2019年7月13日更新

ルーク・ホブス、『ワイルドスピード』でドウェイン・ジョンソンが演じるゴリマッチョ捜査官に迫る!

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ドウェイン・ジョンソン『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
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『ワイルド・スピード』シリーズのルーク・ホブス捜査官をご紹介!

ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン『ワイルド・スピード MEGA MAX』
©️Supplied by LMK/zetaimage

世界中で大人気となっているアクション映画シリーズ「ワイルド・スピード」。そのキャラクターのなかでも、『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)で初登場したルーク・ホブスは、その後の各作品で活躍し、人気を獲得しつづけています。 いまや主人公ドミニクに勝るとも劣らない人気を誇るホブスは、どんな人物で、どんな経緯でドミニクのファミリーに協力するようになったのでしょうか。 この記事ではドウェイン・ジョンソン演じる大人気キャラのプロフィールから過去作での活躍、2019年公開のスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の情報などをお伝えします。

ホブスの基本プロフィール

ドウェイン・ジョンソン『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
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■本名:ルーク・ホブス ■職業:元アメリカ外交保安局(DSS)捜査官、ドミニク・トレットの「ファミリー」の協力者 ■身長:196cm ■髪の色:ブラウン(スキンヘッド) ■瞳の色:ブラウン ■家族:サマンサ・ホブス(娘) DSSのルーク・ホブスは、「FBIが国外で犯罪者を追うときに任務を任される」敏腕捜査官です。シリーズ5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』で初登場しました。見た目の通りの肉体派で、ドムとも互角以上の戦いをくり広げます。しかし、それだけでなく情報収集、分析などの能力も高く、頭のキレる人物でもあります。 当初は頭が固く融通の効かない性格だったホブス。しかし、犯罪者ではあっても筋の通ったドムの人間性を認め、「ファミリー」に協力するようになりました。

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演じるのは“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン!

ドウェイン・ジョンソン ゼータ
©Adriana M. Barraza/WENN.com

カリフォルニア州出身のドウェイン・ジョンソンは、1996年からアメリカの大人気プロレスリーグWWEで、“ザ・ロック”の名前でヒールとして活躍していました。1998年には史上最年少の26歳でWWE世界王者になるなど、輝かしい戦績をおさめています。 2001年、映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』にゲスト出演。これをきっかけにアクション俳優としての仕事が増え、世界的に人気を獲得しました。その後、プロレスラーとしてリングに上がるときには、“映画スターであることを誇張するヒール”という新たなキャラクターを見せるようになります。 プロレスラーとして引退宣言はしていないものの、現在は俳優業をメインに活動しています。レスラーらしい筋骨隆々の身体を生かして、肉体派俳優として多くの作品で活躍しています。

劇中のホブスの活躍を振り返ろう【ネタバレ注意】

『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)

刑務所への護送中に脱走したドムは国際指名手配となり、ホブスとそのチームが彼らを捕まえる任務に就きました。ホブスがドムたちが逃亡したと思われるリオデジャネイロに到着すると、現地の捜査員が協力を申し出ます。しかし、彼はその中に悪徳実業家レイエスと繋がっている者がいると考えます。

その後、新人警官ネペスの働きでドムたちの隠れ家を見つけますが、その時は取り逃がしてしまいました。ドムたちを一旦逮捕したホブスでしたが、警官から情報を受け取ったレイエスたちに襲われ、部下が殺されてしまいます。 激怒した彼は、レイエスを狙っているドムたちに協力することを決意。ミッション成功後、ホブスは彼らに24時間の猶予をあたえ、金はあきらめて立ち去るようにと伝えます。しかしドムは金を持ち去ってしまったのです。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)

