映画『クレイマー、クレイマー』のあらすじ・キャスト・ラストまでネタバレ紹介

2017年7月6日更新

1979年公開『クレイマー、クレイマー』。離婚・親権争い・女性の自立を描いたこの作品は当時のアメリカ(もはや今の日本の)社会問題を描き描いた名作映画です。また、この年のアカデミー賞ノミネート・受賞を総なめにし、今でも高い評価を得ています。

語り継がれる名作『クレイマー、クレイマー』

1979年公開の『クレイマー、クレイマー』は名俳優ダスティン・ホフマンと大女優メリル・ストリープが共演した名作。ストーリー展開、結末、音楽、キャスト全員の名演技、二人の息子役を演じた子役の存在感まで全てが高い評価をされています。

今回はそんな名作映画『クレイマー、クレイマー』について徹底紹介します!

映画『クレイマー、クレイマー』あらすじ【ネタバレ注意】

大都会ニューヨークのマンハッタンで働くテッド・クレイマーは高収入のエリート会社員。

ある日突然、妻ジョアンナが「このままだといつか窓から飛び降りてしまう」と言い7歳の息子ビリーを置いて、家を出て行ってしまいました。テッドは家庭を顧みない夫だったのです。

妻が家を出てからは食事もまともに準備できず、ビリーとの接し方も分からず、親子関係も仕事も良好ではありませんでした。

まだ幼いビリーも突然母親が出て行った寂しさと、仕事と育児に気が散っている父親との生活にストレスを感じていました。さらに、ビリーはずっと自分がいい子ではないからママが出て行ったと思い込み、ずっと自分を責めていたのです。

テッドは「離婚はビリーのせいではないこと」「ビリーのことをとても愛していること」を伝えました。お互いの気持ちを確認しあってから、二人はとても仲良しな親子になります。

ジョアンナが家を出て行ってから1年半後、彼女の一本の電話から、ジョアンナとテッドはビリーの親権を巡って法廷で争うことになります。

不運にもテッドは育児にかまけて、昇進が掛った仕事に失敗。とうとう仕事をクビになってしまいます。親権争いの末、テッドは裁判に負け、ビリーはジョアンナの元に行くことになりました。

ビリーとの生活が生き甲斐で、ビリーのことを心から可愛がっているテッドは意気消沈。ビリーもまたテッドと一緒に暮らせないことを悲しみ、泣いてしまいます。

ビリーがジョアンナの元に行く日、ジョアンナはテッドと二人きりで話したいとマンションのロビーに呼びつけました。そして、ジョアンナの住む家では、ビリーは今までのように楽しく生活できないだろうと言って泣き出します。

そこで、テッドに「ビリーに“あなたの家はここよ”と言いに行ってもいい?」と言い出すのです。ジョアンナは一人でビリーが待つ部屋に向かう為、エレベーターに乗り込みました。ここで物語は終わります。

『クレイマー、クレイマー』の出演キャストを紹介

テッド・クレイマー/ダスティン・ホフマン

テッドは家庭を顧みない、エリート会社員。ジョアンナが家を出る直前に、重役になれるかもしれない昇進の話がありました。ビリーを一人で育てていくうちに、すっかりビリーが生きがいの人生になりました。怪我したビリーを抱えてマンハッタンを走り回るシーンはその様子を表しています。

ダスティン・ホフマンは1937年8月8日生まれ。1967年『卒業』で、結婚式に乗り込み花嫁を奪い、駆け落ちする青年を演じ映画と共にブレイクしました。

1979年『クレイマー、クレイマー』で育児に目覚める父親を演じ、1988年『レインマン』ではサヴァン症候群の天才青年を演じ、2度もアカデミー賞を受賞したアメリカを代表する名俳優です。

ジョアンナ・クレイマー/メリル・ストリープ

ジョアンナはテッドとの生活に疲れ、誰かの妻、母、娘として生きるのはもうたくさんと思いつめて、テッドとビリーの元を去りました。カウンセリングを受け、自分を取り戻してから、再就職をして、ビリーを取り戻しにニューヨークに戻ってきます。

メリル・ストリープは1949年6月22日生まれ、1979年『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞を、1982年公開の『ソフィーの選択』でアカデミー主演女優賞を受賞しました。メリル・ストリープもまた、アカデミー賞受賞・ノミネート常連女優で、数々の名作に出演しています。

