2017年7月6日更新

リメイクとリブートっていったい何が違うの?徹底解説。

『スパイダーマン;ホームカミング』
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

映画興行においてヒットが見込める作品として、過去に製作された映画のリメイク及びリブート作があります。そもそも、リメイク及びリブートの違いとはなんなのでしょうか?2017年下半期以降も続々と公開予定のリメイク及びリブート作について解説します。

目次

リメイク&リブート作品の製作が止まらない!

過去に製作された映画やドラマのリメイク及びリブート作品。馴染みのある作品だからこそある程度の客足が見込めるとあって、『ゴーストバスターズ』や『スパイダーマン』といった作品がリメイク&リブートされてきました。 そもそも、リメイク及びリブート作品の違いとはなんでしょうか?ほとんど同じようなものと感じる人も多いでしょうが、ここで改めて、両方の違いを説明しましょう。

リメイク作品=過去に作られた映画を参考にして作り直したもの

まず「リメイク」とは、端的に言うと過去に作られた映画やドラマを参考にして、新たに作り直した作品を指します。2017年公開のリメイク作としては『マグニフィセント・セブン』があります。黒澤明監督の『七人の侍』を西部劇に翻案した『荒野の七人』を、見事にリメイクしました。

今後公開されるリメイク作としては、『フラットライナーズ』があります。5人の医学生が自ら実験台となって臨死体験をするという1990年製作のサスペンスを、エレン・ペイジ、ディエゴ・ルナといったスタッフでリメイクし、オリジナル版に主演したキーファー・サザーランドも出演しています。アメリカで9月公開予定(日本では未定)です。

リブート作品=同じ原作をベースに、過去作品を新たな視点で作り直したもの

そして「リブート」とは、同じ原作をベースに、以前に作られた映画やドラマを新たな視点や解釈で作り直した作品を指します。時系列や登場人物の設定が大幅に変更されていることも多いです。 2017年公開のリブート作を例に挙げるとすれば、『スパイダーマン ホームカミング』があります。これはソニーピクチャーズが映画化権を持つマーベルキャラクター、スパイダーマンの2度目のリブートです。 最初のリブートとなった2012~14年製作の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが、思った以上の興行成績を上げられなかったため、仕切り直しとして製作されました。今後は、ディズニー・マーベルが展開する「マーベル・シネマティック・ユニバース」とコラボレーションしていく形となります。

同じく2017年公開のトム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は、1932年の『ミイラ再生』の2度目(一説には3度目)のリブートとなります。これは、製作会社ユニバーサル・ピクチャーズが今後展開するシリーズ「ダーク・ユニバース」の第1弾として企画・製作されたものです。

クリエイターの創作意欲を掻き立てるリメイク&リブート作品に今後も注目

以上、リメイクとリブートの違いを挙げましたが、正直言って大差はあまりないと言えるかもしれません。セシル・B・デミルや市川崑のように、自身で過去に手掛けた作品をセルフリメイクする監督もいるように、要は魅力があるオリジナル作品な程、リメイク&リブート作品が生まれるのです。 独自の創作意欲を掻き立てられたクリエイターたちによる新たなリメイク&リブート作品に、今後も期待したいものです。