ロンドンで、オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いる国際犯罪組織を追っていたホブス。その資料のなかに死んだと思われていたドムの元恋人レティの写真を見つけ、彼に協力を要請します。ドムはレティについて真相を知るため、犯罪歴抹消を条件に引き受けました。 ショウの目的は盗んだ軍事部品で特殊装置を作ることだと知ったホブスは、スペインのNATO基地を狙っているとの情報を得て、部品を他の場所に移動させることに。

しかしその情報も漏れており、輸送隊が襲われてしまいます。ショウ一味は盗んだ戦車でドムらとカーチェイスを繰り広げますが、ホブスも下の道路にショウの車が現れたのを見てそのままダイブ、発砲するなど活躍を見せます。 ショウの組織壊滅に成功した後、彼はドムの要求通り彼らの国際指名手配を解きました。

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『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)

オフィスでデスクワークをしていたホブス。少し席を立った隙に見知らぬ男が彼のPCからドムたちの情報を盗んでいました。鉢合わせた2人は肉弾戦を展開しますが、男はオフィスを爆破し逃走。彼は重傷で入院してしまいます。この男は前作で倒したオーウェン・ショウの兄、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)でした。 そのころ、ドムのファミリーには悲劇が続いていました。ホブスは病院にドムを呼び出し、一連の事件はデッカード・ショウによる弟の復讐だと告げます。 また、危険な相手だから手を出すなとも忠告しましたが、ドムはミスター・ノーバディと名乗る男から、デッカードを探すのにうってつけのプログラム「神の目」を提供する代わりに、それを作った天才ハッカーをテロ組織から救出してほしいと持ちかけられます。

ハッカーのラムジーを救い「神の目」を一度は入手したドムたちでしたが、デッカードはテロ組織と手を組んでいたため返り討ちにあい、「神の目」も奪われてしまいました。 地元ロサンゼルスで勝負を決すること決意したドム。ホブスはギプスを筋力で破壊し、援護に向かいました。そして、テロ組織のドローンを破壊したり、ドムと協力してヘリコプターを墜落させるなど、終盤で大活躍します。

『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)

ドミニクの裏切りによってファミリーの絆は崩れようとしていました。しかし、ミスター・ノーバディによってドムの行動には、謎のサイバーテロリスト・サイファーが関っていることがわかります。 同時に、ノーバディの計画で刑務所から脱出したホブスとショウがファミリーに合流。彼らはドムとサイファーを追跡し、ドムを救出することになります。

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【2019年8月2日公開】スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』で宿敵デッカード・ショウとコンビを組む!?

ロサンゼルスで娘と穏やかに暮らすルーク・ホブスと、ロンドンで優雅な生活を送るデッカード・ショウ。それぞれにの日常に満足していた2人のもとに、政府から協力要請が入ります。 それは、姿を消したMI6の女性エージェント、ハッティを保護してほしいというというもの。彼女は全人類を滅ぼす新型ウィルス兵器をテロ組織から奪還したものの、組織を率いる超人的な戦士・ブリクストンに急襲され、ウィルスとともに行方不明となってしまったのです。しかも彼女はショウの妹。 ホブスとショウは反発しながらも、ウィルスを回収するため仕方なく手を組むことに。2人は無事にハッティを助け、ウィルスを回収することができるのでしょうか。 「ワイルド・スピード」シリーズの人気キャラクター2人を主人公としたスピンオフ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は2019年8月2日、日米同時公開です!

ワイスピシリーズでホブスが乗った車

アーメット・アーマードビークル・グルカ LAPV(『ワイルド・スピード メガ・マックス』)

『ワイルド・スピード メガ・マックス』でドム達を追うホブスの専用車両として登場したのは、アメリカ軍向けに販売されている軍用車アーメット・アーマードビークル・グルカ LAPVです。 完全防弾仕様で、作中では灰色と白の迷彩柄となっています。

ナビスター・MXT(『ワイルド・スピード ユーロ・ミッション』)

