2017年7月6日更新

『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』今話題のアメリカ大統領選挙には映画界も黙っちゃおれん!

このページにはプロモーションが含まれています
マイケル・ムーア

AD

トランプを皮肉った映画『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』とは!?

ドナルド・トランプ
©︎CNP/US Government Publishing Office/Newscom/Zeta Image

2016年最大のイベントの1つと言えばアメリカ大統領選挙です。最終候補者はヒラリー・クリントンとドナルド・トランプ。2人は様々な話題を振りまいていますが、特にトランプは数々の暴言により様々な人から反感を買い、ロバート・デ・ニーロなどのハリウッドスターも彼を批判していました。 しかし、2016年11月8日に行われたアメリカ合衆国大統領選を征したのは共和党のドナルド・トランプ。 今回紹介するのはアメリカのドキュメンタリー監督マイケル・ムーアがトランプを批判した映画『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』です。

『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』のあらすじ

『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』は映画監督のマイケル・ムーアが秘密裏に製作した映画です。映画は10月18日にアメリカで上映されていました。 本作は監督がオハイオ州で行ったワンマントークショーの様子を撮影し映画化したもの。彼がトークショーで話した内容は"why Trump will win"(=トランプがなぜ勝つのか)についてでした。 トークショーでマイケル・ムーアはアメリカ国民がトランプに投票をする理由について説明します。彼は今回のアメリカ大統領選はイギリスのEU離脱時の投票に酷似していると指摘。つまり人々は一時の感情で大事な決定を行ってしまい、結果が決まった後に後悔することになると懸念していました。 ショーはまるでスタンドアップコメディのような内容でトランプを直接批判するというよりも、彼の敵となるヒラリーを絶賛する内容となっているそうです。

AD

今更だけどマイケル・ムーア監督について説明

華氏119
ⓒPaul Morigi / gettyimages

日本人にもお馴染みのマイケル・ムーアはアメリカのジャーナリストでありドキュメンタリー映画監督です。彼の代表作は2002年公開のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』。コロンバイン高校銃乱射事件を扱った今作はアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しています。 今回トランプを批判するドキュメンタリー映画を製作した彼ですが2004年にも当時のアメリカ大統領候補者を批判したドキュメンタリー映画を製作しています。その映画は『華氏911』。これはブッシュ大統領の再選を阻止するために製作されました。しかし彼の願いは叶わず、ブッシュ大統領は見事当選。

こんなにもいるトランプを不支持するスターたち!!

ロバート・デ・ニーロ
WENN.com

今回紹介したマイケル・ムーア監督以外にもトランプを支持しない有名人はたくさんいます。主なトランプ不支持者たちはロバート・デ・ニーロ、ジョージ・クルーニ、レオナルド・ディカプリオ、レディー・ガガなどです。彼らはトランプ当選を防ぐためにヒラリー・クリントンを支持していました。 特にデ・ニーロはビデオで「トランプは馬鹿者でこの国の恥だ」等と彼を強く批判しています。ちなみにマイケル・ムーアがショーを行ったオハイオ州は選挙戦を握る重要な州。 予備選挙でヒラリーはトランプの4分の1の票しか獲得できなかった地域でした。この地域でのヒラリーの投票率を上げるためにマイケル・ムーアは一肌脱いだというわけですね。 しかし、彼の願いは今回も叶わず、2016年のアメリカ大統領選はドナルド・トランプが当選することになるのでした。

AD

『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』の感想はどうなの?海外視聴者の感想を大紹介!【ネタバレ注意】

マイケル・ムーアの話術には脱帽!

マイケル・ムーアはスタンドアップコメディもできるんだね。彼の話術には脱帽だよ。彼は面白くてとても知性があることが分かる映画だ。

出典: www.imdb.com

映画というよりはスタンドアップコメディ

オープニングは映画みたいだよ。でも今作のほとんどが映画というよりはマイケル・ムーアのスタンドアップコメディって感じかな。彼の言葉遣いは相変わらず悪いよ。映画はタイトルに反してヒラリーのために作られている。興味深いことにセットにはヒラリーの若いころの写真が飾られているんだ。

出典: www.imdb.com

皆がこれを見たらヒラリーは間違いなく当選するよ!

もし皆が今作を見たらクリントンが絶対当選するよ。最初から最後までずっと笑いが止まらなかったよ。本当に面白くて、感動的。何より人々に社会の一員になるという意識を持たせる映画だ。

出典: www.imdb.com