映画『光』あらすじ・キャスト【盲目になりゆくカメラマンのラブストーリー】

2017年7月6日更新

2017年5月27日公開予定の河瀬直美監督の新作映画『光』。河瀬監督オリジナル脚本のラブストーリーです。まだその全貌が明らかになっていない映画ですが、すでにカンヌ映画祭で受賞の期待も高まっている本作についてまとめました。

河瀬直美監督の最新映画『光』

公開される作品は常に国内外の映画賞を受賞し、今や日本映画界を代表する監督である河瀬直美。彼女の新作である『光』が2017年5月27日に公開されます。

徐々に視力を失いつつあるカメラマンと、映画の音声ガイドを作成する仕事に就く女性が衝突し合いながらも徐々にお互いの理解を深めていくラブストーリーです。

映画『光』のあらすじ

映画の音声ガイドを作成する仕事をしながらも、迷う日々を送る美佐子(水崎綾女)。ある日、彼女は弱視のカメラマン雅哉(永瀬正敏)と出会います。やがて視力を失う運命にある雅哉と、音声ガイド制作を通して衝突しながらも交流を深めて惹かれ合う二人ですが……。

映画『光』のキャスト

美佐子/水崎綾女

本作のヒロインで、映画のバリアフリーの音声ガイドを作成する仕事をしている女性。人生について迷っていますが、雅哉との出会いで彼女の中に変化が起こります。

演じる水崎綾女は1989年4月26日兵庫県生まれ。TVドラマ『吉祥天女』で女優としてデビューした新進気鋭の女優です。場面写真として公開されている夕日のキスシーンについて、衝動的なキスだったと語った水崎。

演じている時は、私を見て欲しい、雅哉さんの心が知りたい、安心させたい、そんな思いでした。
引用:プレスより

彼女の寄せているコメントからは、役になり切り丁寧に演じた様子が伺えます。

雅哉/永瀬正敏

永瀬正敏

弱視のカメラマンで、徐々に視力を失いつつある男性です。美佐子と出会い、当初は音声ガイドの制作をめぐって衝突することもありますが、やがてお互いに惹かれあい恋に落ちます。

演じる永瀬正敏は1966年7月15日宮崎県生まれ。1983年に相米慎二監督の『ションベン・ライダー』でデビュー。その後ジム・ジャームッシュ監督の『ミステリー・トレイン』など、国内外の映画作品に幅広く出演しています。本作の監督である河瀬直美とは、『あん』に続いて二度目のコンビを組みます。

河瀬直美監督について

河瀬直美監督は1969年5月30日奈良県生まれ。1997年にデビュー作の『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭の新人監督賞にあたるカメラ・ドール賞を受賞。受賞当時は27歳で、これは史上最年少の快挙でした。その後2007年に『殯の森』でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞。以降日本国内外で注目される監督の一人になります。

2015年に公開した映画『あん』で始めて永瀬正敏を起用。『光』で二度目のコンビとなりました。河瀬監督によると、本作は『あん』制作時に、初めて作ることになった音声ガイドとそれに携わる人たちをきっかけに半年間構想を練り、オリジナルの脚本を完成させました。

1997年、2007年と10年ごとにカンヌ国際映画祭で受賞をしている河瀬監督は、今回の『光』でもグランプリを受賞するのではないかと噂されています。

映画『光』のみどころ

2017年5月27日に公開予定ながらも、なかなかその全貌がわからない『光』。前述したように、河瀬監督の『あん』制作時のエピソードを基に構想を練ったラブストーリーですが、雅哉を演じる永瀬正敏にとってもこだわりの強い映画だったそうです。

近年は俳優業だけでなく、写真家としても活躍している永瀬正敏。国内外問わず個展も開催しています。そんな彼は祖父も写真店を営んでいたため、写真を撮ることに対して強いこだわりがあり、今回のカメラマン役もそれが反映できたことが嬉しかったようです。

監督が深く感銘を受けた音声ガイドの仕事と、永瀬正敏が大切にしている写真の仕事。二つの仕事のこだわりが、映画の中でどのように描かれるのかが一番のみどころです。

映画『光』は2017年5月27日公開

2016年10月に河瀬監督の出身地奈良県でクランクインし、約1カ月の撮影でクランクアップした『光』。アップ後は監督がとても寂しく感じたと振り返るほど、心の込められた作品であることが伝わってきます。

多くの情報が出ていない映画ですが、主演の二人がどのように惹かれあうのか、何を見つけ出すのか、「大人のラブストーリー」と銘打たれた内容に期待が高まりますね。