2017年7月6日更新

『トゥルーマンショー』の面白さを紐解く!あらすじ、キャストまとめ

トゥルーマンショー

ある平凡な男の人生が、本人の知らぬ間に世界中に生中継されていた!という奇想天外なストーリーが話題となったジム・キャリー主演のコメディ映画『トゥルーマン・ショー』。あらすじやキャスト、その結末まで『トゥルーマン・ショー』について解説します。

ジム・キャリー主演のコメディドラマ『トゥルーマン・ショー』

『トゥルーマン・ショー』は『マスク』のジム・キャリー主演、『いまを生きる』『マスター・アンド・コマンダー』のピーター・ウィアーが監督を務めたコメディドラマです。

1998年のゴールデングローブ賞では、ジム・キャリーが男優賞を、エド・ハリスが助演男優賞を、フィリップ・グラスとブルクハルト・ダルウィッツが音楽賞を獲得しました。

『トゥルーマン・ショー』のあらすじ解説

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保険外交員のトゥルーマン・バーバンクはシーヘブンという島に暮らしていました。しかしある時、その島は大きなスタジオに作られた架空の場所であり、トゥルーマンの人生は24時間、TV番組『トゥルーマン・ショー』として世界中に放送されていたことに彼は気づきます。

いたるところに隠しカメラが設置され、周りのすべての人間が演技をしているつくられた世界。自分をありふれた日常を生きる平凡な男だと思っていたトゥルーマンは、この事実を知ってどのような行動に出るのか…。

TV番組『トゥルーマン・ショー』の視聴者は固唾を飲んで見守ります。

『トゥルーマン・ショー』のキャラクター/キャスト

トゥルーマン・バーバンク/ジム・キャリー

主人公トゥルーマン・バーバンクは保険のセールスマンとして、平凡な毎日を送っていましたが、自身の人生が人気TV番組としてつくられたものであると知ったことで彼の生活は一変します。「おはよう!そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!」が彼の口癖です。

トゥルーマン・バーバンクを演じるジム・キャリーは『マスク』や『ジム・キャリーはMr.ダマー』といったコメディをはじめ、『エターナル・サンシャイン』のようなラブ・ストーリーでも高い評価を得ているカナダ出身の俳優です。

メリル・バーバンク&ハンナ・ジル/ローラ・リニー

トゥルーマンの妻であるメリルは島の病院で働く看護師です。もちろん、このメリルは架空の人物で、ハンナ・ジルという女優が演じているという設定です。

メリル・バーバンク/ハンナ・ジルを演じたローラ・リニーはニューヨーク市出身の女優で『ミスティック・リバー』『ラブ・アクチュアリー』『ハドソン川の奇跡』などに出演しています。

マーロン&ルイス・コルトラン/ノア・エメリッヒ

マーロンはトゥルーマンの親友で、ボート事故で亡くなったはずの父親とトゥルーマンの”奇跡の再会”を演出するのも彼です。マーロンを演じるのはルイス・コルトランという俳優です。

マーロン/ルイス・コルトランを演じたノア・エメリッヒは『リトル・チルドレン』や『SUPER8 スーパーエイト』に出演するニューヨーク市出身の俳優です。

ローレン・ガーランド&シルヴィア/ナターシャ・マケルホーン

学生時代のトゥルーマンが本当に恋をした相手がローレン・ガーランドです。ローレンを演じるシルヴィアは、トゥルーマンに真実を教えようとしたために降板させられてしまいます。

ローレン・ガーランド/シルヴィアを演じるナターシャ・マケルホーンは映画『RONIN』『ソラリス』や、ドラマシリーズ『カリフォルニケーション』に出演するロンドン出身の女優です。

クリストフ/エド・ハリス

クリストフはTV番組『トゥルーマン・ショー』のディレクターとして、トゥルーマンの偽りの人生を演出してきた人物です。現実の世界へ飛び出そうとするトゥルーマンを最後まで引き止めます。

クリストフを演じるのは『アポロ13』や『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞にノミネートされた名優エド・ハリスです。『ビューティフル・マインド』『ゼロ・グラビティ』『スノーピアサー』にも出演しています。

トゥルーマンは水が怖い?

