2017年7月31日更新

映画『ユリゴコロ』あらすじ・キャストまとめ【吉高由里子が殺人犯に】

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『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

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『ユリゴコロ』が吉高由里子主演で映画化!豪華キャストが集結

2012年に大藪春彦賞、本屋大賞にもノミネートされた沼田まほかる著『ユリゴコロ』が吉高由里子主演で実写化されることになりました。監督は『近キョリ恋愛』、『君に届け』などの実写化も務めた熊澤尚人です。

映画『ユリゴコロ』のあらすじ

吉高由里子『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
人間誰しもが心の拠り所を持っているが、主人公・美紗子の心の拠り所は「人間の死」でした。それは生まれながらのものであり、彼女は殺人という行為から逃れることができません。 しかしながらその行為の中で愛を知り、そんな自分に抗おうと苦悩する様を描いた物語になっています。

映画『ユリゴコロ』で初の殺人犯役を演じる吉高由里子

美紗子/吉高由里子

吉高由里子『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
主人公・美紗子を演じるのは5年ぶりに映画主演となる吉高由里子(よしたか ゆりこ)です。近年では2013年の『横道世之介』では世間知らずなお嬢様を演じ、『僕等がいた』では明るく無邪気な働く女性を演じた吉高ですが、本作では自身初の殺人者役になります。 美紗子に対して共感できないところもある難しい役だったと話し、それが貴重な体験となったと女優としてステップアップした様子を語りました。

本作のキーパーソン?洋介役に松山ケンイチ

洋介/松山ケンイチ

松山ケンイチ『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
美紗子と運命的な出会いを果たす洋介を演じるのは、松山ケンイチです。 『デスノート』のL役を演じたことで彼の演技力は高く評価されましたが、現在でもその役者魂は健在。2016年公開の映画『怒り』では、愛する人に殺人犯なのではないかと疑われるセンセーショナルな役どころを熱演しました。また『聖の青春』では実在したプロ棋士の村山聖を演じるために20キロの増量をして臨んでいます。 映画『ユリゴコロ』で演じる洋介は柔和で暗いキャラクターとのこと。90年代の雰囲気漂う仕上がりになっていると言います。

『ユリゴコロ』のミステリーを紐解く亮介役には松坂桃李

松坂桃李『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
松坂桃李(まつざか とおり)が演じる亮介は、殺人犯の記憶がメモされたノートを見つけ物語を紐解いていくという役どころです。 原作を読み不思議な物語だったと感想を語り、ミステリーかつ深い人間ドラマがどのように表現されていくのかが楽しみとコメントを寄せました。また『ユリゴコロ』と同じ原作者の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』にも出演することが決まっている松坂桃李。2017年はイヤミス作品で魅せる彼の演技に注目です。

その他のキャスト紹介

千絵/清野菜名

松坂桃李扮する亮介の婚約者でしたが、彼の目の前から突如姿を消してしまう千絵を演じるのは清野菜名(せいの なな)です。 清野菜名は2017年4月公開の清水富美加主演映画『暗黒女子』に出演し、裏の顔を持つ天才女子高生作家・高岡志夜を好演。その他にも宮藤官九郎が脚本を務めた映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』、内村光良が監督・主演を務めた映画『金メダル男』など話題作に出演しています。

細谷/木村多江

清野演じる千絵から伝言を託される細谷を演じるのはベテラン女優の木村多江(きむら たえ)です。 落ち着いた印象があり、朝ドラ『とと姉ちゃん』では主人公・常子の母を丁寧に力強く演じ切りました。しかし木村自身はせっかちな性格なんだとか。本作で演じる細谷の演技に注目が集まります。

みつ子/佐津川愛美

佐津川愛美、吉高由里子『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
主人公・美紗子が特別な感情を抱くみつ子役には佐津川愛美(さつかわ あいみ)が抜擢されました。 佐津川愛美は2004年から女優として活動しており、初出演映画の『蝉しぐれ』ではブルーリボン賞にノミネート、2007年公開の映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』では助演女優賞と新人賞の2部門でノミネートされるなど、その演技力は折り紙つきです。 2017年10月には若手俳優が集結と話題の映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』に出演予定です。

若き美紗子/清原果耶

清原果耶『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
吉高由里子演じる美紗子の若いころを演じるのは清原果耶(きよはら かや)です。 2002年生まれの彼女は、ファッションモデル出身ですが「人に感動を与えられる女優」を目標に活動。最近では話題作への出演が増えています。朝ドラ『あさが来た』で本格的に女優デビューしたのち、NHKの大河『精霊の守り人』で綾瀬はるか演じるバルサの少女期を演じました。 現在は主人公の若いころなどでの出演が多い清原ですが、映画『3月のライオン』では主人公・桐山零と密に関わる川本ひなたを好演し、1人前の女優としての階段を着実に上っています。

監督を務めるのは熊澤尚人

『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
監督を務める熊澤尚人は『近キョリ恋愛』、『君に届け』などの実写化も務めました。 熊澤監督は吉高に対して「繊細でいて大胆な演技が難しい役どころにぴったり。美しく悲しい殺人犯を表現できた」と演技を絶賛。作品に対する自信も垣間見えました。 また、松山ケンイチとは2006年に公開されたホラー映画『親指さがし』以来のタッグ。当時から絶大な信頼を寄せており、今回も期待以上の演技をしてくれたと話しています。実力派キャストと監督の相性のあった撮影で、作品は洗練された仕上がりになりそうです。

ミステリー映画『ユリゴコロ』は9月23日公開

『ユリゴコロ』
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
ストーリー、キャスト陣ともに注目の映画『ユリゴコロ』は2017年9月23日に全国で公開されます。