2017年10月27日更新

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』あらすじ・キャストを紹介【蒼井優&阿部サダヲ】

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『彼女がその名を知らない鳥たち』

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沼田まほかるの『彼女がその名を知らない鳥たち』が映画化

2016年に出版された沼田ほまかるの小説『彼女がその名を知らない鳥たち』が映画化され、2017年10月28日に公開されます。沼田ほまかるといえばイヤミスの女王として有名ですが、今作も後味の悪いとてもイヤになる結末が待っているのでしょう……。 そんな映画『彼女がその名を知らない鳥たち』では、仕事をせずにヒモ女として生活するダメ女の十和子を蒼井優が、そんな十和子の幸せを願いつつ十和子と同居している15歳年上の陣治を阿部サダヲが演じます。 今回は本作のあらすじやキャストについてチェックしていきましょう!

『彼女がその名を知らない鳥たち』のあらすじ

蒼井優演じる主人公の十和子は過去の恋愛を引きずりつつ15歳年上の阿部サダヲ演じる陣治と同居しているヒモ女。地位も金もない陣治を良くは思っていない十和子ですが、彼から離れることもできずにいます。 陣治と同居しながら十和子は、妻子を持つ、元彼に似ている水島と不倫関係を持つことに。そんなある日、彼女の元に警察が訪れます。そこで元彼である黒崎が行方不明であることを知り、彼の失踪事件について気になり始め……。 のちに十和子は黒崎の失踪事件に陣治が関わっているのではと疑い始めます。

過去の恋愛に囚われてばかりのヒモ女・十和子を蒼井優が熱演!

蒼井優
十和子(蒼井優)は過去の恋愛を引きずり、元彼に似ているという理由で不倫します。男性を振り回し、ヒモ女として暮らす最低な女を演じています。 今作の役どこについて蒼井優自身も「甘ったれた女性。共感は全くできない」とコメント。そんな十和子を演じるにあたって、どこまで嫌われる勇気を持って演技ができるか試したい、と作品に対する熱い思いも語りました。

すごく汚いけれど十和子の幸せを願う男・陣治役には阿部サダヲ!

『殿、利息でござる!』阿部サダヲ
阿部サダヲ演じる陣治は、十和子が水島と不倫関係にあることを知りつつ彼女と同居しています。十和子から、彼女の元彼である黒崎の失踪事件に関与しているのではないかと疑われながらも彼女の幸せを願い、水島との関係をやめさせようとします。 陣治はいわゆる生理的に受けつけないような汚い男性。監督と相談しながら汚い食べ方を実践したり、たんが絡んだ咳をするなど役作りに努めたといいます。

『彼女がその名を知らない鳥たち』主人公たちを取り巻くキャスト

水島真/松坂桃李

松坂桃李
妻子がいるにもかかわらず、十和子と肉体関係を持つ水島真を松坂桃李が演じます。高級デパートの時計売り場で主任を務める真面目な男に見えますが、実際は自分の性欲のためだけに突っ走るこれまた最低な男です。十和子は、水島と元彼が似ているからという理由で付き合うことから、互いの恋が非常に不純なことがわかります。 そんな最低男を演じるのは松坂桃李です。今回演じるにあたって、蒼井優と同じく全くキャラクターには共感できなかったよう。あまりイメージにない松坂桃李を見ることができるかもしれません。

黒崎俊一/竹野内豊

竹野内豊
十和子が忘れることができない元彼・黒崎俊一を、ダンディーな色男の演技で定評がある竹野内豊が演じます。自分のためならどんな手段も厭わない、女性ですら道具のように扱い自身を守り高める、これもまた最低な男です。 しかし、彼は魅力を兼ね備えていることも事実。劇中ではその点がどのように描かれているのか見どころの一つとなりそうです。 竹野内豊は東京都出身の俳優です。その容姿の淡麗さからモデルとしてキャリアをスタート。現在もその男前さは健在で、色男や女性のを晦ますような役を多く演じています。映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』では、女性を心から愛することができないフワフワとした男性を演じていましたね。

映画「かの鳥」の監督を務めたのは『凶悪』の白石和彌

『凶悪』
監督は2013年に公開された映画『区悪』や映画『日本で一番悪い奴ら』で知られる白石和彌。 今作は過去にない新しいタッグかもしれません。監督はかねてから蒼井優と仕事がしたいと思っていたらしく、十和子のような最低な役を引き受けてくれたことに驚いている様子。 また阿部サダヲに関しても「彼の汚い部分を出し切ってくれた」と、阿部の演技に太鼓判を押しています。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日公開

沼田まほかる原作による映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は2017年10月28日に公開されます。日本を代表するキャストたちによる怪演に注目が集まります。