2017年9月15日更新
映画『散歩する侵略者』あらすじ・キャストまとめ【松田龍平と長澤まさみが夫婦役!】
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©2017『散歩する侵略者』製作委員会
『散歩する侵略者』が映画化!豪華キャストにも注目
劇団イキウメを主催する前川知大が書いた「散歩する侵略者」。2005年の初演以来、2007年、2011年と再演された人気作です。
海辺の町で暮らす鳴海と真治の夫婦。突然行方不明になった真治は別人格になって戻ってきました。真治は侵略者に体を乗っ取られ地球侵略を目論んでいたのです。
メガホンをとるのは日本だけではなく海外にも熱狂的ファンをもつ黒沢清監督。主人公の鳴海を長澤まさみ、その夫・真治を松田龍平、ジャーナリストの桜井を長谷川博己が演じます。
映画『散歩する侵略者』のあらすじ
出典: www.amazon.co.jp
日本海沿いの海辺の町で暮らす鳴海と真治。冷え切った夫婦仲を半ば諦めていた鳴海でしたが、数日間の行方不明ののちに帰ってきた真治は全くの別人格へ変わっていました。
失踪中に侵略者に体を乗っ取られ散歩をしながら町を侵略する真治。時を同じくして町で発生した一家惨殺事件。ジャーナリストの桜井は事件を調べるうちに渦中に巻き込まれていきます。
映画『散歩する侵略者』の注目キャスト!長澤まさみが夫に振り回される
加瀬鳴海/長澤まさみ
©2017『散歩する侵略者』製作委員会
夫の変貌ぶりに戸惑いつつも家族として受け入れようと努力する主人公・鳴海。長澤まさみは鳴海役のオファーを喜び脚本にのめり込んで一気に読んでしまったといいます。
「常に怒っている役だった」というコメントから想定できることは?失踪して優しく素直な性格に変貌した真治。怒る=感情をぶつけることができるというのは夫婦の距離が縮まったことを示すのでしょうか。
長澤まさみと夫婦を演じるキャストに松田龍平
加瀬真治/松田龍平
©2017『散歩する侵略者』製作委員会
侵略者に体を乗っ取られ人格が変貌するという難しい役どころに挑んだ松田龍平。地球が侵略されるというやや突拍子もない設定ながら鳴海と真治夫婦が再生する人間ドラマも丁寧に描かれているようです。
「笑える要素からアクション映画と思わせるシーンもある」とコメントした松田。真治の体を乗っ取った侵略者は鳴海と夫婦関係を再構築しながら……?
長谷川博己が映画『散歩する侵略者』のキーパーソン?
桜井/長谷川博己
©2017『散歩する侵略者』製作委員会
一家惨殺事件を追っているはずが、いつの間にか侵略者たちと行動をともにするようになったジャーナリストの桜井を演じる長谷川博己。
長谷川は「ラブストーリー要素から、男の友情物語まで含まれている」と語りました。鳴海と真治の夫婦愛をラブストーリーとすれば男同士の友情とは誰と誰を指すのでしょう?
謎の若者・天野を演じるのは今大注目の高杉真宙
天野/高杉真宙
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ジャーナリストの桜井が取材の中で出会う少年”天野”を高杉真宙が演じます。加瀬真治の続く第二の侵略者として登場する高杉。ミステリアスなのと同時に、物語のキーマンとなる難しい役どころですが、黒沢監督と一緒にこのキャラクターを作り上げたそう。
高杉自身、意外と人間らしいキャラクターの天野に惹かれていったそうです。
迫力のアクションをこなすのは若手新人女優の恒松祐里
立花あきら/恒松祐里
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見た目はごく普通の女子高生ですが、実は超人的な身体能力を持つ侵略者・立花あきらを恒松祐里が演じます。その身体能力と戦闘能力の高さは凄まじく、彼女が戦闘モードに入るとそれを止めることは誰にもできません。
そんなアクロバティックな立花あきらを演ずるべく、恒松祐里は撮影にハードなトレーニングを積んで挑んだのだとか。さらに、恒松は10年以上バレエを習っており、彼女のアクションシーンが今回の見どころになることは間違えないでしょう。
舞台から映画へ、劇団イキウメ映画化第2弾!
劇団イキウメ映画化第1弾は神木隆之介主演の『太陽』
人気劇団イキウメの舞台から映画化された作品は本作だけではありません。2011年に上演され2016年に小説も刊行された傑作戯曲『太陽』があります。
舞台は近未来の日本。夜にしか生きられない新人類「ノスク」とノスクに管理されて貧しく生きる旧人類「キュリオ」。キュリオとして暮らす幼なじみの鉄彦と結がある事件をきっかけに生きる意味、在り方を考えるようになります。
『SR サイタマノラッパー』の入江悠監督が神木隆之介、門脇麦を主演に迎え映画化。2016年4月に公開されました。
いまや世界が注目?アカデミー会員となった黒沢清監督が手掛ける
出典: www.amazon.co.jp
2016年10月、黒沢清監督の世界デビュー作『ダゲレオタイプの女』が公開されました。『ダゲレオタイプの女』は同年6月公開の『クリーピー 偽りの隣人』に続くホラー作品ですが、海外キャストに囲まれ全編フランス語で撮影した意欲作。
黒沢清は1997年役所広司主演のサイコ・サスペンス『CURE』が海外メディアから絶賛されたのを機に、2008年『トウキョウソナタ』でカンヌ映画祭「ある視点」部門審査員賞、2015年『岸辺の旅』でカンヌ映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞。
2016年‘世界のキタノ’こと北野武、仲代達也らとともにアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの新たな会員に選出されたことでも認知度の高さが伺えます。今後の活躍に注目が集まります。
映画『散歩する侵略者』がカンヌ国際映画祭に参加決定!
?カンヌ国際映画祭?
— 映画『散歩する侵略者』 (@sanpo_movie) 2017年4月14日
「ある視点」部門正式出品決定❗#カンヌ国際映画祭 で、これまで3度の栄冠に輝いている #黒沢清 監督ですが、『#散歩する侵略者』でも同映画祭への出品が決定しました! 海外でも高い注目を集めている本作の受賞の行方にご注目ください! pic.twitter.com/lm8HP0s8T0
映画『散歩する侵略者』がカンヌの「ある視点部門」に正式出品されます。これまで同映画祭で3度の受賞経験がある黒沢清。本作に対して「他に類を見ない作品だから評価された」と映画祭参加となった要因を分析しました。
また主演の松田龍平は、1999年公開のデビュー作『御法度』以来のカンヌとなります。映画『海街diary』でカンヌに赴いた長澤まさみは「嬉しい反面ドキドキする」とコメント。果たして受賞となるのでしょうか?
映画『散歩する侵略者』は2017年9月公開
©2017『散歩する侵略者』製作委員会
実力派俳優と、世界的に有名な黒沢清ら制作チームが映画化に挑む『散歩する侵略者』。映画は2017年9月9日に公開されます。2017年注目の邦画作品になりそうです。