2017年7月6日更新

映画『天使にショパンの歌声を』あらすじ・キャスト【感動の歌声】

カナダの田舎町を舞台に、音楽を通じてシスターと少女たちの交流を描いた作品『天使にショパンの歌声を』。劇中のピアノ演奏や合唱曲は、すべて出演者による本物となっています。この期待の感動作について、あらすじやキャストなどご紹介します。

クラシックの名曲にのせて描く、シスターと少女たちの物語『天使にショパンの歌声を』

白銀に包まれたカナダの小さな寄宿学校を舞台に、リストやショパン、モーツァルトといったクラシックの名曲にのせて描かれる少女とシスターの物語、『天使にショパンの歌声を』。

寄宿学校にシスターにコーラスに…と聴くと『天使にラブソングを…』を連想しますが、あちらとはまた雰囲気が変わった感動ストーリーとなっています。

映画『天使にショパンの歌声を』のあらすじは?

物語の舞台は、カナダのケベックにある小さな寄宿学校です。そこに努めるシスター・オーギュスティーヌは、生徒たちの出身や経済状況に関わらず平等に音楽教育を施していました。しかし、ある日修道院により学校運営の見直しが行われ、採算が合わないとの理由から音楽学校は廃止の危機に瀕してしまいます。

廃止を免れようと奮闘するオーギュスティーヌのもとに、姪であるアリスが転校してきます。天才的なピアノの才能を持っていながら心を閉ざしている問題児のアリス。オーギュスティーヌは姪の心を開き、廃校を阻止することができるのでしょうか。

映画『天使にショパンの歌声を』のキャストは?

オーギュスティーヌ/セリーヌ・ボニアー

シスター・オーギュスティーヌを演じるのはフランス系カナダ人の女優、セリーヌ・ボニアーです。彼女は映画の舞台となっているケベック出身です。

幼い頃から演劇や音楽に親しんでいたボニアーは、ケベックの演劇学校で学んだ後、1987年から劇団に所属し舞台女優として活動を始めます。舞台女優として評価を得たボニアーは多数の映画にも出演し、カナダでは頻繁にテレビドラマにも出演しています。

映画の出演作としては、2006年公開で、アフリカはルワンダで起こった社会問題をテーマにした『愛の叫び ~運命の100日~』が有名です。

アリス/ライサンダー・メナード

孤独により心を閉ざしてしまった天才ピアノ少女、アリスを演じるのは女優のライサンダー・メナードです。

メナードは女優としてはまだカナダで公開された映画に、『天使にショパンの歌声を』を合わせて3作しか出演経験がありませんが、本作では実際にピアノを弾いており、その繊細な技術が話題となっています。

注目の女性監督レア・プールの最新作

『天使にショパンの歌声を』の監督は、注目の女性監督であるレア・プールです。プールはスイス出身、ユダヤ人でホロコーストの生き残りだった父とスイス人の母の間に生まれました。自身がレズビアンであることも公表しています。

2014年公開で、末期の脳腫瘍に侵された少年が南米に幻の蝶を探しに行く物語『天国の青い蝶』や、2010年公開で、カナダの寄宿学校を舞台にすれ違う少女達を描いた『翼をください』が監督作品としては有名です。

プールは、2011年に乳がんに関するキャンペーンであるピンクリボン運動をテーマに『ピンクリボン・インク(原題)』というドキュメンタリー映画を撮影しました。この映画は、ピンクリボン運動を巡って、参加企業がイメージアップ戦略としてしか運動を活用していない事実などにカメラを向けています。

生の歌声が見どころ

アリス役のメナードのピアノも本物ですが、音楽学校の生徒たちが歌う合唱も、全編吹き替えなしで出演者たちが生の歌声を披露しています。

ヴィバルディの合唱曲「メナード」を始め、数々の名曲を歌う少女たちの生声が聞けるのも『天使にショパンの歌声を』という作品の魅力の一つです。