タップできる目次
- 大人でも感動できる!泣けるアニメ映画おすすめ30作品を紹介
- 1.もう一度、人生やり直しませんか?大人に響く感動アニメ『Colorful』
- 2.号泣必至!あの名作が劇場版に『フランダースの犬』
- 3.大人こそ楽しめるノスタルジックなアニメ!心揺さぶられる一本『海がきこえる』
- 4.わたしは、ここで生きていく。広島を舞台にした戦争映画『この世界の片隅に』
- 5.人とロボットの奇跡のラブストーリー!衝撃の結末は必見『ハル』
- 6.「言葉」の力、「言葉」にする勇気!心にじんとくる作品『心が叫びたがってるんだ。』
- 7.気がつけば、私、ひとりじゃなかった。疲れた心を癒す、暖かい作品『ももへの手紙』
- 8.感動アニメの代名詞『劇場版 あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』
- 9.魔法を解くことを生業にする姉妹の奮闘『魔女っ子姉妹のヨヨとネネ』
- 10.何度でも観たい!こどもたちは21世紀を守れるか!?「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」
- 11.妻との約束を果たすため冒険へ『カールじいさんの空飛ぶ家』
- 12.靴職人を目指す高校生と謎の女性。雨の日の午前だけの逢引『言の葉の庭』
- 13.大戦により、家族と家を失った兄妹『火垂るの墓』
- 14.少年は仲良くなったロボットは、戦闘兵器だった『アイアン・ジャイアント』
- 15.「おおかみこども」たちと母の、愛の物語『おおかみこどもの雨と雪』
- 16.のび太の恋愛にスポットがあたる『STAND BY ME ドラえもん』
- 17.年老いた冴えない手品師はスコットランドで、ある少女と出会う『イリュージョニスト』
- 18.ゲームセンターのキャラ達が意思を持っていた『シュガー・ラッシュ』
- 19.川辺で見つけた大きな石の中から出てきたのは、カッパのこども『河童のクゥと夏休み』
- 20.シリーズの中でもファンからの人気は随一『トイ・ストーリー3』
- 21.人間とアンドロイドが共存する近未来の「心」を描いた切ないSFアニメ映画『イヴの時間』
- 22.なんでもかなえてくれる力を求め勇敢な旅に出る『ブレイブストーリー』
- 23.『夏目友人帳』の制作陣が送る最高の感動ストーリー『蛍火の杜へ』
- 24.人間の利己心を解き明かす手塚治虫の傑作『ジャングル大帝』
- 25.優しさが胸を打つ『ベイマックス』
- 26.レースに挑む車が主人公『カーズ』
- 27.現在も未来も、大切な人を守りたい『HELLO WORLD』
- 28.言葉の力を信じますか?“声”に心動かされる青春群像劇『きみの声をとどけたい』
- 29.美しいアニメーションと音楽で浮き彫りになる人と人のつながり『聲の形(こえのかたち)』
- 30.自由とはなにか。検閲に立ち向かう図書隊の信念にふれる『図書館戦争 革命のつばさ』
大人でも感動できる!泣けるアニメ映画おすすめ30作品を紹介
「大人が泣ける映画は実写だけ」、そんな風に思っていませんか?本当に面白いアニメは大人の鑑賞に耐えうるものです。そこで今回は子どもはもちろん、大人までグッと世界観に引き込まれて感動できる、アニメ映画の中でも本当に面白い映画を紹介します。 世界的に高く評価されている作品など、非常に高い支持を得ているおすすめを厳選してご紹介していきます。
1.もう一度、人生やり直しませんか?大人に響く感動アニメ『Colorful』
もしも人生をやり直せたら?