『ワイルド・スピード ユーロ・ミッション』でホブスが専用車としていたのは、アメリカのトラックメーカー、ナビスター社のナビスター・MXTです。 軍事用に改造された5人乗り車両で、完全防弾仕様の重装甲車。ドア1枚の重さが100kgという驚きの装備です。作中では、写真のグレーのバンパーと黒の荷台部分もボディと同じブルーになっています。

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インターナショナル・デュラスター 4400 フラットベッド(『ワイルド・スピード SKY MISSION』)

インターナショナル・デュラスター 4400 フラットベッドは、ナビスター・インターナショナルが開発した中型トラックです。 90年代に成功を収めた4000シリーズの復刻版として、2002年から販売されるようになりました。主に輸送車両や警察車両として使われています。

ダッジ・ラム(『ワイルド・スピード ICE BREAK』)

ダッジ・ラムはアメリカの自動車メーカー、ラム・トラックスが製造・販売するピックアップトラック(荷台に屋根のないトラック)です。 ホブスがロシアで乗っていた車で、タイヤはキャタピラに変更されていました。劇中では「アイス・ラム」と呼ばれていましたね。また、本作に登場したダッジ・ラムは荷台部分に屋根を取り付けた以外にも、大胆な改造が加えられています。

ホブスの名言を紹介!

ホブスは肉体派なだけでなく、頭もいい人物です。 そんな彼の性格や仕事に対する姿勢、ドムたちファミリーへの心境の変化などが伝わってくる名言をピックアップしました。字幕とは違った原語の解説も入れています。

「いいかよく聞け!俺たちが追うのはプロの走り屋だ。奴らはスピード狂で間違いなく可能な限り難しい道を走る。だから下着はちゃんと着けておけ。俺たちはチームで奴らを見つけ、連れ戻す。それから絶対に、絶対に奴らを車には乗せるな」/『ワイルド・スピード MEGA MAX』より

国際指名手配犯であるドムたちファミリーを追う任務に就き、チームに指示を出した時の言葉です。ファミリーの特徴をよく理解して、「捕まえたら車には絶対乗せるな」と逃亡の可能性に言及しています。 また、追う過程で危険な道を通ることも予測して「ちゃんと下着を履いておけ(漏らしても大丈夫なように)」と言っているのも興味深いですね。

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「おまえたちを見逃すわけにはいかない。だが24時間だけ猶予をやる。金は置いていけ。俺ならその時間を有意義に使うだろう。明日戻ったら、おまえを見つけ出す。 トレット、またすぐに会おう」/『ワイルド・スピード MEGA MAX』より

ドムたちファミリーと協力してレイエスを捕まえたホブスは、彼らを逮捕せずに去って行きました。しかし、追うのをやめたわけではない、と言い残していきます。捜査官としての責任感とドミニクへの親愛の情から苦肉の索としてこの方法を選んだのでしょう。

「1万ドルの賞金首だと?おまえを見つけるのは難しくなかったぞ、トレット」/『ワイルド・スピード EURO MISSION』より

前作『ワイルド・スピード メガ・マックス』で、国際指名手配となっていたドムたちに24時間の猶予をあたえたホブスでしたが、その間に逃亡したドミニクを見つけ出し、捜査への協力を依頼します。この時ドムは少し嫌な顔をし、協力を拒みました。

「俺はこいつらを4つの大陸と12の国で追ってきた。だから信じてくれ。よっぽどのことがなければ俺はここには来ない。ドム、お前の助けが必要だ。お前のチームの助けが」/『ワイルド・スピード EURO MISSION』より

長年追っている国際犯罪集団にレティがいることを知り、真っ先にドムのファミリーに助けを求めたホブス。任務として犯罪者であるドムを追ってはいるものの、彼の人間性や確かな技術に信頼を置いていることがわかるセリフですね。 また、英語では「クッキーを売るガールスカウトみたいにお前のところには来ない」という表現が使われており、少しユーモラスな言い回しになっています。

