映画『クリードチャンプを継ぐ男』!『ロッキー』新章が幕を開ける!
シルベスター・スタローン主演の人気ボクシング映画のスピンオフ作品『クリードチャンプを継ぐ男』。永遠のライバルアポロ・クリードの息子がロッキーの弟子としてボクシング界のチャンピオンを目指します。自分の後継者を育てるべく再び立ち上がったロッキーとアドニスの雄姿に目が離せません。今回はあらすじ、キャスト、その他関連情報を紹介します。
あらすじ
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ある日、一人の若者アドニス・ジョンソンがレストランのオーナーをしていたロッキーを訪ねてきます。アドニスは彼の無二の親友にして最大のライバルであるアポロ・クリードの息子でした。
ジョンソンは愛人の子どもで、父親であるアポロはジョンソンが生まれる前に亡くなってしまい、父親について詳しくは知りません。本妻のメアリー・アンに父親がボクサーだったことを聞いたジョンソンは仕事を辞め、父親と同じボクサーになるべくロッキーに自分のトレーナーになって欲しいと頼みました。アドニスに亡き親友アポロの面影を感じそれを承諾、ジョンソンを後継者に育てるべく二人三脚で頂点を目指します。
キャスト
アドニス・ジョンソン/マイケル・B・ジョーダン
1987年生まれの注目の若手アメリカ人俳優です。『THE WIRE/ザ・ワイヤー』、『オール・マイ・チルドレン』などのテレビシリーズで活躍し、2013年公開の『フルートベール駅で』のオスカー・グラント役で評価され、一躍有名になりました。
映画『ファンタスティック・フォー』、『クロニクル』、『恋人まで1%』に出演しています。
ロッキー・バルボア/シルべスター・スタローン
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鍛え上がられた肉体と激しいアクションで現在でも人気を集める実力派俳優にして、監督、脚本家として多岐に活躍しています。1976年自身が脚本を書き主演を務めた『ロッキー』が世界的にヒットし一躍有名になりました。以降、『ランボー』、『エクスペンダブルズ』では監督、主演、脚本をこなし、数多くの人気映画に出演しています。
ビアンカ/テッサ・トンプソン
ヒロインのビアンカを演じるのは1983年生まれのアメリカ人女優テッサ・トンプソンです。『ストレンジャー・コール』で映画初出演を果たし、『Dear White People(原題)』など様々な評価の高い映画に出演。また、「Caught A Ghost」というバンドのメンバーとして音楽活動も行っています。
メアリー・アン・クリード/フィリシア・ラシャド
アドニスの育ての親、メアリー・アン・クリードを演じるのは1948年生まれのアメリカ人女優フィリシア・ラシャドです。テレビシリーズ『ビル・コスビー・ショー』のクレア・ハックスタブル役で有名になり、1985年、1986年とエミー賞でノミネートされました。また2004年には『ア・レーズン・イン・ザ・サン』で黒人女性初のトニー賞主演女優賞を受賞している実力派女優です。
“プリティ”・リッキー・コンラン/アンソニー・ベリュー
1982年生まれのイギリス人プロボクサーでイングランドアマチュアボクシング協会(ABA)ヘビー級チャンピオンを3度獲得。攻撃的なパワーパンチにちなみ、アンソニー・ボンバー・ベリューの呼び名も持っています。
ボクシングを通して深まるロッキーとの絆
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ロッキーは病魔に侵されながらもアドニスにボクシングを通して色々なことを教えていきました。トレーニング中にロッキーはアドニスに「お前が話している間は、お前は他の人の言うことを何も聞いていない。」などの教訓を教えていきます。トレーニングを重ねる毎に2人の絆は深まり、本当の家族のように接していきます。父親を知らずに育ち母親の死後、肉親がいなくなってしまったアドニスと愛する妻エイドリアンを失ったロッキー。お互いの存在は無くてはならないものになっていきます。
歴代のシリーズに共通するテーマは忍耐力です。アドニスは全てを捨てて夢を叶えただけではなく、しがらみを断ち切るためには小さなことから始めなければいけないと自覚。そして、ボクシングは金儲けのためだけではなく、情熱と目的を持ってするものだと思い始めるのでした。
監督・脚本のライアン・クーグラーはこの先ビッグになる可能性大の人物
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本作の監督・脚本を担当したライアン・クーグラーはこの先映画界を担う人物になるのではと期待されているすごい人なんです。大学在籍中に4本の短編映画を製作し、そのうち3本は何らかの賞を受賞もしくはノミネートされています。そして、初の長編映画『フルートベール駅で』がサンダンス映画祭で上映され、ヴァンガード賞を受賞するなど高い評価を受けました。さらに、2018年公開予定のマーベル『ブラック・パンサー』の監督も正式に決定しています。
アドニスの周囲の人たちの物語にも注目
『クリードチャンプを継ぐ男』は主人公のアドニスやロッキーが中心の物語ですが、彼らの周囲を取り巻く人々も自身のアドニスを支えることを通じて、自身の試練を乗り越えていきます。
ヒロインのビアンカはシンガーソングライターとして素晴らしい才能の持ち主ですが、進行性の耳の病気を抱えていていずれ聴力を失うと診断されました。ビアンカは自分の運命と果敢に闘い、曲を作り、歌い、そして自分のキャリアを築いていきます。アドニスとビアンカの関係は平等でお互い自立しています。
また、アポロの妻であり、アドニスの育ての親である、メアリー・アン・クリードもアドニスが突然会社を辞め、ボクサーになると言い出した時、夫をリングの上で亡くしたメアリーは反対してアドニスを家から追い出しますが、リングで必死に闘う姿を見て応援しようと心を決めます。
歴代の『ロッキー』シリーズを思い出させる『クリードチャンプを継ぐ男』のこだわりポイント
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『クリードチャンプを継ぐ男』はシルベスター・スタローン本人がロッキー役として出演しているだけでもファンにとって嬉しいものになっていますが、さらに歴代シリーズを思い出させるこだわっているポイントがあります。
アドニスがトレーニング中に着ているTシャツにプリントされている”Why do I wanna fight? Because I can't sing and dance...(なぜ闘うのか?歌うことも踊ることもできないからだ。)" は1作目でロッキーがエイドリアンとアイススケートデートをしている時に言ったセリフなんです。
また、有名なアメリカ国旗柄のトランクスはスタローンのリクエストで本作でアドニスが着用しています。このトランクスはアポロが、『ロッキー3』、『ロッキー4/炎の友情』ではロッキーが着用しています。