映画『シザーハンズ』とは?
丘の上に建つ屋敷でひっそりと生きてきた人造人間のエドワード。1人寂しく暮らすエドワードを不憫に思った化粧品のセールスレディのペグは自分の家に連れて帰ります。エドワードはペグの娘キムを見て一目で恋に落ちてしまうのです。
人造人間のエドワードとキムのピュアで切ない恋を描いた『シザーハンズ』はティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で1990年に公開されました。
ティム・バートンのハートフルファンタジーの世界を名言・名セリフで紹介します。
人間の手をつけてもらうはずだった?発明家の名セリフ
「クリスマスにはちょっと早いってことは知ってるんだが、エドワード。君にプレゼントがあるんだ。」
エドワードをこの世に送り出した発明家。ハサミの手をしたエドワードのために「人間の手」を用意します。
この手をつければエドワードは更に人間に近づくことができるのです。ところが移植手術を施す前に発明家は死んでしまったのです。
エドワードの名言
キム「じゃあ、どうして?」 エドワード「君の頼みだったから」
父親の金庫から金を盗み出すことを企むキムの恋人のジム。エドワードがキムに好意をもっているのを利用してジムの家に忍び込ませました。
結果、エドワードは警察に連行されることになりましたがジムやキムのことは一切喋らなかったのです。
ちょっと笑えるジョージの名セリフ
「エディー。金曜の夜のカードゲームに招待したいんだが都合はどうだい?一つだけ言っておこう。カードを切っちゃダメだぞ!」
エドワードをカードゲームに誘った街の住人のジョークです。そもそも、ハサミの手でカードを持てるのでしょうか?
エドワードとケヴィンの名セリフ
エドワード「ケヴィン、もう一回じゃんけんする?」 ケヴィン「もう飽きた。だって僕が勝ってばっかりだもん。」
エドワードとキムの弟・ケヴィンの微笑ましいやり取りです。グー(石)、チョキ(ハサミ)、パー(紙)のいずれかを出すじゃんけん。エドワードはチョキしか出せないのです。
キムとエドワードのちょっと切ない名言
キム「抱きしめて」 エドワード「…できないよ」
エドワードの手はハサミという刃物。ちょっとでも肌に触れるとケガをさせてしまいます。愛しいキムを抱きしめたくてもできないのです。
ジョイスの名セリフ
「人生で一番スリリングな体験だったわ!」
ジョイスは同じ街に暮らすご婦人。エドワードに髪をカットしてもらった後に出たときのセリフです。
街に住み始めたエドワードはハサミを使って木の枝を器用にカットします。仕上がった木はまるでアート作品のよう!植木の選定、犬のトリミング、次に頼まれたのはヘアーカットでした。
街に雪が降る理由とは?キムの名セリフ
「雪が降ることがなかったこの街にエドワードがやって来て初めて雪が降ったの。それからは毎年降るようになったわ。彼が今でもあの屋敷から雪を降らせているのよ。雪の下で踊る姿が今でも見えるようだわ。」
キムとエドワードが一緒だったクリスマスの夜。エドワードはハサミの手で氷の彫刻を作っていました。
削り取られた氷はまるで雪のよう!雪の中で舞い踊るキムは幸せいっぱいに輝いていました。会えなくなってからも丘の上の屋敷でエドワードが雪を降らせているのだと信じているのです。
年老いたキムが孫に話して聞かせた名言
孫娘「丘の上まで登って行けば会えるわね。」 キム「いいえ、私はもうおばあちゃんよ。エドワードにはあの頃の私をおぼえておいてほしいわ。」
歳月は流れ、孫娘に昔語りをするキム。坂の上の屋敷に住むエドワードのことを今も思い続けているのです。
キムとエドワード、別れの名セリフ
エドワード「さよなら。」 キム「愛してるわ。」
不幸な偶然が積み重なりエドワードは殺人を犯してしまいます。このままでは警察に捕まってしまいます…。
エドワードの静かな生活を守るために、キムは2人が別々に生きる道を選んだのです。短い言葉の中にも深い愛情が感じられますね。