ビリー・クレイマー/ジャスティン・ヘンリー

ビリーはテッドとジョアンナの一人で息子で、最初はジョアンナいない寂しさと、テッドとのぎこちない生活に困惑するのですが、テッドの深い愛情たっぷりの日々を過ごすうちに、テッドのことを大好きになります。親権争いの末、テッドと離れて暮らすことにショックを受けます。

ジャスティン・ヘンリーは1971年5月25日生まれ。『クレイマー、クレイマー』で映画デビューしました。

『クレイマー、クレイマー』での演技は子役ながら、ダスティンホフマンとメリル・ストリープと肩を並べるもので、観客を更に感動に導いたものでした。ジャスティンはこの年のアカデミー助演男優賞に当時の史上最年少8歳でノミネートされました。

学業に専念する為、俳優業を休止していましたが、2016年現在、映画・テレビドラマで活躍中。代表作にはテレビドラマ『ER緊急救命室』、『ブラザーズ&シスターズ』があります。

マーガレット・フェルプス/ジェーン・アレクサンダー

ジョアンナの親友で、ストーリーが進むにつれ、テッドの良き理解者になります。テッドとジョアンナの裁判を通して別れた夫への愛に気づき、裁判が終わる頃には、マーガレットは別れた夫と人生をやり直すことになります。

ジェーン・アレクサンダーは1939年10月28日生まれ。ニューヨーク・ブロードウェイの舞台で活躍し、トニー賞の受賞経験もある実力派女優。『クレイマー、クレイマー』のマーガレット役でアカデミー助演女優賞を受賞し、他のキャスト同様高い評価を受けました。

『クレイマー、クレイマー』の結末は?【ネタバレ注意】

泥沼離婚裁判の経て、親権はジョアンナが獲得し、ビリーもジョアンナの元に行く準備をしていました。しかし、ジョアンナはテッドに「ビリーはあなたのもとにいるべき。」と、思います。ビリーにその旨を伝えに、エレベーターに乗り込んだところで映画は終わります。

エレベーターに乗り込んだジョアンナに、テッドは「君は素敵だよ」と言って二人は見つめあい笑顔になります。

観る人によって結末の捉え方が違うのがこの作品の魅力の一つだと言われています。

『クレイマー、クレイマー』観た人の感想・評価【ネタバレあり】

名シーン・フレンチトースト

Karin_Yokoyama ジョアンナが家を出たときに、ビリーは悲しいって思って、テッドは辛いって思った気がした。 子供が涙を流すときは悲しい感情で泣くことが多いけど、大人はつらいって感情で泣くことが多くなるのかな。。 息子と初めてちゃんと向かい合ったときにフレンチトーストすら作れなかったテッドが、色んなものを犠牲にして父親として成長する姿がすごくリアル。 メリルストリープの若いころを初めて見た!!
hacci 奥さんが出て行って、旦那さんが子供を一人で育てる話。ドラマ系。 奥さんが少しいらっとするけど、とてもいい作品だった。 ダスティンホフマンが演じる父親はやっぱり最高や、、、 フレンチトーストを焼くシーンが成長が見えてすごい好き。
you_pikachu フレンチトーストつくるシーンの対比が、親と子の絆の深まりを現したようで心に染みた。法廷のシーンもよかった。ダスティン・ホフマンもメリル・ストリープも演技が素晴らしい。

キャストの名演技、親子の愛情に感動!!

uni_star ダスティンホフマンかっこいい。家庭を顧みず妻に逃げられ1人で子育てに奮闘する話。子供かわいい。既婚したらもう一度見たい。泣いた。
yucan テッド、ジョアンナ、ビリーの演技が皆素敵だった。 裁判に負けてビリーに報告する時のビリーの涙にこっちも泣けてしまった。 そんで抱っこして行くシーンのカメラが好き。 ダスティンホフマンの笑顔がすごく素敵で最後のエレベーター、笑顔で終わるのがすごく印象的だった
Yuka_Ono 『クレイマー、クレイマー』鑑賞。親権をどちらが持つかという話。最初は何も出来ない父親が段々と家事、子育てができるようになるプロセスが素敵。ただ、どちらの方が子供にとって良いのかということを考えると悩ましい。小さくて何が幸せなのか、どうしたいのか自分の意志で選べない、もしくは選ばせてもらえない期間にこうゆう人生を変える選択肢が出てくるのは本当につらい。
asarni 2015.6.27 ある日突然母親が息子を置いて出ていき、仕事ばっかりで家庭を顧みない父親が家事や子育てをやり始めて息子との愛情が深まっていく話。