天使の出現により、自殺してしまった少年・真に「ホームステイ」させられる「ぼく」。そんな「ぼく」はもといた生きている世界に戻ろうと奮闘します。しかし彼は、真がなぜ自殺をしたのかを知ってしまうのです。 生きている世界に戻ることがどういうことなのか。思春期の心の動きを克明に描き出した作品です。
2.号泣必至!あの名作が劇場版に『フランダースの犬』
ネロとパトラッシュを思い出す。
あの名作、『フランダースの犬』の劇場版です。修道女に成長したアロアが、ネロとの20年前の記憶を回想するという物語になっています。テレビ版を見た人もそうでない人も楽しめる作品になっています。 弱った労働犬を拾った、牛乳運びのネロとおじいさん。犬・パトラッシュは、甲斐甲斐しいネロの看病で元気になっていきます。しかし、彼らを待ち受けていたのは、驚愕の終幕だったのです。 テレビ版『フランダースの犬』を映画化した、涙なしに観られない1本。
3.大人こそ楽しめるノスタルジックなアニメ!心揺さぶられる一本『海がきこえる』
なぜか懐かしい気持ちになる青春モノ、大人だからこそ胸を打たれる
4.わたしは、ここで生きていく。広島を舞台にした戦争映画『この世界の片隅に』
昭和20年、18歳、すずさんの物語。
昭和20年、18歳のすずさんが、広島・呉の北條周作のもとに嫁ぐところから物語は始まります。 1944年、第二次世界大戦中の広島。顔さえ知らない人と結婚した鈴は、広島県の呉市へと移ります。絵を描くことが生きがいだった彼女は、食料がなかなか手に入らないながらも、主婦として毎日の食事を提供します。しかし、次第に激化する戦争の中、彼女はどのような行動をとるのか。 恐ろしい戦争の中での市井の人びとの日常を終戦まで描いた必見の1本です。
5.人とロボットの奇跡のラブストーリー!衝撃の結末は必見『ハル』
人とロボットが互いの心の支えに。
6.「言葉」の力、「言葉」にする勇気!心にじんとくる作品『心が叫びたがってるんだ。』
「言葉」をテーマにした青春ストーリー!
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフが再集結して制作されました。「言葉」にすることの怖さに怯えた主人公が、もう一度「言葉」にする勇気を手にする青春ストーリーです。 とある出来事のせいで家族が壊れてしまった少女。彼女はそのせいで活発な性格が一転、しゃべれなくなってしまいます。しかし、高校の地域活動で、ミュージカルの主役を務めることになります。そこで彼女の得たものとは? 爽やかに駆け抜ける、青春モノです。
7.気がつけば、私、ひとりじゃなかった。疲れた心を癒す、暖かい作品『ももへの手紙』
大切なものを思い出させてくれる。
瀬戸内の小さな島の港町「汐島」という瀬戸内の島に母と移住した11歳のももは、仲違いをしていた父を亡くしていました。彼女は自分宛てに途中まで書かれた父からの手紙を握るも、何を書きたかったのかは分からない。そんな彼女は、未だ慣れない地での生活に馴染めず、父のことばかり考える日々を送っていると…? 身内を亡くした少女が立ち直る姿を描いた、長編作品です。
8.感動アニメの代名詞『劇場版 あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』
号泣必至の青春ストーリー。
9.魔法を解くことを生業にする姉妹の奮闘『魔女っ子姉妹のヨヨとネネ』
原作と異なる完全オリジナルストーリー。
原作と違って舞台が現代世界であり、今作の監督や製作スタッフは、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の監督や『進撃の巨人』の監督など各方面から称賛されています。 魔法を解くことを生業としている、魔の国に住む魔女っ子姉妹のヨヨとネネ。彼女たちは他の国で起こった不可思議な事件を解決しようと奮闘、冒険します。 独特な魔法の世界観に目を奪われる、冒険ストーリーです。
10.何度でも観たい!こどもたちは21世紀を守れるか!?「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」
昭和のノスタルジックな気分を楽しめるおすすめ作品
言わずと知れた名作映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』 「20世紀万博」に訪れた野原一家。そこでは、昭和の懐かしい世界が広がり、訪ずれた大人たちは夢中になっていきます。徐々に街の様子も昭和感漂うものになっていき、大人たちの様子もおかしくなってしまう。昔の良き時代を描きつつ、世界が進んでいくことを家族愛を通して教えてくれる作品です。 昭和30年代から40年代の高度成長期を懐古するエピソードが多く盛り込まれた、大人のためのクレヨンしんちゃんです。
