傑作ウェスタンのリメイク作『マグニフィセント・セブン』!
1961年公開ジョン・スタージェスがメガホンをとった西部劇の傑作『荒野の七人』のリメイク『マグニフィセント・セブン』の製作が現在進行中です。
また本作は『荒野の七人』とならんで、黒澤明監督の『七人の侍』も原案になっているようです。
『荒野の七人』にはスティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンなどスターが数多く出演していましたが、本作もオリジナルに負けないくらい豪華なキャストが勢ぞろいしているようです。
キャストからの特別メッセージも公開!
日本版予告編の公開にあたり、本作に出演するクリス・プラットとデンゼル・ワシントンからのメッセージ映像が公開されました。
クリスが黒澤監督の名前を「アキラ・”キラ”サワ」と発音してしまい、デンゼルがダメだしするという貴重なシーンも含まれています。
『マグニフィセント・セブン』のあらすじ
本作は、監督アントワーン・フークアが『荒野の七人』を現代風にアップデートした物語が語られます。
非道な実業家バーソローミュー・ボークの支配下に置かれ不自由な暮らしを強いられていたローズクリックの人々は、賞金稼ぎサム・チザム率いる7人のならず者集団に助けを求めることに。当初7人はお金を目的に仕事を引き受けますが、住人との交流を通して、この戦いにお金以上の意義を見出すようになります。
『マグニフィセント・セブン』のキャスト
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でブレークしたクリス・プラットはジョシュ・ファラデイを演じる!
ほくとのけ
『マネー・ボール』『ゼロ・ダーク・サーティ』『ジュラシック・ワールド』などに出演、2014年公開ジェームズ・ガン監督『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ピーター・クイル役で大ブレイクしたクリス・プラットが本作でチコこと“ジョシュ・ファラデイ”を演じます。
チコは爆発物が好きな生粋のギャンブラーとなるようです。
クリス・プラットと共演経験があるヴィンセント・ドノフリオがジャック・ホームに扮する
『フルメタル・ジャケット』『大脱出』などに出演、『ジュラシック・ワールド』でクリス・プラットと共演した演技派俳優ヴィンセント・ドノフリオが“ヴィン”ことジャック・ホームを演じます。
ヴィンはオリジナルではスティーブ・マックイーンが演じたサブリーダーでした。
オスカー獲得経験もある名優デンゼル・ワシントンはサム・チザムに!
『マルコムX』『タイタンズを忘れない』などに出演、『トレーニング・デイ』でアカデミー主演男優賞を受賞した名優デンゼル・ワシントンが本作で7人のリーダーの賞金稼ぎサム・チザムを演じます。
ビフォアシリーズでお馴染みイーサン・ホークはグッドナイト・ロビショーを演じる
『いまを生きる』『プリデスティネーション』などに出演、『ビフォア』3部作や『6才のボクが、大人になるまで。』などリチャード・リンクレイター作品常連俳優イーサン・ホークは本作で射撃の名手グッドナイト・ロビショーを演じます。
日本でも大人気の韓流スター、イ・ビョンホンも出演!
『JSA』『悪魔を見た』に出演、最近は『ターミネーター:新起動:ジェニシス』などハリウッドでも活躍する韓流スター“イ・ビョンホン”が本作でビリー・ロックスを演じます。
オリジナルではナイフ投げの名手でした。
悪役に定評があるピーター・サースガードが演じるのはバーソローミュー・ボーク
『ボーイズ・ドント・クライ』『17歳の肖像』『ニュースの天才』などに出演、悪役を演じたらピカイチのピーター・サースガードが本作のヴィラン“バーソローミュー・ボーク”を演じます。
町の住人を苦しめる卑劣な実業家であり、諸悪の根源です。
歌手で女優のヘイリー・ベネットがエマに扮する
『ラブソングができるまで』、『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』、『イコライザー』などに出演、歌手としても活躍するヘイリー・ベネットは、本作で夫を殺され7人の男たちを雇う未亡人のエマ・カレンを演じます。
『トゥルー・コーリング』でおなじみマット・ボマーはマシュー・カレン役
海外ドラマ『ホワイトカラー』、『トゥルー・コーリング』などに出演、『ノーマル・ハート』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞している実力派俳優、マット・ボマーはエマ・カレンの夫、マシュー・カレンを演じます。
町の住民を苦しめる実業家のボーグ一味に立ち向かい容赦なく射殺され、その後妻のエマが7人の男たちを雇うことになります。
監督はデンゼル・ワシントンと相性抜群のアントワーン・フークア!
本作でメガホンをとるのは、『トレーニング・デイ』『イコライザー』でデンゼル・ワシントンと共に仕事をしたアントワーン・フークアです。
『七人の侍』と『荒野の七人』のリメイク?
『七人の侍』は1954年に黒澤明監督が手掛けた日本映画史上最高の作品とも言われており、脚本だけでなくその撮影方法などから世界中の映画監督に影響を与えたそうです。
貧しい農村が野武士の略奪にあい、耐えられずに戦うことを決意した農民、その農民に雇われた7人の侍が協力して農村を救う物語で、百姓・時には百姓に雇われる浪人した侍の綿密な時代考証などにより、これまでにないリアリズムを確立した作品です。
1961年にジョン・スタージェス監督が『七人の侍』のハリウッド版リメイク映画として、西部開拓時代のメキシコを描いた『荒野の七人』手掛けました。後に『荒野の七人』の続編として3作品が制作された大ヒット映画です。
『マグニフィセント・セブン』のみどころ&関連情報
トム・クルーズが出演する可能性があった!?
本作のプロジェクトが開始された2012年当時、トム・クルーズ、ケビン・コスナー、モーガン・フリーマン、マット・デイモンなど名だたる俳優の出演が噂されていました。
2014年になり、クリス・プラットとデンゼル・ワシントンの出演が決定し『マグニフィセント・セブン』キャストの軸が決定しました。
作曲家が急死していた!?
音楽はジェームズ・ホーナーが担当していましたが、2015年6月22日に急死してしまいます。作曲はすでに済んでいたため、その後シモン・フラングレンがアレンジなどの作業を引き継いだそうです。
撮影場所はルイジアナ!?
本作の主要な撮影は2015年3月~8月まで64日かけてルイジアナのバートン・ルージュ、セイント・フランシスヴィル、ザッカリーで行われていました。
海外での感想、評価は?
IMDbは7/10、Rotten Tomatosは63%の評価になっています。
「展開が予想できる」や「前作より劣っている」など否定的なレビューもありますが、「リメイクだからそこは抵抗はあるけれど、とてもよくできていた」との感想も見られます。先入観をなしにして、心機一転新しい気持ちで見るといいのではないでしょうか。
『マグニフィセント・セブン』公開日は?
『マグニフィセント・セブン』の全米公開日は2016年9月23日、日本公開は2017年1月27日が予定されています。