映画『散歩する侵略者』の原作は劇団「イキウメ」による人気舞台!黒沢清監督が惚れ込んだ原作の魅力を徹底解説!
映画『散歩する侵略者』の原作である劇団「イキウメ」とは?
【散歩する侵略者】作・演出 前川知大、出演 浜田信也 安井順平 盛隆二 森下創 大窪人衛 / 内田慈 松岡依都美 栩原楽人 天野はな 板垣雄亮、東京公演10月27日-11月19日シアタートラム、大阪公演11月23日-26日ABCホール、福岡公演12月3日北九州芸術劇場 中劇場。 pic.twitter.com/Ts7Y25yGpL
— イキウメ/カタルシツ (@ikiume_kataru) July 8, 2017
2017年9月9日公開の映画『散歩する侵略者』は、黒沢監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化したものです。 黒沢監督は、約10年前にこの原作と出会ったことをきっかけに映画化を熱望。黒沢監督の大ファンでもあった前川知大は、映画化のオファーを受け快く承諾したそう。 黒沢監督は「イキウメの舞台を拝見しまして、深く感銘を受けてこの舞台の映画化に僕が携わることができたらこんな光栄なことはないと思いました」と絶賛のコメントを寄せています。ここでは、黒沢監督も虜にする劇団「イキウメ」の魅力をご紹介します。映画をご覧になる前にチェックしておけば、より楽しめること間違いありません!
舞台『散歩する侵略者』の出演者
浜田信也
大阪公演終了。
— 前川知大 (@TomoMaekawa) October 11, 2015
ご来場の皆さま、ありがとうございました。
楽屋を掃除して撤収します。 pic.twitter.com/kZ6EZm2F4V
2005年に初演して以来、舞台『散歩する侵略者』に出演しているのは浜田信也です。 舞台俳優である浜田信也は関西大学経済学部卒業後、2004年『窓際のベリーロール』より前川知大の劇団イキウメに参加。以降、前川作品のすべてに出演し、彼の作品には欠かせない人物なっています。 2013年『ミッション』、 『The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)』では、第47回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞しています。
内田慈
久々の、
— 内田慈 (@chikappoiuchida) May 19, 2017
内田滋&内田慈。
劇場でばったりお会いいたしました????
相変わらずかっこよく優しい滋兄さまでした。 pic.twitter.com/wlPSMLl8j7
女優・内田慈は、特定の劇団には所属していませんがオーディションで勝ち抜き、活躍の場を広げています。 舞台のみならず、近年では園子温監督の『恋の罪』や『ヒミズ』、タナダユキ監督『四十九日のレシピ』など多くの話題作に出演している注目女優です。
安井順平
安田純平は、今作の他にも『関数ドミノ』『片鱗』など、劇団イキウメの作品に出演しています。 また、近年では映画『俺物語!!』『帝一の國』などにも出演し、俳優として活躍の場を広げています。 今後は2017年11月11日公開の映画『こいのわ 婚活クルージング』の出演も決定しており、今後の活躍に注目です。
黒沢清監督と前川知大には共通点がある?!
シリアスながらも、どこかクスっと笑ってしまうストーリー
【Perspectives:黒沢清 x 前川知大】語り合うほどに深まる対話、LIVEでお楽しみください。AppleStoreでのイベント9/19(火)19時から、Apple銀座。ご参加の方はこちらよりお申込みください。https://t.co/IkrXmvgQ07
— イキウメ/カタルシツ (@ikiume_kataru) September 10, 2017
イキウメの舞台では、身近なところにある生と死を描いた作品が多くあります。一見ゾッとしてしまうような場面の中でもクスッと笑ってしまう要素を含んでいるところは、黒沢監督作品との共通点だと言えます。 前川は、恐怖と笑いは紙一重と断言。「演劇でシリアスなシーンを描く時に、ちょっとバランスを間違えると笑えるというかバカバカしくなってしまったり、ものすごい緊張感を作って、それを緩和する何かをやると、面白くて笑うのでは無くてほっとして笑ってしまいます。そういう要素は意識して入れています」と明かしました。怖さと笑いの絶妙なバランスは計算されているのですね。 2017年9月19日(火)には、黒沢清監督と前川知大監督によるトークイベントの開催も予定されています!
「イキウメ」作品は映画監督、豪華俳優陣からのオファーが鳴り止まない!
今日は偶然にも、初演の加茂杏子、映画の門脇麦、公演中の清水葉月と、3人の「ユウ」がそろったので終演後の楽屋で記念撮影。イキウメ「太陽」 pic.twitter.com/JMCHA9vhdG
— 前川知大 (@TomoMaekawa) May 15, 2016
そのストーリーの斬新さに惹かれた入江悠監督が、2016年に『太陽』を神木隆之介と門脇麦主演にて映画化。さらに、同作は『太陽 2068』として芸術監督の蜷川幸雄氏の手により上演されました。 また2006年発表の『PLAYER』は、俳優としてだけでなく演出家としても活躍する長塚圭史の手により、約10年ぶりに再舞台化され、藤原竜也、仲村トオル、成海璃子といった豪華俳優の共演が話題を呼びました。 10月には、舞台『散歩する侵略者』の再演が決定。本作と比較しながら観たら新たな発見があるかもしれません。
映画『散歩する侵略者』は絶賛公開中!
劇団「イキウメ」の舞台が原作となった映画『散歩する侵略者』は、9月9日より公開されています。是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?