2017年7月6日更新

『ワイルド・スピード アイスブレイク』の驚愕の撮影裏話がスゴイ!【サイファーは次回作にも出演!?】

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『ワイルド・スピード アイスブレイク』の撮影裏話がスゴイ!

世界的ヒットを記録した『ワイルド・スピード』カーアクションシリーズ第8作『ワイルド・スピード アイスブレイク』が2017年4月に公開されました。 ど派手なカーアクションが見どころの本作はシリーズを重ねても衰えるどころか迫力はどんどん増していっています。 主役の1人であるポール・ウォーカーが亡くなって以来初の作品である本作でしたが、製作陣のウォーカーへの敬意と深い愛情も感じられました。 今回はそんな『ワイルド・スピード アイスブレイク』の驚くべきトリビアや撮影裏話などを紹介していきます。

1.ニューヨークでのカーアクションシーンの撮影は一切なし!?

本作の見どころの一つであるアメリカの中心地ニューヨークのど真ん中でのカーレースシーンは実際はほとんどオハイオ州クリーブランドとジョージア州アトランタといった都市で撮影されたものなんです。 なんと、ニューヨークの風景のみ別撮りして合成していました。 天下の『ワイルド・スピード』シリーズとはいえ、さすがにマンハッタンの大通りを通行止めにしてど派手なカーアクションを繰り広げるのは論理的に不可能だったようです。 また、ヴィン・ディーゼルと監督のF・ゲイリー・グレイはフィリピンの中心地メトロ・マニラの主要高速道路を撮影に使用する許可をフィリピン政府に申請しましたが、こちらも却下されています。

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2.撮影に使用された車は700台近く!?

ど派手なカーアクションが魅力の本作では主演キャスト、背景、スタント用に総勢700台近い自動車が使用されています。メルセデスやランボルギーニといった車好きにはたまらない多くのスポーツカーや高級車が登場します。 そのうち約100台のメインの自動車は再度組み立てられ、次回の撮影のために再利用されます。また、撮影で大破された100台近い自動車は不要になった自動車の部品をかき集めて作られていて限りある資源を有効活用しています。

3.キューバで撮影された初のハリウッド映画!

本作の舞台の一つでもあるキューバ。実は今までキューバで撮影されたハリウッド映画は存在しておらず、オバマ前大統領が国交回復の努力があったからこそ実現した映画でもあります。 以前はキューバ政府がハリウッドにキューバでの撮影を禁止していました。しかし、『ワイルド・スピード』シリーズのファンの愛がキューバの人々の心を開いたのです。 劇中では、安息の日々を手に入れたドミニクとレティが過ごすハネムーンの地として選ばれています。また。レティがキューバと天国を比較する場面もあり、キューバの魅力が伝わってきます。

4.100人を超えるスタントマンが参加

『アイスブレイク』には長年スタントコーディネーターを務めたジャック・ギル、アンディー・ギル兄弟が現場に復帰しキューバ、クリーブランド、ニューヨークで多くのスタントマンを率いて撮影に参加しました。 今回の撮影にはカメラの前で演技しているスタントマンはもちろん後方支援のスタントマンを含め合計100名を超えるスタントマンが参加しています。 ど派手なカーアクションの撮影を可能にしているのは多くの彼らの実力あってこそ。『ワイルド・スピード』は多くのスタントマン、園の下の力持ちの存在に支えられている作品でもあります。

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5.過去作品のセリフを再利用していた

サイバーテロリストのサイファーがドミニクに一番大切なものは何か聞くシーンがあります。それに対してドミニクは「家族」と答えるのですが、サイファーは「10秒間は家族も義務も関係なく、あなた自身のことだけ考える時間。」と訂正します。 『ワイルド・スピード』のコアなファンで気付いた人もいるかもしれませんが、このサイファーのセリフは第1作目でドミニクがブライアンに言っているものと同じなんです。1作目でドミニク自身が放った言葉をドミニク自身にブーメランとなって返ってくるなかなか奥の深いシーンです。

6.故ポール・ウォーカーの願いが詰まった作品!?

キューバの首都ハバナでのシーンは7作目の撮影終了を待たずに亡くなってしまったポール・ウォーカーの願いを叶えたものになっています。ウォーカーは『ワイルド・スピード』シリーズの原点であるストリートレースを増やして欲しいと生前プロデューサーに語っていました。 ウォーカーの意見を尊重した制作陣がキューバでのストリートレースやアイスランドの氷上でのカーチェイスを取り入れた作品となっています。ちなみにクライマックスシーンの爆発はアイスランドで行った撮影の中で最大級の爆発として記録されています。

7.潜水艦はコンピューターグラフィックス!

予告編でも目を引く氷上での潜水艦とのバトルですが、本物の潜水艦は使用しておらず、潜水艦の部分はほとんどコンピューターグラフィックスを使用して撮影されました。この潜水艦、魚雷、そしてドミニクが運転する自動車が宙を舞うシーンは撮影に2か月以上の時間を要しています。 この潜水艦とのシーンはロシアではなく、アイスランドで撮影されていますが、潜水艦以外はすべて本物の車を使用しコンピューターグラフィックスを使っていないそうです。そして、『ワイルド・スピード』シリーズでは初の試みである1秒1,000コマ以上の撮影が可能なハイスピードカメラを導入しています。

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8.クライマックスで使用された爆薬は80キロオーバー!?

