの三角関係!?

ラティカーを演じたのはフリーダ・ピントーですが、報道によると彼女は映画撮影中婚約中だったそうです。 ムンバイで生まれ育った彼女は大学で出会ったローハンと6年の交際期間の後婚約したと信じられていました。しかし映画公開後にカップルは破局。なんと彼女は映画で主演を務めたデーヴ・パテールと交際することになったのです。

2.映画のおかげで原作が爆発的に売れた!?

映画はインド人外交官のヴィカス・スワラップの小説『ぼくと1ルピーの神様』を原作としています。何と小説は販売から3年でたった35,000部しか売れませんでした。しかし映画の大成功のおかげで小説の売り上げも爆発的に上がります。 映画公開後1か月の売り上げは35,000部以上を記録。3年で築いた売り上げをたった1ヶ月で超えたのでした。

3.映画撮影時デーヴは演技のトレーニングを受けたことがなかった!?

映画で主役ジャマール・マリクを演じたのはデーヴ・パテール。何と彼は撮影が始まった時本格的な演技トレーニングを受けたことがない高校生だったのです。そんな彼のデビュー作は2007年から2013年まで放送された連続テレビドラマ『スキンズ』。 本作で監督を務めたダニー・ボイルは多くのインド人俳優がジャマールを演じるには筋肉質すぎると思っていたそう。キャスティングに難航していた彼を救ったのはダニーの娘。彼女はドラマ『スキンズ』の大ファンでデーヴをジャマール役で起用するように勧めたのです。

4.あの有名人に恋をしていた!?

デーヴとフリーダは海外セレブに一目ぼれしたことがあると明かしていました。 フリーダは子供の頃にレオナルド・ディカプリオの写真を集めたスクラップブックを所持していたことを明かし、デーヴはハリウッドでも1.2の美しさを誇る美女エヴァ・メンデスと映画『シン・シティ』出演女優ロザリオ・ドーソンが好きなことを明かしています。

5.ギャラ全額をチャリティーに寄付した俳優とは!?

映画内でクイズ番組の司会プレーム・クマールを演じたのはアニル・カプール。彼は『スラムドッグ$ミリオネア』出演で得たギャラの全てを慈善団体に寄付したのです。 彼が寄付を行った団体は恵まれない子供たちを助けることや児童虐待に対する世間の関心を高めることを目的とした活動を行っています。

6.カットされたシーンがある!?

本作でダニー・ボイルがカットを決断した場面がありました。 それは若かりし頃のジャマールが下水道の中を通って、彼の好きな映画スターに会いに行くというシーン。監督がこのシーン撮影を少ししか行わなかった理由は1996年の映画『トレインスポッティング』のあるシーンを彷彿とさせるからだったそうです。 『トレインスポッティング』はダニー・ボイルが監督を務めた映画で、物語は薬物中毒の若者たちの日常を描いたもの。問題のシーンはマーク・レントン(ユアン・マクレガー)が失った薬物を回収しようとしてトイレの便器に突っ込むシーンです。

7.スラム街出身の子役たち!?

子役のルビーナー・アリーとアズハルッディーン・イスマーイールは映画内でラティカーとサリームの幼少期を演じました。 2人は映画撮影が行われたムンバイのスラム街から見出された人物だったのです。ルビーナーは両親と6人の兄弟と共に小屋で生活を、アズハルッディーンは病気の父親と防水布のビニールでできた家に住んでいたと言われています。

8.スラム街の住民が大激怒!?

映画のタイトルに使われたある言葉がインドの本物のスラム街の住民を大激怒させていたそうです。 その言葉とは「犬」を意味する「ドッグ」。抗議を行う人々が映画のポスターを引き裂きながら映画館の中をマーチするデモが起きました。

9.映画にかけられた予算は少なかった!?

元々映画は大々的に映画館上映される予定ではありませんでした。しかしフォックス・サーチライトが配給することが決まり、世界中で上映されることになったのです。 映画製作にかけられた費用は2900万ドルで、興行収入は驚きの3億ドル以上とものすごい利益を生み出しました。

10.監督はリアルスラムドッグ$ミリオネア!?

2002年公開の映画『28日後...』と1995年公開の映画『シャロウ・グレイブ』で監督を務めたダニー・ボイルも貧しい家庭に生まれた人物。 彼の父親は週に約3000円しか収入を得ることができなかったそうです。そんな彼も本作でアカデミー賞監督賞を受賞した後は各映画で数億円ものギャラを手にするようになるのでした。

11.ギャラは高校卒業後に支払われる!?

子役のルビーナー・アリー、アズハルッディーン・イスマーイール、そしてサリーム・マリクの幼少期を演じたアズハルッディーン・モハンマド・イスマーイールの3人の子役には高校卒業をする16歳に多額のギャラが支払われます。 このような方法をとったのは3人の将来のためで、周囲の大人が搾取することを懸念したためです。 また3人の子役には16歳まで毎日学校へ送るドライバーが手配されました。

12.インドの本物のスターも映画に登場!?

映画内で少年期のジャマールがある俳優からサインをもらうというシーンがあります。 その俳優とはアミターブ・バッチャン。彼はインドでとても人気がある俳優で、インド版クイズ$ミリオネアの司会を務めていたことで有名です。 また2013年公開の映画『華麗なるギャツビー』などハリウッドの有名作品にも出演していました。

13.あの有名車会社が映画にクレーム!?

高級車ベンツで知られる世界的車会社メルセデス・ベンツがあるシーンにクレームを入れていました。 そのシーンとはスラム街に会社のロゴが映っている場面。メルセデス・ベンツは高級車のイメージを汚すかもしれないという理由で貧困を象徴するスラム街と関わりたくなかったのでしょう。

14.あの名作以来の快挙!?

本作はゴールデングローブ賞、アカデミー賞、英国アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞を受賞しています。この快挙を成し遂げたのは『スラムドッグ$ミリオネア』と1993年公開の映画『シンドラーのリスト』だけ。 『シンドラーのリスト』はスティーヴン・スピルバーグが監督を務めた名作映画。話の内容は第二次世界大戦中、ドイツ人の実業家シンドラーが1000人以上のユダヤ人を救おうと奮闘するというもので、前述した通りアカデミー賞を含む多くの賞を受賞しました。

15.『スラムドッグ・ミリオネア』の音楽制作にかかった日数はたったの20日!?

映画『スラムドッグ$ミリオネア』でサウンドトラックを担当したのはA. R. ラフマーン。インド人の作曲家で歌手でもある彼はシングル・アルバムの総売上枚数がアジア人最高の3億枚という驚異的な記録を保持しています。 本作の素晴らしい楽曲が高く評価されゴールデングローブ賞 作曲賞、第81回アカデミー賞で作曲賞、歌曲賞を受賞しました。 何と彼が映画内すべてのサウンドトラックを制作するためにかけた日数はたったの20日だったそうです。