2019年8月2日更新

【ネタバレ】『ワイルドスピード/スーパーコンボ』見所&解説!スピンオフもやっぱり“家族”の物語だった

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スーパーコンボ
(C)Universal Pictures

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『ワイルドスピード/スーパーコンボ』 ホブスとショウの犬猿コンビが大暴れ

ワイルドスピード スーパーコンボ
C)Universal Pictures

2001年に第1作目が公開され、ド派手なカーアクションシーンが人気の「ワイルド・スピード」シリーズ。そんな人気シリーズのスピンオフ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が2019年8月2日に公開されます。 ドウェイン・ジョンソン演じるDSS(アメリカ外交保安部)の捜査員ルーク・ホブスと、ジェイソン・ステイサム演じる元MI6のエージェント、デッカード・ショウの2人を主人公に据えた本作。シリーズでも高い人気を誇る2人がコンビを組むとあって、楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。 期待高まる『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のあらすじやキャストなど、注目情報をお伝えします。 ※本記事には、「ワイルド・スピード」シリーズに関するネタバレ情報を含んでいるため、未鑑賞の方はご注意ください!

『ワイルドスピード/スーパーコンボ』のあらすじ

スーパーコンボ
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「アイスブレイク」でのサイファーとの戦いから2年後。ロサンゼルスで娘と穏やに暮らすルーク・ホブスと、ロンドンで優雅な生活を送るデッカード・ショウは、ある日それぞれに政府からのあるミッションの協力要請を受けます。聞けば、あるテロ組織から危険なウイルス兵器を回収する任務にあたっていたMI6の女性エージェントが、組織の人間に急襲されウイルスとともに姿を消してしまったというのです。 協力者とコンビを組むように言われていたふたりですが、相手がホブス/ショウであることを知って協力を拒否。お互いに1人で任務にあたると主張します。しかし、消えた女性エージェントはショウの妹ハッティであることがわかり、2人はウイルス回収を最優先するため、仕方なく手を組むことになりますが……。

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主演はもちろんドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサム!!

ルーク・ホブス/ドウェイン・ジョンソン

ドウェイン・ジョンソン ゼータ
©Adriana M. Barraza/WENN.com

本作の主人公の1人、ルーク・ホブスを演じるのはもちろんザ・ロックことドウェイン・ジョンソンです。 ホブスはアメリカ外交保安部の捜査官で、2011年公開の「ワイルド・スピード メガマックス」で初登場しました。 国際指名手配となりブラジルに逃亡した主人公ドミニクを追い、ブラジルに入国。一度はドミニクを逮捕しますが、その後、悪徳実業家に襲われたところをドミニクの仲間に助けられ、彼に協力することになります。 『ワイルド・スピード アイス・ブレイク』でも、耐雪仕様の装甲車に乗り込み、ドミニクの仲間として活躍。その後、娘のために暫く休暇をとると言っていましたが、今回もまた駆り出されてしまったようです ホブスを演じるドウェイン・ジョンソンは、アメリカ出身の俳優。2001年『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』で映画デビューし、俳優としてキャリアを積み上げてきました。以前プロレスラーとして活躍していたため、筋骨隆々とした肉体が特徴です。

デッカード・ショウ/ジェイソン・ステイサム

ジェイソン・ステイサム
©︎Apega/WENN.com

もう一人の主人公は、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウです。 ショウが初登場したのはシリーズ6作目の「ワイルド・スピード ユーロ・ミッション」。同作でドミニクとホブスが手を組んで戦った犯罪組織のボス、オーウェンの兄として、エンディング後に姿を現しました。 デッカードは7作目「ワイルド・スピード スカイミッション」で悪役として登場しますが、「アイスブレイク」ではホブスとバディを組むなど、スピンオフへのつながりを連想させます。 演じるジェイソン・ステイサムは、イギリス出身の俳優で、飛込みの選手やファッションモデルとしての経歴も持っています。映画デビューは1998年の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』。 その後、プロの運び屋を主人公とした映画『トランスポーター』、スマッシュヒットした『アドレナリン』で頭角を現すようになり、アクションスターの階段を駆け上がっていきました。