本作の一番の見せ場である潜水艦と直接対決するクライマックスシーンでは何と80キログラムを超える爆薬を使用しています。撮影場所である湖は海洋生物が生息していない湖が選ばれています。 撮影には遠隔操作可能なカメラと自動車を使用し、迫力満点な爆発シーンをきっちり捉えています。また、撮影場所であるアイスランドでは歴代で最大級の爆発シーンの撮影だったそうです。

9.『ワイルド・スピード』シリーズ初の女性の黒幕

今までの『ワイルド・スピード』シリーズは魅力的な女性悪役に欠けていました。 しかし、本作の敵はサイファーは初の女性のヴィランであり一流のサイバーテロリスト。そして、冷静沈着な影の首謀者としてドミニクを操り、ファミリーを混乱させます。 歴代作品で女性が悪役として登場したことはありますが、メインの黒幕として女性が演じるの初めてで見るからに凶悪でムキムキなオーウェン・ショウやデッカード・ショウとは違うアプローチを見せてくれます。

10.大女優ヘレン・ミレンが自ら出演を打診していた!

ショウ兄弟の母親役として本編で重要な役割を持つキャラクターを演じたのはオスカー女優ヘレン・ミレン。実は、『ワイルド・スピード』シリーズ作品を観て自ら出演したいと申し出たそうです。 出演したしたいと思った理由は才能があり輝いているヴィン・ディーゼルと一緒に仕事がしてみたかったから、そして派手な車でど派手な運転をしたかったからと説明しています。 2013年公開の映画『REDリターンズ』では迫力あるカーアクションを撮影したヘレン・ミレンですが、残念ながら本作では車を運転するシーンはありませんでした。それでも、イギリスの大女優が醸し出す雰囲気にショウ兄弟の母親役はこの人しかいないと思わせられます。

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11.あのディズニーアニメ映画のオマージュも!

休職中の捜査官ルーク・ホブスは娘が所属する女子フットボールチームの監督を務めていて、劇中でフットボールチームの子どもたちと一緒にダンスを踊っているシーンがあります。このダンスは「ハカ」という南太平洋のマオリ族に伝わる民族舞踊です。 実際にニュージーランドやサモアの国際ラグビーチームも試合前に披露している対戦相手に「強さ」と「パワー」を見せつける踊りです。これは2017年1月に公開されたディズニーアニメ映画『モアナと伝説の海』でマウイというオセアニア先住民の半神半人の声優を務めたドウェイン・ジョンソンへのオマージュだそうです。

12.ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンが不仲に!?

本編では強い絆を見せてくれたドミニクファミリーですが、実際の撮影現場ではファミリーの間に亀裂が入ってしまったようです。撮影終了1週間前に主演でプロデューサーも務めたヴィン・ディーゼルは共演のドウェイン・ジョンソンを演技やプライベートに不満があり呼び出すことにしたと言います。 その後、ドウェイン・ジョンソン出演シーンは急きょ減らされることに。また、映画試写会にも2人そろっての登場はありませんでした。 後日、ヴィン・ディーゼルがドウェインの誕生日を祝うメッセージを送るなど不仲説を一蹴するそぶりも見せていますが、真相は当事者のみぞ知る… 今後の『ワイルド・スピード』シリーズの出演にも影響が出るのではないかとファン間では噂されています。

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13.【考察】ブライアンが映画に登場することはもうない!?

前作の『ワイルド・スピード SKY MISSION』で不遇の死を迎えた主人公のブライアン演じるポール・ウォーカー。前作ではポールの実弟が代役を演じ、CG技術で何とか撮影を終えました。 本作でもポールの実弟がブライアンとして登場するのではないかと期待を抱いたファンも少なくないと思います。しかし、本作ではブライアンの名前は数回しか登場せず、事実上ブライアンは引退し、ポール以外の俳優がブライアンを演じることはないと決定づけられました。

14.【考察】次回の舞台はギリシャ!?

美女シャーリーズ・セロン演じる、女性サイバーテロリストのサイファーはクライマックスシーンで何とか逃亡し、ギリシャのアテネに潜伏していることがミスター・ノーバディからドミニク達に伝えられます。 世界で最強のハッカーの1人であるサイファーの居場所がそんなに簡単に分かってしまうミスター・ノーバディの圧倒的な存在は流石の一言。 この事実よりサイファーは次回作にも登場するのではないかと考えられ、舞台もおのずとギリシャになるのではないかと推測されます。 本作のキューバでは申し分程度のカーレースとセクシーな女性の姿のシーンだったので、ギリシャが舞台の場合はもう少しストーリーとのその国の繋がりを期待したいところです。

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15.続編とスピンオフ作品の企画も進行中

2017年4月に公開された本作ですが、早々に続編の9作目と10作目の製作が決定していて、スピンオフ作品の企画も浮上しています。気になるスピンオフ作品の主人公はアメリカ外交保安部の捜査官ルーク・ホブスと元イギリス軍特殊部隊のデッカード・ショウ。 『ワイルド・スピード』シリーズ3作目以降脚本を担当しているクリス・モーガンが引き続き脚本を担当します。ホブスとデッカード・ショウのコンビは第7作目から好評でスピンオフの企画に繋がったというわけです。 詳しい内容は現時点では不明ですが、ドミニクファミリーの敵対者として登場しファミリーの一員となるなど共通点の多い2人の物語に期待が高まります。