2017年12月15日更新

『シザーハンズ』の驚くべき10の事実

シザーハンズ

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で1990年代を代表する不朽の名作『シザーハンズ』公開から2015年で25周年を迎えようとしています。感動の傑作にまつわる10の事実をmentalfloss.comよりご紹介致します。

ジョニー・デップ主演の傑作『シザーハンズ』

『シザーハンズ』は1990年に製作されたアメリカ映画です。主演はジョニー・デップ、監督はティム・バートン。本作を作り上げたふたりはこの後ともに、多くの作品を作っていくことになります。 この中ではジョニー・デップ、ティム・バートンタッグの最高傑作『シザーハンズ』の知られざる事実をご紹介いたします。

1.トム・クルーズにオファーがあった

1989年の『バットマン』での成功でティム・バートンはこのやや大衆向けでない作品を撮らせてもらえることになりました。しかし、スタジオ側の条件は大スターを主演に当てることであり、特に『レインマン』での活躍でスターダムを駆け上がっていたトム・クルーズを狙っていました。 実際にバートン監督はしぶしぶトム・クルーズに会いに行き、彼はおもしろい、と意外にも好印象だったようですが、結局ジョニー・デップに決まることになりました。いろいろ役を分析するもの良いけれど、最後はやるかやらないかなんだ、と。

2.ジョニー・デップとティム・バートンタッグの誕生

ティム・バートン
©︎Dennis Van Tine/Future Image/WENN.com

バートンはジョニー・デップよりも実際は無名の役者を抜擢したいと考えていましたが、スタジオ側からの圧力もありデップを起用することに決めました。当時、ジョニー・デップはまだまだ10代のアイドル的な人気であり、大衆受けするようなTV活動が主でした。 バートンは「彼の作品は見たこと無いな。多分顔ぐらいはポスターとかで見たことあると思うけど」ぐらいの認識だったと良い、まさか今作が彼らの以降長く続くコンビ初作品になるとは想像だにしていなかったことでしょうね。

3.エドワードの見た目を心配していた20thFOX

スタジオのFOX側はデップ扮するエドワードのハサミ人間の見た目が悪影響を及ぼし映画を見に来る人が少なくなるのではと懸念していました。その結果として、映画が公開になるまでポスターや宣伝等にもエドワードの全貌は乗せることがなかったといいます。今でこそジョニー・デップは奇抜で通っていますが、昔はまだまだ斬新だったのです。

4.特殊メイクの神様

特殊メイクの神様、『ターミネーター』シリーズ、『ジュラシックパーク』等で知られるスタン・ウィンストンがエドワードのハサミの制作を手がけました。エドワードの手に実際のハサミを使うというのはウィンストンの案であり、バートンは最初の提案を受けた際に実物を使うなんて思ってなかったよ。こっちのほうが絶対にいいね!と大絶賛。 その後もウィンストンは『バットマン・リターンズ』や『ビッグ・フィッシュ』でバートン作品に参加しています。

5.実際の住宅街に舞台を再現

物語の舞台はバートンの故郷であるカリフォルニアのバーバンクでしたが、撮影はフロリダのタンパの実際の住宅街にある家をパステルカラーに塗装して行われました。最初はパステルの家なんてあんまり受け入れられなかったけどみんな慣れちゃったんだろうね、とデザイナーのボー・ウェルチは回想しています。未だに当時のまま住んでる人もいるようです。

6.ウィノナ・ライダーからかけ離れているキム

物語のヒロインであるウィノナ・ライダー演じるキムはブロンドでチアリーダーという学校の人気者の象徴という設定でした。しかしウィノナ自身全く自分とはかけ離れていると感じており、監督のバートンもその違和感は知っていました。 いじわるなバートンは

ウィノナがブロンドのかつらをつけてチアリーダーを演じるっていうことが本人と違いすぎて僕は彼女をセットでみる度に笑っていたんだ。彼女はバンビのようだったよ。ウィノナ自身も今までこれほどまでに難しい役を演じたことは無いわって言ってたね。彼女はどっちかというとそういう人気ものタイプに学校ではあんまりよくされなかった方だからね

と語っています。

7. 映画の実現はキムのお母さんのおかげ

『シザーハンズ』をみて感動したと言うならば、あなたはダイアン・ウィーストに感謝しなくてはならないでしょう。ダイアン演じるペグはエドワードに対して初めて親切に接してくれたということのみならず、大女優であったダイアンが一番最初にバートンの脚本を読み面白い、出演しようと言ってくれた人であったそうです。 バートンは

ダイアンの作品選びの目は多くの人から信頼されていたんだ。だから彼女が賛同してくれてからいろんな人が作品作りに興味をももち始めてくれたんだ。ダイアンがいなければ『シザーハンズ』の誕生はあり得なかったよ

と語っています。

8.大ファンとの共演

ティム・バートン監督が大ファンであった伝説のホラー映画俳優ヴィンセント・プライスがエドワードの生みの親である発明家として出演しています。バートンはその後プライスのドキュメンタリー映画を撮っておりましたが、1993年にプライスが死去したことにより中断され、2年後にリリースされました。

9.一度だけオマージュで復活

2012年のアメリカTVアニメ『ファミリーガイ』の一話で、ジョニー・デップは一度だけエドワード役を再現してくれたことがあります。

10.エドワードのおかげで化石の名前に

2013年に約5億年前の化石が発掘され、クーテニーチェラ・デッパイと名付けられました。名前の由来は発掘した古生物学者であるデイヴィッド・レッグ博士が「掘り出した時に手足がシザーハンズを真っ先に思い起こさせた」からであるとされており、エドワードを演じたデップの名前にちなんで名付けられたそうです。 博士は個人的にもデップのファンであったといい、彼をたたえるのにこれほどいい方法は無いと思ったと言います。