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ヘレン・ミレンも続投決定 その他キャストを紹介

マグダレーン・ショウ/ヘレン・ミレン

ヘレン・ミレン

ショウとハッティの母親であるマグダーレン・ショウ。前作「アイスブレイク」で初登場し、観客の度肝を抜いた最強ママ。組織のボスでしたが、本作では獄中での登場のようです。 演じるのは女優ヘレン・ミレン。彼女は、これまでカンヌ国際映画祭女優賞をはじめとする数々の賞を受賞してきた大物女優です。また、その功績が讃えられて、大英帝国勲章を受勲し、デイムの称号を持っています

ハッティ・ショウ(ショウの妹)/ヴァネッサ・カービー

ヴァネッサ・カービー
©Peter West/ACE Pictures/Newscom/Zeta Image

デッカード・ショウの妹、ハッティ・ショウ。先述の通り、MI6のフィールド捜査官として活躍しています。今回、テロ組織の野望を阻止しようとするも、逆に追われる身となってしまいます。 ハッティを演じるのはヴァネッサ・カービー。1988年4月生まれイギリス出身の彼女は、Netflixのドラマ『ザ・クラウン』のマーガレット王女役などで知られる注目株です。2018年8月公開の『ミッション:インポッシブル フォールアウト』にもホワイト・ウィドウ役で出演を果たしています。

ブリクストン/イドリス・エルバ

イドリス・エルバ
©Abaca Press/Marechal Aurore/Abaca/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

本作の敵は、テロ組織の戦士ブリクストンです。デッカード・ショウと同じように元MI6のエージェントでしたが、死後テロ組織によって肉体を機械と融合させられ復活しました。ウィルスを狙って、ハッティやホブス、ショウと対峙することに。 ブリクストンを演じるのは、イドリス・エルバ。1972年9月生まれ、イギリス出身であり、「マイティ・ソー」シリーズのヘイムダルや『パシフィック・リム』のスタッカー将軍役などで知られる人気俳優です。

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マダムM/エイザ・ゴンザレス

マダムMは、 謎多き女性傭兵集団のセクシーなボスとして登場。 Varietyによれば、彼女を演じる女優エイザ・ゴンザレスは2020年公開予定の『ゴジラVSコング (原題)』に出演予定で、そのスケジュールの関係で急遽本作に出演することがに決定したといわれています。これまでに『ベイビー・ドライバー』や『アリータ:バトル・エンジェル』などに出演し、存在感を発揮していました。

監督は『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチ

ドウェイン・ジョンソン、イドリス・エルバ、ジェイソン・ステイサム『ワイルド・スピード/スーパー・コンボ』
©UNIVERSAL PICTURES

本作でメガホンを取るのは、デヴィッド・リーチ。キアヌ・リーブス主演のネオノワール『ジョン・ウィック』やシャーリーズ・セロンが美しき女スパイを演じた映画『アトミック・ブロンド』で監督を務めた人物です。 そして、2018年には、異色のR指定ヒーロー映画として人気を博した『デッドプール2』でもメガホンをとっています。アクションの演出には定評があるリーチなら、「ワイスピ」スピンオフにも大きな期待ができそうです。

「スーパーコンボ」の見どころ&解説【ネタバレ注意】

驚異のカーアクション&肉弾戦を見逃すな!

スーパーコンボ
(C)Universal Pictures

「ワイスピ」シリーズといえば、やはりド派手なカーアクションを期待したいところ。もちろん本作でもその魅力は健在です。 市街地でスーパーカーを操るデッカード・ショウの超絶テクの数々。高級車を惜しげもなく傷つけぶっ壊しながら走行する姿は、自分ではやりたくないですがシビレます。 またホブスの兄弟たちが大集合してくり広げる肉弾戦にも注目。その迫力に圧倒されます。そして、兄弟たちが重量級の車を連結させ、力をあわせてヘリコプターを上昇させまいとする奇想天外な作戦。驚きの連続となったこのシーンは本作のハイライトのひとつでしょう。 アツい男たちの規格外のアクションから目が離せません!