「そのチップは戦車1,000台よりも危険だ」/『ワイルド・スピード EURO MISSION』より

オーウェン・ショウ率いる犯罪組織が、モスクワで軍隊から強奪したデータチップ。ドムたちの協力でホブスはそれを取り返すことができました。しかし、オーウェン・ショウはなおもチップを狙い、戦車を投入して大激戦に。「100グラムもないコンピュータチップのために70トンの戦車を盗むなんて信じられません 」と話すNATO職員にホブスが返したセリフです。 彼は見た目こそ筋骨隆々の肉体派ですが、頭も良く状況を的確に把握し、瞬時に適切な判断を下すことができる人物です。国の職員との間で、このように彼の方が的確な洞察をしている場面はいくつもあります。

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「犯罪者を信用する日が来るとは思ってもみなかった。またな」/『ワイルド・スピード EURO MISSION』より

ドムのファミリーたちとミッションを成功させたホブス。約束通り彼らの国際指名手配を解いて去って行った時のひとことです。彼はどんな意味で「またな」と言ったのでしょうか。ドムが今のままの生活をつづけるなら、いつか自分が捕まえる、と思っていたのかもしれません。 この時はまだ、自分が彼らの仲間になるとは考えてもみなかったでしょう。

「チームなんかいない。ひとりの男だ。そしてその男はおまえの目の前にいる」/『ワイルド・スピード SKY MISSION』より

デッカード・ショウがドムたちの情報を盗むために、オフィスに押し入ったときの会話です。「チームなんかいない」というセリフから、表向きドムたちに協力してもらったことは秘密になっている可能性が考えられます。もしくは、彼らを危険にさらすまいとしたのかもしれませんね。 このあとホブスは、デッカード・ショウの爆弾によって入院を余儀なくされてしまいます。

「パパは仕事に行かなくちゃいけないんだ」/『ワイルド・スピード SKY MISSION』より

強面で凄腕の捜査官ホブスですが、娘サマンサの前ではいいパパのようです。忙しい仕事の合間に娘と過ごす時間を大切に思っていますが、やはり任務への責任感も強いのでしょう。

「俺が兵隊だ」/『ワイルド・スピード SKY MISSION』より

病院を抜け出しドムたちと合流したホブス。その際レティは、ホブスが外交保安局の仲間を連れてきたのかと聞きましたが、彼は1人でやってきました。デッカード・ショウを捕らえることは捜査官としての任務ではなかったため、彼は単独で行動していたのです。

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「教えてやろう。俺たちが1対1で戦うことがあれば、お前のケツを太鼓みたいにボコボコに殴ってやる」/『ワイルド・スピード ICE BREAK』より

ジェイソン・ステイサム、ドウェイン・ジョンソン『ワイルド・スピード/アイス・ブレイク』
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デッカード・ショウに「本当に1対1で殴り合ったら俺に勝てると思ってるのか?」と訊かれたときにホブスはこう答えました。一緒にドムを助けることになったものの、宿敵であるという2人の関係性は変わっていないようです。 英語では“太鼓”の部分を“チェロキー・ドラム”と言っており、これはアメリカ先住民チェロキー族の伝統的な楽器のこと。数人で棒を使って激しく叩く演奏方法が知られています。

強さと優しさを兼ね備えたホブスは理想の男性!?

ゴリマッチョで強面な外見とは裏腹に、人情深く優しい父親でもあるルーク・ホブス。ドミニクたちのファミリーに協力するうち、ホブスの融通の効かない面は薄れていき、豪快な魅力が増していきました。一方で娘に見せる優しさなど、新たな顔も魅力的です。 そんなホブスに対して、強さと優しさを兼ね備えた理想の男性!ああいう男になりたい!と思う人もいるのではないでしょうか。2019年8月にスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開されることでも、彼の人気の高さがうかがえます。 今後も「ワイスピ」シリーズでのホブスの活躍に期待したいですね!