11.妻との約束を果たすため冒険へ『カールじいさんの空飛ぶ家』
愛する妻を失ったじいさんが少年と旅に出る
長年連れ添った妻を失ったおじいさんが冒険家に憧れる少年と意気投合し旅にでるという、ディズニー・ピクサーによる映画です。 世界を旅する冒険家を夢見ていた78歳のカール。そんな彼の愛妻が亡くなり、夢を実現させようと奮闘します。数千の風船で空中を浮き上がり、少年を連れ夢見ていた冒険を開始するのですが……。 驚きと笑い、涙に包まれるロード・ムービーです。
12.靴職人を目指す高校生と謎の女性。雨の日の午前だけの逢引『言の葉の庭』
高校生の、ひと夏の淡い恋を描いたおすすめアニメ
靴職人を目指す男子高校生・タカオは雨の日になると、学校に行かず靴のスケッチに勤しみます。そんな彼が、雨の日だけ27歳の女性・ユキノを出会うようになっていき、お互いを知っていきます。心から信頼できるものがない彼女に、タカオは靴を作って上げたいと思うようになります。 『君の名は』で話題となった新海誠が原作だけでなく、監督と脚本も担当した、淡い恋模様が美しい映画。
13.大戦により、家族と家を失った兄妹『火垂るの墓』
戦争の悲惨さを描いた、懸命に生きようとした少年と少女の記録
スタジオジブリの高畑勲監督による映画です。原作者の戦争原体験をもとにした作品となっています。戦争の悲惨さが描かれており、海外からも高い評価を得ています。 第二次世界大戦の最中の神戸で、兄妹は両親を失い、遠い親戚に頼ります。しかし、そこでのあまりにも厳しく冷たい扱いのため、ふたりは防空壕で生活を始めることに。おままごとのように苦しい生活をする中で、蛍の光が兄の目に入ります。それはまるで、妹の命を表現しているような気分に……。 戦時中の過酷さと、兄妹の絆が描かれた、見ておかなければならない戦争作品です。
14.少年は仲良くなったロボットは、戦闘兵器だった『アイアン・ジャイアント』
少年とロボットの友情に涙する
森のなかで出会った9歳の少年と巨人ロボット・アイアンの物語です。巨大で力持ちだけど人なつっこいロボットと少年は仲良くなりますが、ロボットの噂は街中に広がり、やがて軍隊まで動き出してしまいます。 戦闘用に作られた、全身が鉄の巨人。何の記憶もないため、自分が戦闘用に作られていることを知らずに生き、少年と友情を築きます。 自分がなぜ作られたのか知ったときの鉄の巨人が、人間のような反応をする様子に胸が衝かれます。
15.「おおかみこども」たちと母の、愛の物語『おおかみこどもの雨と雪』
人気アニメ監督が描く、子育ての感動物語
『時をかける少女』『サマーウォーズ』などで知られる映画監督、細田守と脚本家、奥寺佐渡子の人気タッグによる映画です。 おおかみおとこと劇的な恋に落ちてしまった大学生の花。そんなふたりが結婚し、花が一生懸命に人間とおおかみの血を引く姉弟を育ててていきます。 秘密の生活を送る4人を襲う苦難と、母親である花がそれを乗り越えていこうとする努力が見られる感動の作品です。
16.のび太の恋愛にスポットがあたる『STAND BY ME ドラえもん』
懐かしい要素が全て詰まったCG版ドラえもん
勉強もダメ、スポーツもできない、取り柄のないのび太。そんな彼のもとに、22世紀からネコ型ロボット・ドラえもんがタイムマシンで訪ねてきます。彼らは一緒に生活をする中で友情を育んでいきます。 藤子・F・不二雄の描いた大人気漫画の名作的場面を集めた山崎貴監督によるCG映画です。 2020年11月には続編が公開されることでも話題になっています。
17.年老いた冴えない手品師はスコットランドで、ある少女と出会う『イリュージョニスト』
ノスタルジックで美しい映像で綴るフランスの作品
舞台は1950年のフランス、パリ。古いバーなどで手品を披露する老手品師・タチシェフがスコットランドの離島へ出向き、バーで少女と出会います。田舎町では手品はまだまだ目新しく、彼女はタチシェフの手品を「魔法」だと信じ、ついて行きます。そんな2人が言語の壁にぶつかりながらも、親と娘のように心を通わせていくのです。 心温まる、人と人との繋がりを描いた1本。
18.ゲームセンターのキャラ達が意思を持っていた『シュガー・ラッシュ』
ゲームの裏側で、ヒーローになりたかった悪役が少女のために奮闘する
人間たちが知らないゲームの裏側の世界が舞台のディズニー映画です。「ヒーローになりたい」と願っている悪役のキャラクターたちが、ひとりぼっちの少女のために大冒険を繰り広げるストーリーです。 多くの人間から嫌われている、悪役アクションゲームキャラ・ラルフ。そんな状況に嫌気がさし、別世界のゲーム「シュガー・ラッシュ」に潜り込みます。そこでラルフはヒーローになろうと画策するものの……。 ゲームの中の世界観に圧倒される、ディズニーの冒険アトラクション作品です。
