けものフレンズで一躍有名に！声優・尾崎由香の勢いがすごーい！

尾崎由香は1993年5月15日生まれ東京出身の声優です。2015年に声優デビュー、同年9月19日に初仕事となるライブ「ミルキィホームズ 秋の大運動会」のPV・場内アナウンスを放送部として務めました。アニメ声優としてのデビュー作は、翌2016年『ラクエンロジック』のコーナーの一つであるショートアニメ『私たち、らくろじ部！』の主人公・須木菜乃花あど役となっています。 2017年に『けものフレンズ』のサーバル役に抜擢され、初のレギュラー作品となりました。すると同作品は予想外の大ヒットとなり、TVやラジオへの出演も増え、一気に人気声優の仲間入りをしました。まさに尾崎由香の出世作と言えます。 明るい人柄にファンサービスの良さ、時々見せる天然ぶり等が人気で、今後の活躍が非常に楽しみな声優の一人です。

尾崎由香の声優としてのデビューは2015年ですが、実はそれ以前に子役としてドラマや映画にも出演していました。2000年に「尾崎千瑛」という名で俳優デビュー。デビュー作は何と、大河ドラマ『葵 徳川三代』で、和姫役として2話に出演。初出演作が大河ドラマというのも凄いですね！ 毎年のように子役としてドラマに出演して、2004年には『新・天までとどけ5』杉本伊代役を演じました。同年『虹のかなた』では主人公・小川ちひろの幼女期役を演じ、成年期の榎本加奈子と共にW主演を勤めました。 その後も『Dr.コトー診療所』『水戸黄門 第34部』『連続テレビ小説 純情きらり』等、数々の名作ドラマに出演しています。 映画『子ギツネヘレン』、舞台『風と共に去りぬ 』等ドラマ以外でも活躍。さらにはCMや広告でも採用されています。今は声優として花開いている彼女ですが俳優としても大活躍していました。

前述のとおり『けものフレンズ』は声優・尾崎由香の初めての30分枠アニメのレギュラー作品です。内田彩演じる主人公・かばんと尾崎演じるサーバルの二人を中心に、沢山の「フレンズ」と呼ばれるアニマルガール達が登場する癒し系アニメです。低予算のCGアニメということもあり、当初はあまり注目されていない作品でした。 しかしほのぼのとした絵柄とは裏腹に沢山の伏線が張られ、深みを増していきます。それに加え動物の特徴をよく捉えたフレンズ達のキャラや、他のアニメには無い独特な雰囲気が徐々に注目されていきました。ツイッターでトレンド一位を何度も取るなど、放送が終わる頃には大ヒットアニメの名に相応しいほどの注目振りとなっていったのです。

放送が終わっても勢いは衰えず、各地の動物園やイベントでコラボ企画が開催される、全国で再放送がされる、Blu-ray付き書籍も異例の売り上げを記録する等、社会現象となっていきました。 それに伴い尾崎由香の注目度も上昇。主人公格のサーバル役だったこともあり、『けものフレンズ』放送前とは比べ物にならないほどの知名度になりました。

『けものフレンズ』のOP曲「ようこそジャパリパークへ」を歌っているのは、サーバル役の尾崎由香、アライグマ役の小野早稀、フェネック役の本宮佳奈の声優三人によるユニット「どうぶつビスケッツ」に、作品内にも登場するペンギンアイドル達の声優「PPP(ペパプ)」が加わったグループ、どうぶつビスケッツ×PPPです。 アニメの大ヒットによりこの曲も注目され、2017年4月14日、遂に有名音楽番組『ミュージックステーション』にも出演しました。 その際、尾崎が司会のタモリに「タモリさんは何か動物に似てるって言われたことありますか？」と質問。これにタモリが「イグアナぐらいかなぁ？」と答えたところ、尾崎は作中のサーバルの台詞に沿って、こう返しました。 「すっごーい！タモリさんはイグアナのフレンズなんだね！」 声優としてはデビュー間もない尾崎が、芸能界の大先輩であり大御所のタモリにこのような発言したことは大きな話題を呼びました。結果として尾崎由香の度胸と天然ぶりが注目されました。ちなみにこの発言は尾崎のアドリブだったようです！

『けものフレンズ』で一躍注目を浴びた尾崎由香ですが、同2017年冬に放送されたアニメ『BanG Dream!(バンドリ！)』の戸山明日香役としても出演しています。戸山明日香は主人公・戸山香澄の妹で、何処か抜けてる姉とは違い冷静でしっかり者です。『けものフレンズ』のサーバルとも全く違うキャラクターを声質を変え、見事に演じています。 2017年現在、今や有名声優となった尾崎由香ですが、声優としてのキャリアはまだ長くありません。この先どんなキャラを演じ、どんな声を聞かせてくれるのか注目です！