声優・神谷明の溢れる魅力、お伝えします!

2017年9月16日更新

『北斗の拳』のケンシロウや『名探偵コナン』の初代毛利小五郎など、少し高めのかっこいい声が特徴的な声優、神谷明。2017年現在では一線を退いていますが、往年の活躍は消えるものではありません。神谷明が演じた魅力的なキャラクターを紹介するとともに、魅力の秘密に迫ります!

大御所声優・神谷明、その活躍の軌跡をたどる

声優、神谷明のスタートは、高校時代にあったと言われています。友人と演劇部に入部し、活動していく中で「声が良い」と言われたことから俳優を目指すことになりました。 当時は俳優と声優の境がはっきりとはしておらず、俳優を目指していた神谷は『魔法のマコちゃん』という作品で声優デビューをすることになります。その後、俳優活動と並行して声優としての仕事もこなす中で、『バビル2世』では主演を務めることに。のちに『ゲッターロボ』や『勇者ライディーン』で活かされることになる「叫び」を習得します。 高い声と熱い叫びで2枚目の熱血系キャラクターを多数演じた神谷ですが、その演技はどんどん幅を広げていきます。『キン肉マン』のキン肉スグルや、『CITY HUNTER』の冴羽獠のようなシリアスな面とコミカルな面を併せ持つキャラクターや、『超時空要塞マクロス』のロイ・フォッカーのような低い声で渋い印象を見せるキャラクターなど、次々と魅力的なキャラクターを演じ、人気を集めたのでした。

神谷明無しには語れない、『北斗の拳』

週刊少年ジャンプに1983年から1988年まで連載されていた漫画『北斗の拳』。その人気は高くテレビアニメ化されるに至りましたが、その結果多くのファンを増やすこととなりました。 『北斗の拳』は核戦争によって文明は滅び、荒廃した世界で生きていく人々を救うため現れた「北斗神拳」の使い手であるケンシロウを中心に描かれる物語です。ケンシロウは寡黙な男ですが、「北斗神拳」を繰り出す際には中国拳法の使い手も驚くような甲高い声とともに攻撃します。 神谷は紙面で「あたたたたーっ!!」などと表現されているこのシーンを見事に演じ、低い声で「お前はもう死んでいる」と決め台詞を入れるという、今までの経験をフルに活かした形でケンシロウに声を吹き込んだのです。当時の子供たちの間ではこれが大流行し、知らない子どもはいなかったとか!

コミカルな神谷明!代表作『キン肉マン』

『うる星やつら』の面堂終太郎など、コミカルなサブキャラクターも演じていた神谷ですが、1983年に放送された『キン肉マン』では、「コミカルな主役」を演じることに。 「超人」と呼ばれる者たちがプロレスを繰り広げるこの作品。もちろん戦っている時はシリアスなのですが、主役のキン肉マンことキン肉スグルをはじめ、戦っていない時はギャグ漫画そのもの。次々とボケて、ツッコんで、牛丼の歌まで歌ってしまいます。 神谷が演じるキン肉スグルは、元は戦うのが苦手で楽しいことが大好きなキン肉星の王子でした。そのため、コミカルなシーンが特に多いのですが、持前の高い声の部分を活かしてシリアスな一面とはかけ離れた演技をしています。

超!人気作『CITY HUNTER』は神谷明の代名詞!?

『CITY HUNTER』は、1985年から1991年まで、週刊少年ジャンプで連載されていた、北条司の漫画です。『キャッツ❤アイ』で人気を博した北条でしたが、この作品も人気が爆発。連載開始2年後から早速テレビアニメが始まりました。 殺しや探偵といった裏の仕事を請け負う「CITY HUNTER」の冴羽獠の繰り広げる物語であり、その内容から開始当初はハードボイルドな展開が続きました。 しかし原作が少年誌にて連載されていたため、コメディ要素を入れる方向に転換。そこであらたな読者の確保に成功します。アニメでは、『うる星やつら』や『キン肉マン』などコミカルな役を多数演じた神谷が主役の冴羽獠を演じていたため、違和感なく受け入れられました。 大ヒットとなったこの作品は神谷のお気に入りであり、自身が所属していた事務所を脱退した後に立ち上げた事務所は「冴羽商事」という名前にしています。

神谷明が『名探偵コナン』で10年を超えて演じ続けた迷探偵は小山力也へ

1996年からテレビアニメ化された『名探偵コナン』では、主人公である江戸川コナンの保護者となる探偵、毛利小五郎を演じました。低めで独特の濁りのある声で毛利小五郎に声を吹き込んでいた神谷ですが、2009年、突如自身のブログで毛利小五郎を解任されたことを報告しました。 経緯が公式に発表されることがなかったため詳細は謎のままですが、「2代目」毛利小五郎は低い声が魅力的な声優、小山力也が引き継ぐことに。神谷直々にアドバイスを行ったと言われますが、13年間別の人間が演じてきた役を引き継ぐのは相当のプレッシャーだったに違いありません。 神谷は現在でも『名探偵コナン』を応援していることを公言しており、最終的に遺恨の残らない形となったようです。ファンはほっと胸を撫で下ろしたことでしょう。

死亡説が囁かれるも、劇場版「銀魂」にゲスト出演など、神谷明は活躍を継続中!

名探偵コナンを降板後、仕事を控えていたのかしばらくテレビなどで名前を見ることがない時期がありました。その後、『開運!なんでも鑑定団』に出演した際には体がげっそりしており、健康面での不安を危ぶむ声もありました。 しかし、2017年現在では少しずつではありますが、声優活動を行っており、『劇場版銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』に山寺宏一らとともにゲスト出演し、マッチョになった白い人型の生き物、エリザベスにケンシロウ並みの渋い声を吹き込むなど、その活躍は衰えるところを知りません。

神谷明と神谷浩史との関係は??

同じ「神谷」で声優であることから、人気の若手声優、神谷浩史の父ではないか?との説があるそうですが、2人に血の繋がりはありません。 神谷浩史がラジオなどで「お父さん」などと冗談で発言しているのですが、神谷浩史が声優養成所である青二塾に通っていた際、講師として来ていた神谷明に師事した、というのが真相のようです。2人ともお茶目な性格ですから否定せず、余計に噂が広まってしまったのかもしれませんね。