19.川辺で見つけた大きな石の中から出てきたのは、カッパのこども『河童のクゥと夏休み』
20.シリーズの中でもファンからの人気は随一『トイ・ストーリー3』
持ち主のもとから去っていくおもちゃの友情を描く
大人気の『トイストーリー』シリーズの第3作。シリーズの中でも非常に高い人気を誇る作品です。 人間の持ち主に別れを告げてしまったおもちゃたち。彼らの持ち主だったアンディが大学生となったため、託児施設へと送られてしまいます。そこには、アンディのように優しい扱いをする子どもはおらず、脱出を試みます。 おもちゃならではの世界で生き、大冒険を繰り広げる、大人気の『トイ・ストーリー』シリーズの、待望の3作目。
21.人間とアンドロイドが共存する近未来の「心」を描いた切ないSFアニメ映画『イヴの時間』
アンドロイドと人間
人間と共存しながらも、「道具」として見られるアンドロイド。そんなアンドロイドと生活する高校生が、機械のログ部分に不可思議な文字が羅列されていることに気づき始め……。 題材は古風ながら、現代が抱える人との関わり方をテーマとしたSF作品です。
22.なんでもかなえてくれる力を求め勇敢な旅に出る『ブレイブストーリー』
家族の絆を取り戻すため、少年は旅に出る
小学5年生の主人公・三谷亘はある日、近くの幽霊ビルに異次元世界へ繋がる扉があることを知ります。そこには願いを叶えてくれる女神がいるというのです。 突然出ていった父親、ショックで自ら命を絶とうとした母親、離散してしまった家族。遂に幻界に足を踏み入れた亘は、“見習い勇者・ワタル”として"運命の女神"を探す旅に出掛けるのです。 果たして、亘は家族の絆を取り戻すことはできるのでしょうか?フジテレビ製作の映画として過去最大の興業収入約20億円を記録したヒット作です。
23.『夏目友人帳』の制作陣が送る最高の感動ストーリー『蛍火の杜へ』
触れたいのに触れられない、切なく淡い恋
人間と妖怪の切なく温かい交流を描く大人気作品『夏目友人帳』の緑川ゆきの読み切り作品『蛍火の杜へ』。アニメ『夏目友人帳』のスタッフが担当して映画化され、2011年に公開されました。 6歳の主人公・竹川蛍は、夏休みに祖父の家へ遊びに来た際に妖怪が住むという“山神の森”に迷い込んでしまいます。そこで出会ったのは、面を被った銀髪の少年・ギン。 ギンに助けられて森を出ることができた蛍は、毎年夏になるとギンに会いにいくようになります。徐々に仲を深めていく2人ですが、ギンは人でも妖怪でもない存在で“人に触れられると消えてしまう”のです。 人と妖怪の恋、触れたいのに触れられないもどかしさ、そして切ないラストには誰もが涙してしまう最高の感動ストーリーです。
24.人間の利己心を解き明かす手塚治虫の傑作『ジャングル大帝』
ジャングルを守るため、大人になったレオが奮闘する!
ジャングルの王者・ホワイトライオンのレオと妻ライヤの間に2頭の子ライオンが生まれ、ジャングルはお祝いムード一色。その一方で、人間の街ではハム・エッグという男がジャングルで見つけた未知のエネルギーを秘めた石・月光石をめぐって注目を集めていました。 エネルギー危機に瀕した地球の救世主として、科学技術庁員のラムネ、ジャングルに詳しいヒゲオヤジと共にジャングルへ分け入るハム・エッグ。しかしハム・エッグは動物の命を平然と奪う悪人だったのです。 目的のために木々を焼き払い、動物の命を奪うハム・エッグに、レオはどう立ち向かうのか――。手塚治虫の人気作品の完全新作に、注目が集まりました。
25.優しさが胸を打つ『ベイマックス』
傷ついた心を癒す、優しいロボット
舞台は未来のサンフランソウキョウ。天才的頭脳を持つ主人公・ヒロは、高校を飛び級で卒業した後に目標を見失ってしまい、自堕落な毎日を送っていました。そんな弟を見兼ねた兄・タダシは、ヒロを大学に連れて行き、自身が開発したケアロボット・ベイマックスをはじめとした発明品を紹介します。 ベイマックスや尊敬する教授に出会い刺激を受けたヒロは、大学に入学するため新たなロボット・マイクロボットを開発し、発表会に出品します。大成功に見えた発表会でしたが、なんと火災事故が発生。 会場に取り残された教授を助けようと火の中に飛び込んでいったタダシは帰らぬ人となってしまいます。しかも兄だけでなく、尊敬する教授やマイクロボットさえもヒロは失ってしまったのです。 ショックで心を閉ざし引きこもっていたヒロですが、思わず発した言葉によってベイマックスが起動します。ベイマックスはタダシから託された使命「傷ついた人の心と体を守る」を果たそうとし、ヒロの痛みを癒そうとします。 兄・タダシの死に実はマイクロボットが関係していた――?ヒロとベイマックスは、隠された真実へたどり着けるのでしょうか?
