人気上昇中の若手声優・小林裕介の魅力に迫る!

若手声優のなかでも抜きん出た人気を誇る小林裕介。2010年にアミューズメントメディア総合学院を卒業後、ナレーターとして活動。2013年からは声優の仕事をはじめ、現在では人気若手声優として多くの人に注目されています。 2017年には第11回声優アワードで新人男優賞を受賞し、これからもさらに注目度が上がりそうです。 実は、小林裕介は5歳から10歳までをイギリスで過ごした帰国子女。ですが英語は残念ながら話せないそうです。

小林祐介が初めて主演を演じたのが、『ウィッチクラフトワークス』の多華宮仄役です。温厚でごくごく平凡な少年である仄ですが、白姫をめぐる争いに巻き込まれていく、というストーリーです。 初主演とは思えないほどの堂々とした演技で、仄の「平凡であり正義感があり徐々に覚醒していく」という難しい役どころを演じきりました。小林祐介ファンは要チェックの作品です。

声優仕事をはじめた翌年というタイミングで、すでに『暁のヨナ』のキーパーソンであるスウォン役を演じた小林祐介。スウォンはふだんはおっとりとした純朴な青年ですが、謎が多く、ヨナの誕生日に謀反を起こして叔父である国王を手にかけるという事件を起こします。 声優2年目にして、つかみどころがない性格なうえ謀反の張本人であるスウォンという難しいキャラクターを演じきるなんて、さすがですね。

物語の準主役である遊月の双子の弟である紅林香月も演じています。ふだんは穏やかな少年ですが、遊月を侮辱されると激怒したり、遊月の願いを叶えるためにサポートしたりと、内には遊月への強い思いがあります。 遊月への思いに気づき葛藤する様子や、天然で人たらしな様子などを好演しています。

少年が王になるまでの物語を描いた『アルスラーン戦記』では、主役であるアルスラーン役を射止めました。 心優しく多くの騎士たちから大切にされるも、出生に謎を抱えているアルスラーン。強くあろうとする少年の演技もぴったりハマっています。小林祐介は、人当たりがいいけどミステリアスだったり二面性があったり、というキャラクターを演じるのがとても上手です。

同ライトノベルが原作の『Re:ゼロから始める異世界生活』でも、主人公であるナツキ・スバル役を演じました。 小林祐介は死に戻りという能力のせいで、少しずつ自我が壊れていく中二病の主人公を熱演していて、ライトノベル原作のアニメとしてもとても評判が高い作品となっています。 主演を務めている『アルスラーン戦記』のアルスラーン役と比較すると、演技の幅の広さに驚くでしょう。

小林裕介は、同じく声優である花江夏樹と声がそっくりだとネットで話題になっています。ふたりは『アルスラーン戦記』で共演しており、MCとしてふたりでアルスラーン戦記のラジオを配信していました。地声で話していると「どっちがどっちの声だかわからない……」なんていうこともしばしば。 ですが作中の小林祐介のアルスラーンと花江夏樹のエラムはまったく声がちがいますので、プロとして演技するとやはり声を大きく変えるようです。ふだんの声とキャラの声のギャップも素敵ですね。

小林裕介は、アニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』で共演した石上静香との熱愛が噂されています。ラジオでとても親密な雰囲気のなかでテンポのいい掛け合いをしているので、そのような噂が流れたようです。 ですが小林裕介はラジオではとてもフレンドリーで盛り上げ役なので、ただ仲がいいだけではないでしょうか。石上静香も2010年から声の仕事をしていること、年齢も3歳しか離れていないことなどから話しやすいのかもしれません。