トゥルーマンは父親をボートの事故で亡くしたために水恐怖症を患っており、生まれてから一度も島から出たことはありません。

シーヘブンでの生活が虚構の世界だと知ったトゥルーマンは、嵐の海へ漕ぎ出し世界の果てを目指します。水恐怖症を克服して自分の意思を貫くトゥルーマンの姿に、『トゥルーマン・ショー』の視聴者は胸を打たれるのです。

『トゥルーマン・ショー』の気になるラスト

荒れ狂う海をくぐり抜けたトゥルーマンは世界の端であるロケセットの出口にたどり着きます。クリストフはトゥルーマンを引き止めようと声をかけ続けますが、決め台詞「おはよう!そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!」の後にお辞儀をしたトゥルーマンは外の世界へと出ていくのでした。

トゥルーマンに声援を送っていた『トゥルーマン・ショー』の視聴者は歓喜し、番組は終了しました。

番組内で小道具を宣伝?

TV番組『トゥルーマン・ショー』ではCMを流さずに、劇中で役者の小道具、または背景として企業名・商品名を表示するプロダクトプレイスメントという広告手法が使われています。

マーロンが飲んでいる缶ビールを商品名が見えるようにカメラに向けているほか、メリルが草刈り機や万能ナイフを宣伝するシーンもあります。そしてメリルがココアを宣伝する場面もあるのですが、これがあまりにもわざとらしかったため、トゥルーマンが偽りの世界に気付くきっかけとなります。

実は怖い話?『トゥルーマン・ショー』のメッセージ

望まれない子供だったトゥルーマンを引き取り、TV番組を製作するために虚構の世界に一人の人間を30年もの間閉じ込めていたメディアの恐ろしさを感じる本作。他方で、孤児だったトゥルーマンは外の世界から隔離されたシェルターに守られていたとも捉えられます。

TV番組『トゥルーマン・ショー』はトゥルーマンが外の世界へ脱出した時に終わりを迎えますが、映画には少しだけ続きがあります。『トゥルーマン・ショー』の放送が終了すると画面は砂嵐に切り替わり、それを観た視聴者はTVガイドを探しながらチャンネルを変え新たな刺激を求めるのです。

実在する一人の人間の人生が変わる瞬間を目の当たりにしてもなお、それをメディアが発信するエンターテインメントのひとつとして消費していく視聴者の姿が浮き彫りにされる場面です。

『トゥルーマン・ショー』の感想・評価を紹介!

素晴らしいエンターテインメント作品!

Ayano_Jinnouchi 設定が斬新、こんな世界観は初めて!エンターテインメントの塊のような映画。 TVの前の人達にとっては全てがフィクションで番組が終了したら、はい終わりって切り替えられるけど、トゥルーマンにとっては生まれてきた時からずっとノンフィクションの出来事で…って考えると残酷。でもラストのユーモアのある一言を言えちゃうトゥルーマン、最高だなあ。

後から見直すと、皆んなが商品の宣伝してるのがすっごく可笑しくて笑っちゃう。

ジム・キャリーの演技力がすごい

shirokumades マスクみたいな役のイメージしかなかったジム・キャリーを見直した一作。 ジム・キャリーが生きてる世界が、全部ドーム型のセットで24時間のテレビ番組だった話。風刺的。家族も友人全てキャストだったと知ったら絶望するだろうや。時折、カメラ目線ではいるCMが笑える。予め水難で植え付けられた海へのトラウマを乗り越え航海にでるラストは、ベタだがいい。

人間不信になりそう!?もしかして自分の世界も…と思わずにはいられない

piypiyppp 自分がもし、トゥルーマンみたいに、出生からずっと自分の生涯が全世界に生放送されていたら…と考えさせられる映画で面白い、古さを感じさせない。周りの家族、友人が全部偽物なのは悲しい。トゥルーマンは最後までヒーローだったなぁ…
TORABISU777 実際にありえそうだからやけに感情移入できた。この脚本家は本当に現実世界がこうなってると思い込んでそう。それが伝わってきてよかった。

単なるコメディ映画の枠を超えたメッセージ性

a__ryn メディアに操られた世界で生きるひとりの男。 生まれた街もセット。街の人たち全員がエキストラ。両親も妻も親友さえも役者。彼の生活そのものがテレビ越しの人たちにとっては「娯楽」。

メディアはどこまで「つくる」ことを許されるんだろう〜ラストの警備員ふたりの会話に注目してほしい。

ただのコメディ映画、ひとつのエンターテイメントとしてじゃなくて考えさせられる!

もしかしたらあなたの生きる世界も誰かによってつくられている世界なのかも...。