26.レースに挑む車が主人公『カーズ』
子供も大人も楽しめる感動作
ピストンカップ史上初の新人チャンピオンを狙う主人公のライトニング・マックィーン。栄光ばかりに目が眩み自分勝手な性格のせいでまともな友達は一人もいませんでした。 レース中のトラブルにより、マックィーンはルート66沿いの田舎町に迷い込んでしまいます。焦るマックィーンの前に現れたのは、ドック・ハドソンを中心とする心優しい住人達でした。 レースを通し、また、住人達との触れ合いで大切なものに気付き成長していくマックィーンの姿を描いています。
27.現在も未来も、大切な人を守りたい『HELLO WORLD』
美しい京都の景色を背景に動き出す運命
2027年の京都を舞台に繰り広げられる青春SFストーリー。主人公・堅書直実の前に現れたのは、10年後の自分。未来の自分から、大切な人ができることを教えられ、さらにその子の命を守るよう言われて……。 ぱっとしなかった高校生が、好きな子を守るため、運命を変えようと立ち向かっていく序盤。さらに、後半からは、違った運命が動き出し観るものの心は大忙しに。観る世代によって受け取る感情は異なるかもしれませんが、大切な人を守りたいという一貫した思いに胸打たれる作品です。
28.言葉の力を信じますか?“声”に心動かされる青春群像劇『きみの声をとどけたい』
目に見える、言葉の力
湘南を舞台に、ミニFMラジオ局を復活させようと奮闘する女子高生たちの物語。メインキャラクター7人のうち6人がオーディションで選ばれた新人声優という異色のキャスティングです。 フレッシュな演技が、女子高生たちのみずみずしい感情と絶妙にクロスし、観る者を湘南へといざないます。言葉に宿った魂が可視化された“コトダマ”が登場することで、言葉の持つ力を強く実感できるつくりに。 叶えたいことのために、がむしゃらに頑張る姿。そしてそれを応援しようとする周りの人達の心の温かさが涙を誘います。
29.美しいアニメーションと音楽で浮き彫りになる人と人のつながり『聲の形(こえのかたち)』
人と繋がれた先に見える景色は……
本作は京都アニメーションが手掛けた大今良時による漫画の劇場アニメ化作品。先天性聴覚障害を持つ少女・西宮硝子と、小学生の頃彼女とクラスメイトだった主人公・石田将也。彼らを中心に描かれるのは、いじめや自殺未遂、友人からの孤立……といった重いテーマです。 しかし、その根幹には人と人との心の通わせ方がわからない、うまくできない。そんな誰もが一度が感じたことのある、コミュニケーションの難しさです。 他者とどう向き合っていくかを、重いテーマを配置しながらも山田尚子監督の手腕で美しく、繊細に、押し付けがましくなることなく描く名作といえます。
30.自由とはなにか。検閲に立ち向かう図書隊の信念にふれる『図書館戦争 革命のつばさ』
上司と部下、ときどき恋人なバディ関係が面白い
2008年にノイタミナでアニメ化、2013年以降実写化もされている有川浩の『図書館戦争』。『図書館戦争 革命のつばさ』はTVアニメ版で放送されなかった原作エピソードをもとに映画化されたストーリーです。 スタッフやキャストも基本的にTVアニメから引き継がれているため、同作を観てから鑑賞するとより楽しめます。念願の図書隊に入隊し奮闘中の笠原郁と、彼女の上司であり恋人の堂上篤。凸凹な2人がバディを組み、表現の自由を守るため戦う姿が本作の醍醐味です。 まっすぐな信念を持つ郁の熱量に、思わず心が動かされます。コミカルなシーンもはさみつつ、しっかり感動できる作品です。