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やっぱり「ワイスピ」は“ファミリー”の物語

本作は冒頭からショウの母マグダレーンや妹ハッティが登場し、血のつながった“ファミリー”が描かれます。ハッティと疎遠になっていたショウですが、彼女を助けるために奮闘する姿は妹思いの兄そのもの。幼少期に一緒に遊んだ経験が、今の2人を形作っていることも明らかになりました。 ホブスもまた、自ら捨てた故郷に帰り母や兄弟たちと再会。彼らの協力を得て、ともに戦うことでその絆を確かめます。 いままで「ワイスピ」シリーズで描かれてきた“ファミリー”とは違う、血がつながっているからこそすれ違い、思い込みや誤解で疎遠になっていく家族。しかし相手を大切に思う気持ちや、少しの勇気で再びわかり合える、「スーパーコンボ」では、そんな“家族”を描いています。

犬猿コンビのミッションはまだまだつづく?

ジェイソン・ステイサム、ドウェイン・ジョンソン『ワイルド・スピード/アイス・ブレイク』
©Supplied by LMK/zetaimage

無事にハッティからウイルスを抽出し、ブリクストンを倒したホブスとショウ。しかし、テロ組織はホブスに「これで終わりではない」とメッセージを残しました。 実際、ブリクストンは組織にとってただの駒でしかなく、用済みになれば捨てられる存在だったのです。そして彼の後ろにある巨大なテロ組織との戦いはまだ始まったばかりであることを予感させました。 「ワイスピ」シリーズの本体は10作目で幕を下ろすことが決定していますが、今回のようなスピンオフでその世界はまだまだつづきそうですね!

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『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のトリビア

イドリス・エルバは「黒い〇〇〇〇〇〇〇」というセリフを拒否!?

イドリス・エルバ『ワイルド・スピード/スーパー・コンボ』
©UNIVERSAL PICTURES

機械で身体を強化されたブリクストンの「俺は黒いスーパーマンだ」というセリフは非常に印象的でした。しかし、このセリフはもともと違うものだったのだとか。元のセリフは「俺は黒いジェームズ・ボンドだ」。 ブリクストンを演じるイドリス・エルバは、「007」シリーズでダニエル・クレイグがボンド役を降板したあとの後継者として名前が挙がっている俳優のひとりです。それが実現すれば、史上初の黒人のジェームズ・ボンドが誕生することになりますね。 まだそれが実現していない段階でそのセリフを口にすることを、エルバは拒否したのだそうです。

ホブスの兄弟役に本物の親戚が!?

本作でホブスには大勢兄弟がいることが発覚しました。そのなかのひとり、マテオを演じたロマン・レインズ(ジョー・アノアイ)は、ドウェイン・ジョンソンと同じくアメリカの人気プロレスリーグWWEで活躍しているレスラーです。 しかし2人のつながりはそれだけではありません。実は彼らは実際にいとこ同士なのだとか。ジョンソンもレインもこの事実をそれぞれのInstagramで明かしています。ジョンソンは「俺の知る限り、俺の兄弟を演じるべき男は地球上でこいつだけだ」というコメントとともに共演シーンの動画を投稿しました。

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『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』はシリーズファンにはたまらない作品!

ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム『ワイルド・スピード/スーパー・コンボ』
©UNIVERSAL PICTURES

人気シリーズのスピンオフということで、注目が集まっている『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』。ホブスとショウの魅力をたっぷり堪能できる本作は、シリーズのファンにとってもキャラクターのファンにとっても、またキャストのファンにとってもたまらない内容となっています。 ド派手なカーアクションと迫力の肉弾戦。暑い夏をさらにアツくする規格外の本作で、全編2時間に渡ってテンション上がりっぱなしになること間違いなし! 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は2019年8月2日、日米同時公開です!